
こんにちは。うまく説明できる自信はありませんが…。
小さい頃は弱虫でいつも苛めたりからかってきた相手が、長じて何か大きな偉業、オリンピックで金メダルを獲るなどを成し遂げるとします。
しかし小さい頃の情けない姿を知っているだけに、妬みそねみの心は別にして、素直に敬意を表することができない。
例えば、ドラえもんに出てくるのび太が大きくなってノーベル賞を貰うなどしても、ジャイアンやスネ夫は、「でもしょせんはのび太だもんな…」という気持ちが沸き起こってしまうと思うんです。
そういう、それまで馬鹿にしてきた相手を急に尊敬する気になれない心理、またはその尊敬できない対象を表す、的確な心理学用語はあるでしょうか。
何卒、ご教授願います。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
心理学者テッサーが理論化した「自己評価維持方略」の分類における「自尊心回復」か「下降志向の社会的比較(下方比較)」というのが近いように思われます。
「自己評価維持方略」はだいたい以下の3つに分けられます。
・ノーベル賞受賞が自分にとって重要でない(縁が遠い)分野においては、栄光欲を発揮して自尊心を高揚させる。(知人であることを他人に自慢するなど)
・ノーベル賞受賞が自分にとってさほど関係の深くない知人(例えば単なる同窓生、同郷人)であれば、自分のことのように喜び、やはり栄光欲を発揮して自尊心を高揚させる
・ノーベル賞受賞が自分でも重要なことと認識され自尊心が低められた場合、屈辱(くやしい!)感が生まれるが、難癖や悪口によって自尊心を回復させようとする
この3番目、友人の成功→自分との比較→屈辱感→自尊心低下→自己防衛メカニズム発動→「自尊心の回復」という流れがあてはまるような気がします。
これらを「自己評価維持モデル(SEM)」といいます。
また、自分に自信がないときやコンプレックスがあるとき、友人の優れたところではなく低いレベルのものと比較することによって優越感を維持しようとしたり、安心感を回復させようとしたりする心理があります。
これは「下降志向の社会的比較(下方比較)」と呼ばれています。自己防衛のための社会的比較の一つですね。
No.4
- 回答日時:
『馬鹿にする』は差別用語です。
『尊敬する』も明確に差別用語です。つまり自分とは出来が違う、次元がの違う人との認識になります。「凄いですけど付いて行けません」です。
方向が180度変わって尊敬するとは未だ差別していることになりますが、尊敬しないのは、時間と共に、懐かしむ共有感もあったことが差別心より大きくなったのと思います。
生活レベルで関わり合った仲で、自分だって偉くないが、相手が全然偉くもない部分も必要以上に知ってしまっていると尊敬出来ないのと思います。
心理用語ではないですが、「従者(=互いに役を演じる共演者という意味で)にとって英雄は居ない」といいます(フランスの諺です)。
まとめての返事になってしまいますが、みなさん、ご回答ありがとうございました。
心理学用語ではそういったものはなくても、格言や説話などでは、そういったものはやはりあるのですね。おかげさまで勉強になりました。
No.2
- 回答日時:
こんにちは
最初にお詫びです・・私は心理学には、ど素人です、そのことをお詫びします。
さて、質問の内容、よーくわかります。
「あのひとは、確かにすごいことを実現した、でも過去は○○だったのに」・・という気持ち、すなわち嫉妬、ねたみですよね。
これの、心の働きは相手をねたむことで、相手のあしを引っ張るという心が生起します。そのため、相手(対象)の成功した秘訣、過程を真似しようとは思わない心の働きを生起させます。その結果、自分自身が、損をするのですよ。
過去は過去、現在は現在で、いま成功した、そのひとを見て『すごい昔の、のび太はダメで、弱虫で・・』、『でも、すごく、変わったね、立派に成長した』・・とでも喜べる心があったなら、その過程を知り、それを学ぼうと努力すると思います。
すなわち嫉妬、ねたみをもっても自分自身の意識を下げ、不幸にしていくだけなのです。もし、これを打開する方法、それは賞賛を心がけること、いえ、言葉だけ、心の中だけでも良いのです。それにより、自分自身で、賞賛した対象をまねしょうという気持ちが、わき、結果、あなたを幸せへと導いてくれますよ。
以上、失礼があったら、お詫びします。
No.1
- 回答日時:
心理用語ではないと思います。
ただ、こういう心理は良く知られていて、
中国の諺に<地元の神様は偉くない>というのがあります。
ここで神様というのは宗教上の神だけでなく何らかの意味での偉人も指してます。
聖書のイエスの逸話がこの例として有名です。
イエスが弟子を連れた教えを説いていたときに多くの町の人々に尊敬されましたが、地元のナザレに戻ったときだけは、小さい頃のイエスを知られていたために何を偉そうに言ってるんだと人々から反感をかい拒絶されたということです。
現代の話としては次のようなことを聞いた事があります。
ある母親は医者になった自分の息子の診断がどうしても信頼できないそうです。
息子がどんなに偉くなっても、まだ子供だったときの意識がぬけないのでしょう。
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