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学校の教科書、主に小学校を分析しようと思うのですが、適した分析方法は何でしょうか?
分析といってもいろいろとありますが、私は、国語教科書の思想傾向を調べたいと思っています。

調べて、テクスト論やカルチュラル・スタディーズを見つけました。
私的には、テクスト論が良いかなと思いました。
というのは、テクスト論は作者と作品を別けて分析できるからです。
石原千秋氏の『国語教科書の思想』でも、テクスト論で分析されています。

ですが、どうやらテクスト論は古いらしいのです。
古くて悪いとは思いませんが、他に良いものがあればそちらにしようと考えています。

文学分析は専門外なのでわからない状態にあります。
ご教授よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

国語教科書の教材における「思想」の分析をされる前に、学習指導要領の変遷や教科書検定については調べていらっしゃいますか? どうやらご質問の様子から教育学系の方みたいですから、おそらくすでに見ていられるとは思うのですが・・・。


国語教科書の「思想」分析というのは今はやりで、石原氏のご本はおもしろいですが、だからといってテクスト論云々というのはやや安易ではないでしょうか。そもそも、文学を学んでいない方がテクスト論を扱うのは無理でしょう。テクスト論そのものの勉強だけでかなりの時間がかかります。
慣れない方法を使うよりも、もっとご自分が考えた方法によるのがいいと思います。テクスト論は諸刃の剣ですからね。
なお、斎藤美奈子さんが『sight』という雑誌でここ数年、「教科書に載らない国語」という連載をされていますし、『ユリイカ』2006・9は「理想の教科書」の特集で、石原氏と斎藤さんが対談しています。
今年の春には、田中貴子さんの『検定絶対不合格教科書 古文編』という本が出るそうです。

ご参考になれば。
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>どうやらテクスト論は古いらしいのです。


とありますが、それは、「作者の存在を完全に否定する」など、ラディカルに使用する場合の話ではないでしょうか。テクスト論は多面的な方法ですので、個別の応用や、発展的な適用はいまでも現役です。

>私的には、テクスト論が良いかなと思いました。
>というのは、テクスト論は作者と作品を別けて分析できるからです。
「作者」と「作品」を別けて分析したいのであれば、基本的にはテクスト論的な立場を無視できませんよね。無視すれば、それこそ「古い」と思います。

>石原千秋氏の『国語教科書の思想』でも、テクスト論で分析されています。
むしろ、もっと広汎なものかと思います。構造主義の立場には立っているでしょうが。

教育分野は詳しくありませんが、一時期、現場で「分析批評」なるものが流行り、いくつか実践されていたように思いますが、御存知ですか。

参考URL:http://homepage3.nifty.com/Snufkin/music/hihyo.htm
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
検討する資料や方法が少なかったかもしれません。
というのも、今は研究に追われていてこういった研究にまで手が回らないのです。
もう少し検討したいと思います。

hyoutouさんの意見とても参考になりました。
分析批判はこの記事の投稿後にしりました。

方法論など他にこんな方法があるや、何かアドバイスがありましたらお願いします。

お礼日時:2006/11/13 12:12

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