ハマっている「お菓子」を教えて!

最近インターネットの歴史について興味を持って「電網創世記」って本読んだんですが、その中で、「94年,IIJの料金は64kbpsで月額50万円,256kbpsで100万円,1Mbpsで175万円」って書いてあったんですけど、やたら高いですよね。たった十年くらいでだいぶ安くなったなーと思うんですが、なんでなのでしょうか?非常に疑問なのです
自分でも考えてみたのですが
1.プロバイダーがいっぱいできて競争激化したから
2.ルーターとかの機器が安くなったから
くらいしか思いつきませんでした。
原因は一つじゃないと思いますが、その中でも一番の大きな原因が知りたいです。
またそのようなことが詳しく書かれている本などありましたらご推薦ください。

A 回答 (6件)

93~94年の初頭って思い返すと、パソコン通信の時代でした。


ニフティ(プロバイダ)のアクセスポイントに電話をかけて、テキストベース(つまり画像なし)の情報やメールのやりとりを仕事行っていましたが、そのときはアナログ・モデム(今でいうダイアルアップ・モデム)でアクセスポイントに電話をかけてつながるスピードは

300bps 1200bps 2400bps とても遅いものでした。

このクラスで月の料金は、たぶん基本料が2000円か3000円くらいだったのではないでしょうか。
他社(NECのPC-VAN)なども似たようなものだったと思います。

その本の64kbpsは、単純に単位を書き直すと、64,000,000bpsであるため(本当はkは1000ではなく1024なので若干違うのですが)、IIJがいかに高速だったかがわかります。
また、高値であるためユーザの絶対数も少ないため、割高設定だったということだと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%BD% …

このあとアナログ・モデムが 9,600bps→14,400bps→33,600bps(1997年頃)→56kbps とう高速化していきますが、1995年にWindows95が出た頃、マルチメディアとかインターネットというキーワードが世の中で叫ばれ、アメリカではクリントン政権の副大統領ゴア氏がIT時代の幕開けともいえる「情報スーパーハイウェイ」を提唱しました。全米の企業、家庭、行政機関、教育・研究機関、医療機関などを高速ネットワークで結ぶというものです。

これを知った日本も政府レベルで真剣に高速ネットワークを考えていました。

ネットワークは ISDN(64kbps/128kbps)の時代もありましたが、かぶるようにADSLが普及しはじめ、現在にいたります。

ADSLはNTTの回線と局舎を使うため規制が高い時代があり、入会金3万円、月額7~9000円くらいのところを多くみかけました。
その後2001年頃、規制もゆるくなり一般消費者にも普及できる時代がきたとき、ソフトバンがやYahooBBの名前でADSLを3000円弱でサービスを開始しました。

これがブロードバンド時代の価格競争に拍車をかけました。


ですので、アナログは技術革新に負う部分は大きいと思います。この頃は値段の低下よりも、速度アップの時代でした。

ISDN時代以降は政府の号令もあり、徐々にブロードバンドの時代に移っていきました。

ADSL時代以降を実質的なブロードバンド時代とすると、価格への影響はプロバイダが乱立したわけではなく(ダイアルアップ時代のほうが地方も含めアクセスポイントをつくる必要があり乱立していた感があります)、ソフトバンクの孫さんの参入が、価格低下のきっかけをつくりました。

当時、アメリカの友人のほうがADSLやケーブルの普及で安く(5000~8000円)早く500kbps~1.5Mbpsくらい)を自慢していましたが、孫さんが参入して1年もしないうちに、日本のほうが安くて早いね、と言われるようになったのを覚えています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ADSL
http://ja.wikipedia.org/wiki/Yahoo%21_BB
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この回答へのお礼

なるほど~リアルな回答ありがとうございます。今に至るまでの流れがわかりました。

お礼日時:2006/02/25 13:58

No.4さんが指摘されているとおり、その値段は専用線の値段ですね。


当時は個人向けの常時接続サービスはありませんでした。(というか回線費用が高くて個人では手が出せなかった)

インターネットが普及して行くにつれ、
「日本の専用線の価格は欧米のそれに比べて非常に高い。これは回線の品質が過剰なまでに高いせいだ。インターネットに使うのであれば、品質は少々悪くても良いからもっと安い回線を!」
という論調が高まってきました。

これを受けて、「OCNエコノミー」が登場します。
これは、「ベストエフォート」、つまり回線の速度(帯域)を保証しない代わりに、月額3万円程度の(従来と比べれば)きわめて安い価格で常時接続を実現しました。
最大128kbps程度で、8個のIPアドレスが固定で割り当てられていたと記憶してます。
(それまでの専用線は帯域が保証されていた)

この後、ADSLが登場し、常時接続に必要となるコストはどんどん下降していきますが、回線の帯域はいずれも「ベストエフォート」方式です。
つまり、必要以上の品質を求めない代わりにその分値段を下げていった、というわけです。

現在でも、帯域保証が付いた回線はかなり高価です。
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この回答へのお礼

なるほど、自分は「ベストエフォート」が普通の感覚だったので、帯域保証とベストエフォートがそんなに違うものだとは知りませんでした。ありがとうございます

お礼日時:2006/02/26 02:09

94年


PC-VANだと月2000円で、つなぎ放題2400bps
テレホウダイで月2000円、夜間つなぎ放題
料金は多少違うかもしれないが

10年経過しての違いは
テレホーダイの24時間化(例え)と
高速化と画像が多くなったなと言う感じ
料金的には安くなったとは思えません
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その値段は、「専用線」の値段ですよ


一般人が月額固定料金で使っているのは「常時接続線」です
1994年の時代には個人が今のように月額固定で利用できるサービスは存在しませんでした

専用線と常時接続線では意味がまるで違います
専用線も今では安く速くなってきています
1Mbps とかで20万くらい
100Mbpsだと 150万くらい
1Gbps とかだと600万や700万はしますけどね
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この回答へのお礼

なるほど、専用線との違いがあいまいでした。ご指摘ありがとうございます。

お礼日時:2006/02/25 13:42

プロバイダーの競争激化は、月1-2万円が3-4千円に下がった程度だと思います。

せいぜい2倍3倍の進歩。

大きいのは技術の進歩ですね。昔は1Mbpsというと特別な専用線や機器が必要でした。普通の電話線では2.4Kbpsとかが普通。その後モデムの進歩で33-56Kbpsまで出るようになりましたが、今だと電話局に近いと50Mbpsですもんね。
なぜ急激に技術が進歩したかというと、1つは研究の成果。もう1つはニーズの増大ですね。ニーズの例としては電話線が4.8K,14,4Kの時代に、64KbpsのISDNは最初はセブンイレブンの出店地区から引かれ始めました。企業のIT化の進展というのが大きいと思います。その結果高速回線が低価格化し、個人向けプロバイダが採算が取れるようになりました。そして、価格低下とネットの拡大(大量生産)が相乗効果で加速度的に進みました。
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この回答へのお礼

>>昔は1Mbpsというと特別な専用線や機器が必要でした。普通の電話線では2.4Kbpsとかが普通。

そうなんですかーはじめて知りました。ありがとうございます

お礼日時:2006/02/25 14:00

TVなどにインターネットの存在が取り上げられてインターネットをする人口が増えたからだと思います。



実際収益自体は昔とあまり変わっていませんし・・・

また技術の普及、大量生産などによりその技術の価格がだいぶ抑えられてきたのも価格を下げる要因の一つになっていると思います。
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