付属男子高校に通う高校三年です。将来は国際的に活躍するジャーナリストになりたいと思っています。
自分でいうのもなんなんですが、僕は多読家です。しかし文学本の類はめっきり読みません。
ノンフィクション中心に読みますが、歴史ものだったり、伝記ものだったり、社会問題だったり、新書だったり、基本的にはある意味体感できる実用性があるというか、知識を得ることに充実した日々を見出している次第です。
文学本には何度か手を出したことがあるのですが、なんというか、充実した時間を過ごしている気になれないのです。
メッセージ性がある、その時代の市民の意識を象徴している、この文面からは思慮の深い著者の考えがにじみ出てくるようだなどと、文学本を読む意義を唱える人に共感できないのです。
つまり、100ページあれば伝えられるようなことを長々と長編にする必要はないのではないか、と思うのです。
やっぱり僕は、文学書というのは思慮の深い小説の域を出ないのではないか、と疑ってしまうのです。
文学書を読む意義、人生において活用できる実用性を、教えていただけたら光栄です。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
他の方々があなたに回答されていることは、恐らく最大公約数的に「正しい」でしょう。
それをあなたが理解(理会)できるか否かにかかわりなく「正しい」と思います。人生に文学書、あるいは小説が、潤いや豊かさを与えることは、あなたをとりまく現在の環境が、あなたに苛酷になり、それまでの方法論では軋轢や齟齬が生じるか、または気がつかないうちに歯車がかみ合わなくなり、あなたに迷いや色々なものに疑念が生じて、自ずと文学書または小説を求めるまで、つまり時間の堆積があなたにとって過酷になるまで、待ってもいいと思います。文学書を読む意義など、本来他者に十全に伝えられるものではないのでしょう。もし、それを実現しようという方がいれば「奇篤な」優しさとでも言い得るものをお持ちだと思います。
斯く言う私も、男子校に学んで小説の持つ虚構性がなかなか信じられないでいました。(別に男子校だからというものでもないか)読むものは自然科学書とエッセイばかり。
次に述べることにいつか共感できるようであれば、あなたは今より確実に不幸になり、そして文学書という人生に不可欠な伴侶を得、より豊かな人生(これは相対的な価値観ですよ、念の為)を送ることになるでしょう。噛み締めて感じることがあれば、また将来あれば、幸いです。
「小説はそれがなければ生きていけない人間にとっては全てである」
以上です。
不可欠な伴侶、心に残るお言葉です。
何か大きな壁にぶち当たって苦悩する日々が続いたら、文学書の意義が自ずから分かってくるのなら、焦らずにそのときを待ちたいと思います。壁を乗り越えて一皮剥けた自分が楽しみです!
回答どうもありがとうございました!
No.7
- 回答日時:
> 文学書を読む意義、人生において活用できる実用性を、教えていただけたら光栄です。
実用性はありません。文学書がいわゆる名作や古典を指しているのであれば、「教養」を身に付けるため、と答えるかな。現実には話が面白そうだから読むんだけどね。
質問者さんは多読家だからご存知だと思うけど、立花隆 氏は大学までは文学書ばかり読んでいてノンフィクションを馬鹿にしていたらしいけど、社会人(文芸春秋社)になって、ノンフィクションの面白さに気がついたとの事。
質問者さんは、たぶん先にノンフィクションから読み始めてしまったから小説がつまらないと思うからかもしれないね。「事実は小説よりも奇なり」という諺もあるし。
そもそも僕がノンフィクションを読もうとしたきっかけが立花氏でした笑
ノンフィクションの面白さ、それは切に感じますが、文学書を避けるだけの読書生活は改めたいと思います。
回答ありがとうございました!
No.5
- 回答日時:
文学書を読む意義なんぞありゃあしません。
実用性なぞさらにございません。読んで面白いかどうかだけです。しかしねー、国際的なジャーナリストを目指しておいでになるんなら、自分の国が世界に誇る文学者について一言、言えたり、シェークスピアの有名な台詞が会話に出せたり、フィリップマーロウの粋な台詞を引用できたりしたほうが格好よくありゃしませんかい。
文学(大衆小説、詩、戯曲等も含めて)は人間の奥行きを作るんじゃないですかい。
ジャーナリストに必要なのはその人間としての深みなんじゃあねえんですかい。
老婆心ながら。
おっしゃる通りだと思います。
文学書に今はまだ面白さを感じませんが、そのときを待って、じっくりやっていきたいと思います。
格好いい大人になりたいですね!
回答ありがとうございました!
No.4
- 回答日時:
1人称で綴られたものが読めないのでしょうか。
随筆やエッセイも含めて。幻想小説、SF、推理小説などもだめ?文学はハゥツー物や結果を求める物ではなくプロセスに着目している点で、史実や伝記のような事実の羅列を文章にしたものとは異なると思います。
主人公が問題を解決する場面では、どういった結果を出すのかを読むというよりは問題を解決するためにいろいろと考えているさまを描写している表現を読むことができ、また必ずしも論理的ではない人間臭い考え方のようなものを知ることができます。
逆に文学を読めないというのは、主人公が考えをめぐらせていろいろと行動をすることによって、著者が想定して仕掛けた「読み手が得る印象」というのを行間から読み出せないということになると思います。
他に、長編は似たような事柄を表現を少しずつ変えることによって、伝えようとすることの輪郭をより正確にしてゆく表現方法などもあり、これはノンフィクションには見られない特徴です。
回答として「文学は~に活用できる実用性がある」というふうには書きませんでしたが、わかりにくかったでしょうか。
質問者さんは、ドストエフスキーの罪と罰あたりはとても読めないのでしょうねぇ・・・
一人称で綴られたものが読めない、ということではないですが、幻想小説、SF、推理小説などにはあまり興味が沸きません。
論理的で理屈っぽい頭っていうのも考えものですね。人間臭さを失わないように、なるべく偏った考え方をしないようにしていきたいと思います。
回答ありがとうございました!
No.1
- 回答日時:
こんにちは。
ご質問に回答しようと思ったのですが、最後まで読んで疑問点が浮かびました。
>文学書というのは思慮の深い小説の域を出ないのではないか
(1)あなたにとって「文学書」と「小説」は別物なのでしょうか? だとすると「文学書」とはどのようなジャンルの本でしょうか?
(2)“思慮の深い”小説も意義を見出せないという前提でよろしいでしょうか?
よろしければ補足してください。無視して頂いてもけっこうです。
回答ありがとうございます!
文学書の定義が少し曖昧だったためにどう表現していいのか分かりませんでしたが、いわゆる古典や名著とよばれる、時代に関わらず人々に賞賛されるような本のことです。
(2)に関しては、そういうことです。ただ、様々な回答を頂いて少し考え方が変わったので、今ではそう意義を見出せない、と断定する気はありません。
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