プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

日本ではホワイトエグゼプションなどに対して様々な批判もあり
結局見送りになりましたが、既に成果主義が当たり前となっている
アメリカでは問題なくいっているのでしょうか?
(アメリカの貧富の差がすごいことは知っていますが・・・)
ホワイトエグゼプションが日本ではうまく機能せず、アメリカでは機能するのなら
それは何が違いだと思われますか?
特にアメリカでの雇用形態、仕事の仕方がよくわからない(というかどこを調べたら詳細に乗っているのか)のです。
成果主義が主のアメリカで何故過労死があまり出ないのか。

知恵、知識を貸してください。お願いいたします。

A 回答 (3件)

他の方も書かれていましたが、アメリカと日本では文化が違います。


文化が違えば、これまでの歴史も違います。

会社の業務の仕組みや人事制度は、これまでの歴史の中で試行錯誤してきた積み重ねで出来ていますので、突然異文化の人事評価ルールだけを導入しても、他の仕組みとの不整合が出るだけです。

具体的には、業務の仕組みから見てみると分かりやすいと思います。

アメリカは個人の力で、日本はチームの力で成果を発揮してきました。

なので、アメリカですと、人がコロコロ入れ替わっても大丈夫なような業務の仕組みが出来上がっています。

・作業工程はパーツに分けて単純化し、従業員は自分が担当する業務だけをやる。
・業務をマニュアル化し、昨日来た人でも出来るようにしてある。
・社内の業務システムも、全て統一して導入され、あらかじめやる業務が、システマチックに決まっている。(そのため、コロコロ転職しやすい反面、決め細やかなサービスは提供できない)

。。。などです。当然、人事評価や賃金体系もそれを前提にしています。


一方日本ですと、人は基本的に終身雇用でした。
・従業員はずっといるという前提なので、業務がパーツ化されていません。
・マニュアル化もされていません。
・業務システムも、基本的にはバラバラでシステマチックな業務の仕組みになっていません。(その反面、ノウハウや愛社精神が蓄積されるので、決め細やかなサービスが提供できる)

故に、「どの業務をやったから、その対価としていくらもらえる」というふうに単純化しにくい業務の仕組みになっています。
だからこそ、賃金体系も年功序列にし、退職金も設けています。

昨今の日本の成果主義では、業務の形は昔のまま(=つまり、成果を評価しにくい業務の仕組み)で、賃金体系だけ成果主義にしようとしています。

だから歪になってしまっています。

業務の仕組みは終身雇用が前提なのに、成果主義のせいで担当者がコロコロ変わるものだから、仕事のミスも増え、無駄な作業が増え、業務が非効率的になること甚だしいです。

成果主義の名目で残業代を出さないため、会社の業績圧迫には至っていませんが、それらの非効率的な業務のしわ寄せが従業員にいっています。
だから無駄な仕事量が増え、過労死も出てくるのです。

ホワイトカラーエグゼンプションを導入するのなら、まずは日本社会の業務のあり方を、根本的に買える必要があります。(成果を評価できる形に)

でもそれをやったら、日本の技術や決め細やかなサービスなど、日本の強みは失われます。

ホワイトカラーエグゼンプションの導入は、間違った成果主義を合法化するものであり、この間違った成果主義は、各会社に無駄な業務を増加させ、従業員も疲弊させ、長期的には日本企業の力を失わせていくことになるものだと思います。

なんでこんな簡単なことに、導入賛成派は気づかないんですかね。。。
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>アメリカでは問題なくいっているのでしょうか?


アメリカでも機能してないよ。
実際日本以上に労働時間が長いし、過労死までは行かなくても、
精神的におかしくなる人は多い。
過労死は日本で生まれた言葉だけど、アメリカでもワーカホリックなんて言葉が使われてる。

>成果主義が主のアメリカで何故過労死があまり出ないのか。
実際の統計は知らないけど、
もしそうであれば、我慢するかしないかの差では?
日本人は我慢して我慢して最後にぷっつり切れちゃうタイプ。
アメリカ人はぷっつり行かないようにカウンセリングに通って、薬飲みながら何とか踏ん張ってる感じ。まぁ、これ以上ダメだと思ったら辞めるでしょう。

結局、日本もアメリカも経済大国で資本主義国家だから、金がすべて。
とにかく働いて働いて、得た金で大量に消費する。典型的な大量生産、大量消費の現代社会って感じでしょ。

結局誰が一番得をするのかといえば、それは企業の経営陣。利益を最大化するために出来る限り効率よく、労働者を使う。この資本主義の暴走を止めるのは法律なのに、ホワイトカラーエグゼンプションで合法的に奴隷制度を認めるなんてこの国も終わりだね。(ニュースでは先送りになるみたいだけど)

ヨーロッパの国みたいに、週の残業時間の上限を厳しく規制するとかしないとね。ますます労働環境が悪くなって行く気がするよ。

厚生労働省のHPとかILOのHPとか見れば色んなデータがあるよ。
http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/index.html
http://www.ilo.org/
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理由は単純でしょう。


文化の違いです。

評価するシステムがあり、それに基づいた文化だからです。
今のまま日本にホワイトカラーエグゼプションを導入しても、めちゃくちゃになるでしょうね。
逆に、日本的な年功序列をアメリカ導入しようとしても、無理でしょう。
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この回答へのお礼

そう、そうなのです。根本的にホワイトカラーエグゼプションを導入する
背景が違うわけですよね。
アメリカの転職して当然という流動性やそもそも仕事に対して要求を遠慮しない人格性など。。。
そこらへんをもう少し詳しく知りたいのです。。。

お礼日時:2007/01/17 22:29

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