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「モチベーションクライシス」というのは、何なんですか?
それから、どういった問題点があるのですか?

A 回答 (1件)

 モチベーションクライシス=従業員の働く意欲(モチベーション)の低下(という表現では弱いですね。

危機的低下くらいがちょうど良い)

 働く意欲の危機的低下の背景には、企業・組織と(働く)個人の関係に有ります。終身雇用・年功序列型賃金・退職金制度が保証となり、見返りとして個人は、「会社への忠誠心」を提供してきました。それにより、一つの企業(組織)に長く働き続けるモチベーションを維持を可能にしてきたのです。
 
 現在は、終身雇用・年功序列型賃金の廃止と伴に、その関係が崩れ、自らの市場価値を高めるためのキャリア形成を真剣に考える個人と、よりパフォーマンスの高い人材(低コスト、高成績、可能な人材)を求める企業(組織)と、お互いが選択する関係に変化しました。
 その結果、人材の流動化として現れ、キャリア形成上の働く意味や価値を見出せなくなった個人は、場合によって、競合企業(組織)への転職も視野に入れ、簡単に退職を決意する傾向が有ります。
 
 一方、企業(組織)にとっての最大の財産は、人材で有り、一方で不況下の高コストは、人材です。この人材を財産と受け止めるのか、コストのかかるものとして受け止めるかによって、経営者の判断を間違えば、破綻の道を辿る事を示唆します。
 簡単に言うと、育成に時間と費用をかけた人材を、働く意味や価値を見出せない職場を感じさせる事案がおきれば、直ぐに転職を決意して、その企業(組織)には、育成に時間と費用のみのマイナスな資産しか残らず、その様な職場を提供し続ける経営者は無能しか言えずに、破綻(倒産)のみ残る、という事です。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなってしまいましたが、わかりやすく説明していただいて、ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/16 21:06

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