
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
広島長崎に落とされたものは核分裂型の原子爆弾でしたが、現在は熱核融合弾頭、つまり水素爆弾が主流ですので、その水素爆弾の威力として説明します。
それと発射方法もやはり主流の地上発射型と潜水艦発射型のICBMで回答します。
TNT火薬に換算して広島型が15キロトン、長崎型が21キロトンでした。
以前はアメリカのICBMタイタンIIで9メガトンというとんでもない威力の弾頭がありました。ということはTNT9000キロトンになるので、400倍から600倍になります。
ただそれは精密誘導技術がまだ完成していない時代という背景もありました。
現在は最新の誘導技術を搭載した地上サイロ発射型のICBMや戦略ミサイル潜水艦のICBMは、すべてMIRV(個別誘導複数目標弾頭)になっています。
その最新型のMIRV弾頭は、最新型で475キロトンになっているということなので、22倍から31倍になるということですね。威力は意外と小さく感じますが、命中率が格段に飛躍しているので十分目的は果たせます。
他の核保有国も、おおむねアメリカと事情は変わらないと考えていいと思います。
価格ですが、おおぴらに売り買いするものでもないし、実際に売買された事例もないので(建前上ですが)なんともいえませんが、旧ソビエトが崩壊して連邦が分裂したとき、核弾頭が闇市場に何個か流れたというニュースがありましたが、そのときの推測で一発で3000万から5000万だったと記憶しています。
アメリカや中国、ロシアなどが自国の防衛のために生産した核兵器の値段となると、これは生産のための周辺施設や、プラットホーム(移動手段)の価格なども考えなければならないので、一概に一発いくらとはいえないと思います。
尻切れトンボの回答ですが、参考になれば幸いです。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/07/14 09:35
まさに求めていた回答をいただき、ありがとうございました。BMWというより、ロールスロイス1台分もしくは分譲マンション1戸分ですねえ。
No.4
- 回答日時:
一口に「爆弾」と言っても、歩兵が持つ手榴弾のような物から、爆撃機から投下する2t以上ある物まで色々なサイズ(威力)があるように、「核兵器」といっても色々な威力の物があります。
大別して、「戦術核」と「戦略核」の分けられます。
最近この方面の情報収集をやっていないんで具体的な数値が出せませんが、概ね以下のように考えてもらえればよいかと。
戦術核は主に戦場での使用を想定したもので、数キロトン~数十キロトン程度の威力のようです。
広島型原爆の数倍程度ですね。
核砲弾や航空機投下型の小型核爆弾などはこちらに属します。(IRBMもこっちかな?)
戦略核は相手本国の都市や主要軍事施設を攻撃する事を目的としたもので、威力としては数百キロトン~数メガトン程度。
広島型原爆の数十~数百倍といったところでしょうか。
ICBMやSLBMに搭載されるのはこちらの核兵器になります。
ただ、核兵器は政治的にも軍事的にも使いにくい兵器なので、最近は通常型兵器の研究の方が盛んですね。
No.3
- 回答日時:
最大の威力という意味ではギガトンクラスのものも存在するはずですが、兵器としての使い道はまったくありません。
「作ろうと思えば作れるぞ」といったレベルですね。実際にはメガトンクラスの核兵器も実用性は余りありません。今アメリカが考えているのは、兵隊が携行できるサイズのものです。それでも広島型を上回る威力がありますが・・・。
価格としては弾頭そのものは数千万円クラスでしょうが、それを安全に運び出し運用しようとすると莫大な金額が必要でしょう。
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