アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

現在の日本の基幹産業はなんなのでしょう?
これからの日本の基幹産業は、どういうものであるべきでしょうか?

A 回答 (2件)

日本の基幹産業は基礎素材型産業(ガラス、化学繊維、化学樹脂等)から加工組立型産業(自動車、精密機械等)まで非常に多岐に及ぶので、ここで一つずつ挙げるにはきりがないですが、それが日本の特徴であり、長所なのです。



その中でも特に基礎素材型産業が日本の基幹産業だと思います。それは知識集約型産業であり、なおかつ外国と競合する分野が加工組立型産業と比して、相対的に低いからです。

例えば、半導体や液晶テレビ等でアジアNIEs(韓国、台湾企業)の躍進が目立ち始め、もう久しくなりますが半導体や液晶テレビ等の生産コストの6~7割を占める中核部品(偏光フィルム、カラーフィルター、透明樹脂フィルム、ガラス基盤、着色レジストやシリコンウエハー等)はほとんど日本メーカーからの輸出なのです。だから対韓国、対台湾において貿易黒字が目立つわけです。

日本メーカー抜きではこれらの(LCD、PDPディスプレイや半導体、DVD基盤用樹脂、HDDの基盤用ガラス等多々あります)製品は製造できないといっても過言ではありません。

しかし、この産業はエネルギー消費型産業ですので原油価格の動向に影響する経営環境や、環境面での配慮が必要ですが、日本企業はこれをなんとかクリアして現在の好業績に至っています。それだけ利益が大きいわけです。

対して加工組立産業では自動車はアメリカと競合しますし(輸出ドライブによる貿易摩擦問題)、自動車、精密機械は産業用以外はどんどん海外に工場を移転しています。(第一にアメリカとの貿易摩擦解消策の一つとして現地工場を作る。第二に相対的に労働集約型の産業なので他のアジア地域と比べて人件費の面で不利)

ですからもう加工組立型産業は輸出して稼ぐ日本の貿易産業というより海外工場を作って(対外直接投資)そこで得た配当収益を日本本社に所得収支として移転するグローバル産業です。
それに電子・電機産業はエンドユーザー向け製品のコモデティ化が激しいですが、それに対して素材産業はあまり影響を受けないという特徴があります。

どちらにしろ貿易する以上結局は日本円に換えるわけですから、為替リスクという物が付きまといます。現在のところ技術だけではなく金融面でのリスク管理が重要でしょう。その他にも非関税障壁や関税の問題もあります。

これからはロボット産業が基幹産業になってもらいたいです。これからの少子高齢社会に伴う労働力人口の減少の一つの解決策として労働生産性の向上に寄与すると思います。
    • good
    • 4
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/12/20 13:32

現在: 車とTVですかね?


これから: ゲームとアニメと寿司?
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!