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マキアヴェリは、1469-1527に活躍した政治学者ですね。
イタリアのフィレンチェの人です。イタリアの共和政府で活躍しましたが、イタリアの富豪メディチ家により追放され、あとは不遇の生活を送っています。1512年に追放され、1513年に「君主論」を書いています。暇になって、実は自分はこうした政治をしたかったんだということを書きたかったのでしょう。内容は、簡単に説明すると、政治には宗教や道徳などいらず、勇猛と狡猾な知略が必要であるということです。これは、後に拡大解釈されて、「政治を実行するには手段を選ばず」という考えになり、これは、マキャベリズムという思想になっています。
なぜこういう思想がうまれたかと考えると、当時のイタリアは政治的に不安定であったため、なんとかして国を治めなければ、と思って手段を選ばずとなってしまったのでしょう。
ルネッサンスですが、国に強い権力者がいないと文化は自由になり、また、手段を選ばず、神や道徳(いまのような簡単な道徳ではなく、厳しい戒律)にとらわれない文化が発展しました。これが、華やかなルネッサンス文化です。
政治が安定しないので、規制緩和という感じで文化が花開く。いっぽうで、政治的安定を目指すためには、手段を選ばずというマキャベリズムが生まれたのです。
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