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違いがはっきりとわかりません。
買取引受も発行会社から買取るのだから、売れ残ったら引受会社がリスクを被るのですよね。・・・・なら残額引受と同じだと思うのですが。

それとも買取引受の場合は売れ残ったら、発行会社に返すことができるのでしょうか??
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

引受けリスクと引受け業者の資金負担が違います。


(以下は、枝葉末節を除いて根本の問題がわかるように、ストーリーを作りました)

CBを発行したいA社と、それを引受けるか否か悩むB社の会話

『Bさん、今度、うちでCB発行するけど引受けてくれる?発行条件は・・・』
『えっ、Aさん、買取引受けをご希望ですか?う~む、Aさんとこ格付け低いし、
 今、市場環境悪いし、この発行条件からみて、ちこっと買取は、うちにはリスクがあり過ぎましゅ・・・』
『じゃ、残額引受けなら、どう?』
『それなら、いいですよ、うちも、今、資金繰りの面からみても、残額引受けなら、即決でごわすよ』


あるファイナンスに対して、それを買取引受けする場合(通常は全額買取引受)、リスクは

(1)販売リスク・・・投資家がNo Thank You と言うリスク、自社で抱え込んでしまうリスク
(2)市場変動リスク・・・引受後、販売が終了し、リスクを投資家に移転させるまで、
              市場の変化によっては、評価損や場合によってはディスカント販売、または、
              抱え込んで、市場で投げ売りをし、実損を出すリスク(逆、「益」のケースもある)

などがありましゅ、これらリスクは、全て、買取した側がリスクテイクします。
また、買取は、引受に際し、資金負担を伴いましゅ。
これに対し、残額引受は、販売活動をした後、売れ残り分は引取っります、
と言う契約のため、リスクは限定的、資金負担も限定的となりましゅ。

たしかに、実際上、結果から見れば、買取引受も残額引受も、売れ残り分は引取って
引受会社のリスクとなるように見えますが、そこに至るまでの過程で負担している
リスクや資金負担に差があります。

尚、発行会社側は、買取引受は即時・即刻、発行が成立し資金確保が出来ますが、
残額引受では、募集・売出期間終了後に発行が成立、資金確保となりましゅ。
また、どちらも、売れ残り分を発行会社に返すことはありましぇん、それは発行そのものが不成立になることでしゅ。

以上でごわす。では、では、がんばって下しゃい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
買取引受が発行会社から見れば引受会社との関係で終わるのに対して、
残額引受は発行会社も市場リスクを負い、発行して即ファイナンスというわけにはいかないのでござるますね。
ありがとうございましゅた!!

お礼日時:2006/10/21 16:01

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