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平安時代の女性にとって、漢籍はどのように享受されていたのでしょうか。

知識は持っておくべきだが、人前でその知識を見せてはならないというのが暗黙の了解だったのか、知識自体持つべきでなかったのか…。

男性との比較も含め、お分かりになる方、是非お願いいたします。宿題ではないのですが、気になって仕方がありません。ネットや参考書等もみましたが、明確にでているものがありませんでした。

A 回答 (3件)

確かにあの人は「女は(一)という漢字すら知らないふりをしなければかわいい女と思ってもらえない」と書き残してますな。

男は教養として漢籍を習っていたので男の書く文章は漢籍からの引用をいかに多用するか、慣用句やことわざや決まり文句を多用できた文章が「良い文章」でした。「平家物語」など。ぎゃくに漢籍の素養があまりない女が書いた文章はオリジナリティーがあり、それがあだとなって我々には読みにくくなります(「蜻蛉日記」とか)。漢籍の素養がある女が書いた文章は我々にも読みやすいです(「源氏物語」「枕草子」)。時間経過の順に沿って慣用句や決まり文句をつなげた「カチッと」した男の文章と、「思いつくままにかいた女の文章」の違いです。
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 こんにちは。



 参照すべき研究が、管見ではないので、これは、「アドバイス」になることを、あらかじめお断りしておきます。

 平安時代の、女性によって書かれた作品の本文を見ると、漢字が使われています。
 もちろん、これは本人が書いたものではありません。ただ、印刷術の普及していないこの時代、「写す」ことが、作品の流布だったこと、それは一字一句写されることを前提としていたことなどを考え合わせると、彼女たちも、「漢字」の素養は、そこそこあったと考えられます。
 いかに母音の多かった時代とはいえ、漢語由来の同音異義語は、やはり多かったと思います。それを確定するためには、やはり漢字に頼らざるを得なかったと考えるのが妥当かと考えます。
 また、「白氏文集(唐の詩人、白居易の詩文集)」は、この時代、非常に読まれた作品ですが、「源氏」に「白氏文集」の影響が見られることは、夙に指摘されています。それも、読者が「白氏」を知ってることを前提に書かれている、つまり読者に「あ、これは「白氏」からとっているな」と思わせ、文学的感興を高める方法などがとられているそうです。紫式部が想定した「源氏」の読者層が、女性貴族だったであろうことを考えると、「白氏文集」くらいは、書き下し文ですが、読んでいただろうと考えられます。
 また、#1さんの江戸期の女性と漢文ですが、これは最近の研究があって、家庭環境や、地域(学問を重んじる気風があったりなど)で、相当に左右されるようです。
 また武家では、武士としての教育は、母親も担っていましたので、『論語』位は知っていないと、という感じだったようです。これは、江戸中期以降、経済的に力をつけ、教養を身につける余裕を持った富裕農民層もそうだったようです。

 ご参考になれば。
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 漢籍は全く女性に享受されていなかったと思います。

紫式部や清少納言がある程度は漢籍が読めたようではありますがそれでも自分で漢文を作成してはいません。女性と漢籍は基本的に無関係だと思っても良いのではないでしょうか。江戸時代も末ごろになってやっと漢籍に親しむ女性が出てきたようです。八犬伝あたりは女性でも読んでいたようですがその程度の関わり方だったようです。
 女性で漢籍(というよりは漢字)に親しむ人が出てくるようになるのは明治時代以後のことでしょう。
 
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