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先日、富栄養化対策として汚水中のリンを方解石で吸着して取り除くという論文を読みました。そこでふと疑問に思ったのですが、富栄養化は国際的に見てどの程度の環境問題として取り扱われているのでしょうか?その論文はギリシャの研究者達が書いており、ギリシャなどでは大きな問題となっているのでしょうか?正直なところ、日本では昔ほどの注目度は無いような気がするのですが…
また、富栄養化で悩む各国の対応の現状も教えていただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

富栄養化による弊害について!


富栄養化とは水生生物(微生物)の餌が豊富になるという事です。餌が豊富になると微生物が異常増殖します。すると微生物も呼吸をするので水中の溶存酸素(DO)を消費します。微生物が増えすぎると溶存酸素が0となり酸欠で死滅します。これが赤潮です。赤潮が発生する海域では溶存酸素が殆んど無い状態な為、他の水中生物である魚や貝も酸欠で死滅します。よって赤潮発生を抑制する為に富栄養化対策をします。

赤潮の発生し易い海域について!
外洋(新鮮な水)の流入が少ない場所である閉鎖性海域が発生し易い海域です。日本だと瀬戸内海です。ギリシャだと地中海、北欧だとバルト海などです。

対策について!
生活排水や家畜排水(糞尿)が主な原因であり人口増加に伴ない悪化の一途を進んでいます。廃水の適正処理や排出量の削減などの法規制を厳しくしています。法規制以外の具体的な廃水処理対策は皆無です。
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