
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
塩酸塩にする理由は様々で、水に対する溶解性のほか、結晶化精製の容易さや
化学的安定性なども遊離塩基と比較し、どちらが有利か選択されます。
「△△酸○○」がエステルのケースとして、吉草酸ベタメタゾン、ジプロピオン酸
ベクロメタゾン等がありますが、マレイン酸エナラプリルは「マレイン酸塩」です。
(エナラプリル分子内にエチルエステルがありますが)
製法は、遊離塩基の溶液に塩化水素ガスを吹き込んだり、濃塩酸を添加後に
水分を共沸で除去したり、いろいろあります。実験室で当たり前の方法が
工業的には論外というケースも多々あります。
No.1
- 回答日時:
はじめまして。
「困り度3」ほど困るような問題では無いと思いますが、回答させていただきます。
塩酸塩にする利点は、ずばり、水溶性を高めるためです。他に硫酸塩やクエン酸塩などもあります。ただ、△△酸○○となっていても塩とは限りません。エステルの場合もあります。マレイン酸エナラプリルのように。
遊離塩基、たとえばアミノ基を塩酸塩にする方法は、冷やしながら4N HCl/AcOEtを入れればなりますよ。塩にした後はフィルター上でジエチルエーテルで洗浄です。
この方法は私が大学の実験室で行っていた方法ですので、私と違う分野の合成屋さんは違う方法でしていると思います。ご参考までに。
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