準・究極の選択

欧米のサラリーマン社会について質問があります。

1.日本の企業、特に金融や保険業界では国内転勤が当たり前の制度なっていて単身赴任も珍しい事ではありませんが、欧米の企業ではどうでしょうか?

業種によって事情が異なると思いますが、日本の金融業界では同じ支店に長く勤務すると不正融資の可能性が考えられるとされるし、また社会経験を積ます意味でも転勤を繰り返しているそうです。

となると欧米の企業でも事情は同じはず。 不正融資防止や社会経験のために数年毎に転勤を繰り返していますか?

たとえばアメリカの場合で、ニューヨーク→シカゴ→ニューオリンズ→ロサンゼルス→カンサスシティ→ワシントン ・・ このような転勤の仕方を繰返す企業はありますか? 日本では珍しくないですが ・・

2.欧米の企業でも 「接待交際費」 という会計処理はある? 

つまり顧客を食事や飲み会に招待したという事なんですが、考えれば日本のように客を招いて宴会を催したり、ゴルフに招待、あるいは中元・歳暮で会社の経費で贈り物をするなんて欧米の習慣にあるのでしょうか? もし無いとなれば、接待交際費という会計処理は欧米には存在しない?

3.欧米では就職して定年になるまで同じ企業に勤めるというのは少ないと聞いた事があるのですが、事実ですか? そんなに欧米では人の出入りが激しい?

日本ではそんな企業は 「社員を大事にしない」 とみなされ、評判が悪くなるのですが ・・ 数年経験を積んで、あとは独立するといった気概の持ち主以外の人はどうしているんでしょうか?

知っているようで全然知らない欧米のサラリーマン社会についてご存知の方、お願いします。

A 回答 (4件)

日本の会社勤めを止め(正確にはイヤになり)、米国企業(Fortune 100に入る質問者さんも知る会社名)で10数年エンジニアをしています。

日本に居た時は、経験を積むためや職域を広げるため数年毎に異動させられていました。

私の会社は製造業ですが異動・転勤が規定化されている職場を見たことは有りません。 日本では異動は上からの命令ですが、米国では会社の事業計画により仕事場が移ることにならない限り異動が発令されることは少ないと思います。 会社側の事情よりも、昇給・昇格・キャリア・アップのために社員が新しいポジションを求めて異動することが大半です。 余談ですが、日本だとそれなりの年数で肩書きが上がっていきますが、米国ではじーっとしていたら管理職になれません。一方、管理職にならなくても、管理職並み、あるいは以上の基本給与(残業手当含めず)がもらえます。

単身赴任みたいなケースは極くまれに聞きます。 会社の辞令で始まったものでなく、エクゼクティブ・レベルでそれなりの地位・職場が限られたケースですね。 一般社員レベルでは、出張が多い仕事はありますが、単身赴任のケースは聞いたことはありません。

接待交際費の処理は有ります。 日本と違って、公務員に対しては通常食事の接待やタクシーの手当ても許されていません。 私の会社はこまごまと規定が有り、この規定の遵守のために必修の教育コースを毎年受けさせられています。

「就職して定年になるまで同じ企業に勤めるというのは少ない...」と私も20年前まで思っていました。 いろいろな会社の人と話しましたが、一般的に優良な会社のホワイト・カラーはず~っと同じ会社に居る人が多いようです。 キャリア志向が強くて現在のボスをこえらられないと上のポジションを見つけるために転職する人も居ます。 そして元の会社に戻ってくる人もいます。 普通のサラリーマンだと、会社を代わると年休が初期値に戻ったり年金(社内預金)のメリットが減じられたりと、損得勘定が動きます。 過去10年の間に転職を考えた時が2度有りましたが、上司に感づかれたのか株のオプションという引きとめ策を2度受けました。

雇用契約はありますが、会社・社員いずれからも理由なく雇用を止められる「At Will」との制度が普及しており終身雇用は契約として存在しません。 定年も設定されておらず、年齢による差別も法律上許されていません。 50数歳で定年する人(十分に資産を蓄えた人)や70歳になっても現役の人も居ます。
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この回答へのお礼

