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なぜ、塗装工が犯罪を犯したときは職種が報道されるのでしょうか。
普通、会社員としか報道されないことが多いとおもうのですが。

塗装工は特別に犯罪率がたかいのでしょうか。
報道からはそのような印象を受けます。

下記は具体例
【傷害逮捕:23歳の塗装工酔って追突、警官殴る 神戸】
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/ …

A 回答 (7件)

建設業界の者です。

いきなり話はそれますが、建設現場の作業チームは上は現場監督から下は作業員まで複雑な指揮命令系統になっています。下請企業などもたくさん入っていますし。ビルの建築を想像していただいても、あんな大きなビルを作るにはそれなりの合理的な組織にしなければなりませんから。で、現場監督や技術者などはどちらかというとエリートです。軍隊で言うと「士官」ですね。指示を出す側です。技能者はその道の専門家で「下士官」という感じでしょうか。一方、一般の方が思っている実際の作業をやっている方々は作業員と呼ばれる方々で、軍隊で言うと「兵」です。体力次第で頑張れば誰でもできます。

昔の話ですが、金に困ったらとりあえず建設現場で働くのが最も手っ取り早い方法でした。なので、ほとんど犯罪者に近い人とか、いろんな事情でまともな就職ができない人とか、いろんな人がいたのです。高度経済成長期でもあり、ある意味で建設業界はそういう人たちの雇用の受け皿的な役割も果たしていました。ですので、たとえ、どんな職業であっても犯罪をする人の「比率」は同じだったとしても、建設作業員は人数が多いので「実数」比較ではどうしても多いのです。

というわけで、むちゃくちゃな話ですが、昔は背広を着ていない犯罪者は多くの場合、建設作業員と思われていました。新聞やニュースなどでも「一見労務者風の男が逃走し~」とか「容疑者は一見労務者風の~」などという表現が普通に使われていました。「労務者」というのは建設作業員のことです。一種の差別的表現に近い状態ですよね。

これでは建設業界としてはたまったもんじゃない、というわけで、1971年ごろだったか、業界で「用語改善案」を作成し、官公庁、新聞放送各社などへ要請をおこないました。現在では「飯場」とか「土方」とかなどの用語は公的にはまず用いられることはありません。

しかし、もしかしたら報道関係者の間で「塗装工」とか「土木作業員」などに対する昔のイメージが残っているかもしれません。他の職業と比較するならば、ニュースの中身に影響がないようであれば、ご質問のように「会社員」で十分だと思いますけど。

あるいは、最初に述べたように、建設現場のチームは軍隊組織に似ていますので、建設現場の「士官」「下士官」クラスだと「会社員」でしょうが、「兵」の場合はほとんど日雇いに近い状態で「会社員」「サラリーマン」のイメージとはちょっと違うので、そのまま「塗装工」とか「作業員」といってしまうのかもしれません。

わたしは以上の両方があいまって「塗装工」などの表現が多いと思っています。ご参考まで。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。

昔の差別意識の名残り、結局はこういうことなんでしょうね。

お礼日時:2007/01/06 16:48

塗装工というのは職種でもあり、職業でもあるからではないですか?普通の会社員は職業は会社員で、職種は経理事務とか人事とか営業とかいろいろありますよね。

塗装工は法人に雇用されていれば職業は会社員で職種が塗装工となりますが、でも一般的には独立した職人として職業としても塗装工をしている人が多いですから、塗装工というひとつの独立したジャンルになっているんだと思いますよ。

会社員というのは法人に雇用されていればみんな会社員ですが、一般的にはいわゆるホワイトカラーのビジネス系サラリーマンのことをいいますよね。
ですから技能職の場合はそれよりも特殊な職種としてクローズアップされるのだと思います。

つまり報道としてはなるべく厳密に報道したい意図があって、会社員というよりも塗装工といったほうがより職種を特定できるからという理由もあると思います。ほかにも配管工事業、土木作業員、自動車整備員、建築作業員などなどこれらは会社員という雇用形態の人もいますが、多くはこういう言い方をしますよね。
会社員でも役員なら会社役員、とか会社社長(正確には役員や社長は会社員ではないが)とか報道される人もいますよね。また医療法人なら医者だって会社員ですが、やはりその場合は「医師」として報道されるでしょう?他に公務員、団体職員なんて報道もありますよ。
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会社組織に属していない職人なら会社員とは呼べないのではないでしょうか?



経営母体が法人なら会社員と呼べるでしょうけど、、
職人の場合には、従業員が数人の個人事業になっている場合が多く、
他にも、配管工・とび職など古来からの呼び名があります。
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この回答へのお礼

労務者、建設作業員という用語を出さないためなのかな……

お礼日時:2007/01/13 07:05

出自が出せない社会だから職業まで。

ってくらいでしょうか。

○○の国、地域生まれってね。
こうすれば職業で犯罪率を見なくて済むかも知れません。
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この回答へのお礼

まさか。

お礼日時:2007/01/06 16:45

塗装工に限らず、医師、運転手、教師、大工、整備士等、「肩書き」報道は結構あります。

会社員でも、大企業の会社員の場合は、会社名までも公表されかねません。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/j.htm

「塗装工」と報道された事は特に、深い意味は無いのではないでしょうか。
ただ問題は、事件・事故を報道する側の判断に任される点で、容疑者とか加害者を特定する過程で「職業名」も重要なファクターになるのではないでしょうか。
刑事裁判になると、裁判官はまず被告人に「名前」と「職業」を尋ねます。
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サラリーマンなのに、そう思われていないからでは無いですか。


昔塗装会社の営業をしていたとき、会社にいた職人さんは、自分を会社員とは思っていない人のほうが多かったですよ。

また、とび職も同じように報道されますし(建築関係は時にそうですね、鉄筋工や現場監督と云う報道も見たことがあります)、調理師もそうだと思いますし、公務員も、教師、警察官、消防士、県職員、市職員などと細分化されていると思いますが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

警察官は数が多い割りに、犯罪報道されてないきがします。
犯罪率も低そうですし……

お礼日時:2007/01/06 16:44

塗装工より会社員での


報道の方がはるかに
圧倒的に
多い気がするのですが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

職種は事件と関連性がなければ、出さないほうが良いと思います。
この事件場合、加害者が塗装工でなく、プログラマーとかだったら、職種は出てないとおもったのですが……

お礼日時:2007/01/05 05:20

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