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日本には「トロン」がある。なぜウインドウズは圧倒的勝利を手にしたのか?ヤフー、グーグルなどコンピュ-ター関係の出所は全てアメリカ。日本発は何故出ないのか?日本人には能力が無いのか? 

A 回答 (5件)

まず、Microsoftが世界を席巻した歴史を振り返ってみる。



その昔IBMが仕様を公開してパソコンを販売した。そのパソコンのOSがMicrosoftのMS-DOSだった。仕様を公開したので、周辺機器メーカーがたくさん参入し、価格競争も進んでそのパソコンが普及した。なぜ、MicrosoftのMS-DOSが搭載されたかというと、IBMの無茶な納期・注文にビルゲイツが迅速に答えて、IBMに気に入ってもらえたからだ。
MS-DOSが簡単にコピーできたのも大きい。一太郎が普及したのと同じ理屈。個人は無料でコピーして、法人は有料で購入するという構図。そしてソフト資産は溜まっていった。
Windows3.1~95が決定的で、内容はMacの真似だったが(MS-DOSはCP-Mの真似)、価格差・ソフト資産の差は大きかった。

Microsoftは、ニーズの高まりと商品の発売時期がよかった。数々の訴訟も乗り切ったし。ソフトはずっとひどかったが、XPで安定した。

ビルゲイツについては、作るソフトは真似ばっかりで、技術的に優れているとはちっとも思わないが、マーケティング能力、プレゼン能力、実行スピードは天才的だと思う。

日本人は技術的には優秀だと思うが、それ以外はだめだと思う。ちょっと列挙してみた。
1.IBMは仕様を公開したが、日本人には真似ができない。IBMは、とりあえず世界中にマーケットを広げ、それから自分たちのマーケットを確保しようと考えた。そして実際に実現した。みみっちい日本人経営者は、そこまで決断できない(最終的にIBMはパソコン市場から撤退したが・・・)。
2.政府の後押しがなかった。逆に、「トロン」の足をひっぱった。通産省は自動車等の貿易摩擦の見返りにアメリカの要求を呑んで、日本の標準OSを「トロン」でなく「MS-DOS」とした。その後、NECのPC98の全盛期を迎えた。
3.今でもそうだが、商品や技術だけで、無担保の会社に投資する本当の投資家はいない。日本の投資家は目利きする力と投資する勇気・胆力がないのだ。

昔は小市民な日本人が多かったんだと思う。これからはホリエモンをはじめ新しいタイプの日本人が台頭して、日本を変えていって欲しい。
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WindowsはMacの後追いですが、世界中のPCに載せるぞという戦略が


成功していると思います。
データやアプリの共通性・互換性は非常に大事ですから。
IEもネットスケープの後追いですが、OSとの抱き合わせで勝ちましたね。

余談ですが大型汎用機の初期にIBMが発売したS/360は何にでも使える万能機
という意味で360度にちなんで命名されたそうです。

こういう世界戦略はやっぱり日本人には苦手のような気がします。
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あくまでも、私見で・・・。



トロンと言うOSも、CP/Mと言うOSも、当時MS-DOSと言うOSに、開発環境の提供、汎用性のあるアプリケーションによって差を空けられました。

要するに技術者をシェアに考えてた他のOSと違いMS-DOSは一般にパソコンを使用していないユーザ相手にアプリケーションを開発するようにしていた所が大きな差だと思いますが?

ゲーム業界も一緒でしょ?
ゲーム機本体の優れた部分をアピールし優れたソフトを自社開発したメーカーと、ソフトウェアの数を揃える為に安価で開発しやすい開発環境の提供をしたメーカーの差が現在のシェアの差って思ってますが・・・。

「日本発は何故出ないのか?日本人には能力が無いのか?」は、ここは痛いところで能力云々ではなく、能力を評価する能力が低い人が日本の中枢を占めているというのが現実でしょうか?

ドクター中松のフロッピーディスクの話なんか有名な話で・・・。
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この回答へのお礼

そもそも開発に対する姿勢が違っていたんですね。能力を評価する人が「低脳」ですか。折角技術があるのに、残念です。これは今後の日本の課題ですね。回答有難うございました。

お礼日時:2005/10/25 14:14

マイクロソフトのマーケティング力の大きさが勝負を決めたのでしょうね。


日本にも技術はあったのですが、マーケティングで負けていたという気がします。
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この回答へのお礼

様々な分野での日本のマーケティング力の無さはよく耳にします。折角技術があるのに、何とももったいないです。本当に残念でなりません。回答有難うございました。

お礼日時:2005/10/25 13:51

トロンは、アメリカから非関税障壁の総攻撃をくらって、撤退したのは有名な話ですね。


能力はあっても、アメリカには頭を押さえられるのです。
マイクロソフト社がベンチャー的な雰囲気もあり、IBMなどの強大なメーカーと対抗していたことから、日本のメーカーが競って協力して、結果として、ウィンテルの軍門に降りましたね。
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この回答へのお礼

日本のメーカーも普及に協力したんですね。トロンが勝つ道は無かったのですか。残念です。回答有難うございました。

お礼日時:2005/10/25 14:00

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