詳細なお答え、有難うございました。 興味深く拝見しました。
転勤、あるいは単身赴任はどうも日本特有の企業文化のようですね。 また企業と従業員の関係も日米の間では結構大きな差があるようです。 ただ定年が設定されていないというのは興味深いですね。 これだと日本のように年金がパンクする事も少なそうだと思いました。 やはり合理的ですね。

お礼日時:2006/12/11 10:20

製造業です。



1.転居を伴う場合は社員側もそれなりに条件提示が厳しくなりますので、あまり簡単には転勤はさせませんね。事務所後と無くなる・移転するといった場合は別でしょうが。金融関係は良く判りませんが自宅から通える範囲内での転勤は結構あるようなことを聞いたような気がします。(それでも半径100Km程度有りますから・・・)

2.#3の方の仰るとおり。

3.優良会社ではやはり社員の定着率は良いそうです。然しながら全体としては、日本より転職率が高いでしょう。中途採用に関して積極的な企業が多く、中途でも好条件の転職先を探しやすい、と言う環境がそうさせるんでしょうね。後は、より良い環境を求めて移動する、と言うのは狩猟民族の文化なのかな・・・とも思いますが。(環境=会社の状況の変化に対する感受性はやはり鋭いものを感じます。)
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この回答へのお礼

有難うございました。 やはり毎年恒例となった転勤や単身赴任は日本だけの文化だと思いました。 これらに伴う経済的損失、あるいは人的負担が日本経済の足を引っ張っているように感じました。 それと人の移動が日本企業より激しいというのは、中途採用する企業というか、退職した人の受け皿が豊富にあるのが原因なんでしょうね。 日本の場合は中途退職してしまえば、なかなか次の会社が見つからないため、我慢してでも今の会社にしがみつく、このような形になっているように感じました。 日本と欧米の企業の雇用形態の差、とても参考になりました。

お礼日時:2006/12/11 10:37

1はごめんなさい判りませんので、2.3について回答させていただきます。




私の会社でお客さんと食事に行ったり、ゴルフしたり、贈り物をした場合は、expense report 内にentertainment expenseという項目が有り、そこに詳細とreceiptを貼り付けて会計処理します。


私の会社には他の会社を経験していないベテランは結構居ますよ。
ただやはり日本よりは能力主義であることは明らかですね。年下の人が年上の人の上司というのはざらですから・・・
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この回答へのお礼

有難うございました。 接待交際費は欧米の企業でもあるんですね。 でも日本のようにバンバン使い放題というのは少ないでしょうね。 それと能力主義が基本になっているという事は、逆に考えれば常にテンションを高くして仕事を続けていなければ、即解雇という事につながるのかなと感じました。 もしそうなら若い内は体力も気力も充実しているから問題ないでしょうが、中・高年齢に差し掛かった人はツライものがあるのかなとも思ってしまいました。 このへん、やはり日米の差は大きいですね。

お礼日時:2006/12/11 10:28

終身雇用は日本の雇用形態の代表的な慣習であって、諸外国はほとんどこれを採用していません。


雇用契約は常に新しく更新され、お互いにサインします。
つまり、雇用主も契約を更新しないこともあるし、労働者もサインしないこともあります。

転勤などについては詳しくありませんが、文化が違えば考え方も違うわけで、日本のほうが非常識と思われていることも多いのですよ。
「終身雇用なんて企業に危険なやり方を採用して、自信過剰じゃないのか」とね。
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この回答へのお礼

早速のお答え、有難うございました。
欧米ではプロ野球選手のように契約更改を毎年繰返す事になっているんですね。 能力のある社員はいいですが、地味な人は毎年ハラハラドキドキになるんでしょうね。 そこはやはり契約社会という考えからきているんでしょうね。

お礼日時:2006/12/08 14:20

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