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日本型経営の特徴として、年功序列や終身雇用制度があると思うんですけど、昨今のグローバル化に対応する為に、この制度が崩れかけてます。完全能力性にすると私自身はうまくいかなそうな気がするんですけど、このことについて皆さんの考えを聞かせてください。(日本のこの文化をうまく生かして経営するための方法など)

A 回答 (5件)

年功序列と言う年齢に価値を置く考え方は農村的発想ですよね。

現在、日本全体が都市化されていますので、そう言う共同体的な考えは合わなくなっています。

かつて農村出身の社員によって期待されていた共同体としての会社は、都市出身である現在の社員には期待されていないでしょう。会社はあくまでも仕事をしてその対価を得る場所に限定されています(社員旅行というお祭りがなくなって久しいですよね)。

また、年功序列によって能力以上の地位につくリスクを考えると(損害が発生した場合にいまの会社組織は個人に遠慮無く賠償を求めます)、能力主義で評価され能力に相応しい地位と仕事を行っていた方が安全です。

終身雇用はアメリカの企業でそれを社是としている企業もあり、社員の求心力としても、また優秀な社員の確保という意味でも十分に機能しています。ただし、それはその会社の社員のレベルが隔絶して優秀だからです。そういう社員を作り出す企業風土があっての終身雇用な訳です。また、事業部門毎にM&Aによる事業見直しが頻繁ですから必ずしも終身雇用が保証されているわけでもありません。

以上見てきましたが、年功序列に経済的なメリットがあるとすれば、社員数100-200名規模の場合の企業内対人関係の円滑化くらいじゃないでしょうか?

終身雇用については、この制度自体が言ってみれば「人材の内製化」です。目指すべき目標としては優れたモノだと思いますが、社内での人材育成制度や企業文化の確立が不可欠です。これだけのコストをかけるに値する事業であるかどうかの見極めが必要ですよね。
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年功序列は間違って無いと思います。


ただ使い方を誤ったのだと思います。
年功序列を突き詰めすぎたことが敗因です。

完全能力主義では弱者は淘汰され、周りは緊張を生みスストレスで精神崩壊を起こします。

年功序列の正しい使い方は、能力の無い人間には名誉職を与えないといけなかったのです。
給料上げて、発言権など権限は全く無し。
実力のある者は先に権限を与えてから給料を上げるべきだったのです。
年功序列は昇進に権限を与えたからややこしくなったのです。

無能な人間は最低限の給料とお茶酌み当番でいいのです。
昔は出勤しなくて万博に入り浸りな社員をとがめる事も無く給料払い続けた会社がありますからね。
その人はある研究の為にとっておいた人材で、
まだ働く機会でなかったから放置されてたのです。
完全能力主義ならとっくにクビですね。
でもその人はフリーズドライの第一人者になりましたが。

制度はうまく使わないと益にも害にもなります。
その加減をどうするか。が経営の醍醐味でしょうね。
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終身雇用制度は社員が将来に不安を抱くことなく、自分の会社に対して安心感を抱き、それが余計なことを考えずに仕事に集中できるというメリットがあります。



こういう制度のおかげで日本のサラリーマンは会社に対する帰属心、愛社精神、会社への忠実さなどが育まれてきた筈です。

完全能力性は見た目はカッコイイのでしょうが、実際にはそこで働く社員は常に成績のことを気にしていなければならず、一般社員としてはいつもビクビクして仕事をしなければならなくなり、よほど上手に行わないと上手くいかないような気がします。
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日本、あるいは東アジアでは、年功序列の制度を壊すことが可能でしょうか?難しいと思います。



日本の社会システムは、単一民族(言葉、宗教が同じ)で構成されえいることを前提にしていると思います。コンピュターの導入や技術革新で、一部の分野で経験が生かされなくなっています。このような観点からは、年配者は無駄のように思えます。しかし、経験が生かせる分野も多く残っていることも事実です。

全ての分野で、年功序列を壊すことは無理でしょうが、外部評価(内部評価)などの評価制度を採用すると、手抜きをしている人は生き残ることは難しくなると思います。能力に無関係な平等な社会から、能力に応じてという公平社会に移行しているように感じています。

一方、外国人労働者がどの程度、増加するかによっても状況は変わってきます。日本人の価値観と外国人の価値観は異なるので、同じ土俵で競争するとなると、同じ評価基準を作成せざるを得なくなります。そうすると、グローバルスタンダードと言えるか否か判りませんが、現在の日本人だけを対象にした評価基準とはかなり異なった基準ができると思います。

すなわち、今後の日本社会の人口構成が、どのようになるかにより変化すると思います。現在の日本の学校システムで、次代を担う優秀な卒業生がどの程度排出できるのか否か?もし不可能なら、優秀な外国人を採用せざるをえません。また資源のないわが国では、今後、どのような道を選択するのでしょうか?このような点が、年功序列制度を維持することができるか否かを左右するのではないかと想像します。
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完全能力性は定着しないでしょう。


終身雇用を確保するが出世しないと言う役職と、能力性で出世すると言う二つの仕事の仕方を選択できるようにするのが定着すると思います。

無能な人間でも役職が上がり、給料が上がると言う現在のスタイルは、日本としては負担しきれないでしょうね。
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