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2月にフランスへ行きます。両替について質問です。
成田空港の銀行でユーロに両替するか、郵貯ワールドキャッシュで現地で引き出すかを考えています。
すでにユーロをいくらか持っているので、現地で足りない分を両替の方がイイかと思うのですが、割がいいのはどちらでしょう?
ちなみにワールドキャッシュは一回の引き出しに¥200かかります。
レートに関しては以下の通りです。
「外貨から円貨への換算は、当行と提携機関が定めた計算方法によって行われます。米ドルの場合は当日のシティバンク在日支店店頭での米ドル電信売りレート(TTS)に3%を乗じたレート(TTS×1.03)となります。その他の通貨の場合は提携機関が定めたレートで米ドル額に換算された金額に、上記のレートを乗じて円貨が決定されます。」
銀行のレートと比べてどうでしょうか?

A 回答 (3件)

お答えは「日本の金融機関でユーロ現金に両替していくのが有利」です。

ただし両替する金融機関は選ぶ必要があります。ワールドキャッシュ、現地での両替はレートが悪いのでお勧めしません。

両替方法の有利不利は、外国為替市場における銀行間レートからいくらのマージンが上乗せされているかで整理すると分かりやすいです。
銀行間レートとはその名の通り、外国為替市場での銀行間の取引に使われるレートです。新聞やテレビで報道されているレートは特に断りのない限り銀行間レートです。一般の顧客はこのレートでの取引はできず、売るにしても買うにしてもいくらかのマージンを払います。
一方銀行間レートは常時変動しているため窓口での取引の際にいちいちこれを参照すると処理が煩雑です。そこで銀行は代わりに「公示仲値(TTM)」というものを定め、一日を通して適用します(*1)。銀行間レートと公示仲値は厳密には一致しませんが、同一視して通常は差し支えありません。
銀行間レートと公示仲値のどちらを基準に考えてもよいのですが、いずれにしてもマージンが少ないほどお得な両替法ということです。

1. 日本でユーロ現金に両替
日本の銀行でユーロ現金に両替する際のレートは、公示仲値に1ユーロ当たり6円~7円50銭上乗せというのが一般的な設定です。
その中で三井住友銀行と三菱東京UFJ銀行、郵便局(外国為替取扱局に限る)は、1ユーロ当たり公示仲値に4円上乗せの有利なレートを提示しています(*2)。現在のレート(公示仲値で1ユーロ=157円程度)ですと2.5%の上乗せということになります。レートと手間のバランスではこれが最善解だと思います。
もう少し手間を掛けて良ければ、これより有利なレートを出している金券ショップもあるので探してみてもよいでしょう[1,2]。上乗せ幅3円40銭が私が今まで調べた範囲で最小です[2]。他に私営の為替業者で上乗せ幅3円というところまで見つけています[3]。

2. シティバンク銀行「ワールドキャッシュ」
レートの計算法はおっしゃる通りです。現地でユーロ現金を引き出した場合その金額をいったん米ドルに換算、その米ドルの金額を対顧客電信売レート(TTS)で日本円に換算、さらに手数料3%を加算した額が引落し額になります。
ユーロから米ドルへの換算は、公示仲値に準じたレートで行われると考えて頂いて結構です。米ドルのTTSは1ドルあたり公示仲値+1円です。米ドルの公示仲値は現在1ドル=121円くらいですので、1円の上乗せは0.83%に相当します。また手数料3%が加算されますのでこれで3.83%。これに1回当たりの手数料200円が加算されますから、1.の「日本でユーロ現金に両替」より明らかに不利です。

3. 現地で日本円からユーロに両替
これはやめた方がよいです。ヨーロッパにおける日本円の両替レートは一般に悪く、銀行間レートに1ユーロ当たり7~10円くらい上乗せされます(もっと乗せる悪徳両替商もいます)。しかもこれに加え1~3%の手数料を徴収するので踏んだり蹴ったりです。日本円建てTCを両替する場合も同様です。これならまだワールドキャッシュの方が有利です。

4. 日本でユーロ建てTCに両替
TCへの両替レートは現金より優遇されています。公示仲値からの上乗せ幅は1円40銭~1円50銭です。このほかに発行手数料が加算されます。発行手数料は標準的には1%ですが、通販業者で0.5%というところや[4]、特定のクレジットカードを持っていると無料になるところ[5]もあります。
ただしヨーロッパに行かれる場合は現地での換金手数料に注意が必要です。ヨーロッパではTCをそのまま使えるところは少ないので、銀行や両替商で換金して使うことになりますが、その際に1~3%程度の手数料を引かれます。であれば最初から日本でユーロ現金に両替していった方が有利ですし、手間もかかりません。

換金手数料を回避する方法はあることはあって、「アメリカンエキスプレスのTCを作り、提携の現地金融機関で換金する」が有名です。ただし提携金融機関を自分で探して、英語(や場合によっては現地語)で換金を依頼できることが前提になります。
上で述べたように、今は日本でもそこそこ良いレートでユーロ現金が手に入りますから無理してまでこの方法を使うことはないでしょう。なおTCを使って極力有利なレートで両替する方法については[6]で触れております。ご興味があれば参考までにご覧下さい。

5. クレジットカードでショッピング
クレジットカードで払えるものは極力それで払うのが簡単で有利です。ただしJCBは通用度が落ちるので、少なくとも1枚目はVISAかMasterを選ぶことをお勧めします。
クレジットカードの引落し額は「クレジットカード会社が定める通貨間換算レートに、海外利用に伴う手数料を加算」で計算されます。
「クレジットカード会社が定める通貨間換算レート」は、銀行間レートや公示仲値と一致すると考えて頂いて結構です。私が調べたデータでは通常は±0.4%、為替相場が大きく動いたときでも±1.0%くらいの範囲に収まっています。また「海外利用に伴う手数料」ですが、VISAやMasterは1.63%、JCBは1.60%です(カードによっては多少異なることがあります)。

6. クレジットカードでキャッシング
クレジットカードでのキャッシングは使い方によっては有利です。レートは上でも出てきた「クレジットカード会社が定めるレート」で、これに引落し日までの利息が加算されます。(ショッピング利用のときの1.63%/1.60%の手数料は加算されません)
利率は年15~25%、利用日から引落し日までは25~55日くらいが標準ですので、利息として1~4%の額を支払うことになります。両替の際の目減りとこの利息の値を比較すると、そう不利な方法でないことがお分かり頂けると思います。
キャッシングにご興味があれば、[7,8]などを参考にお使いのクレジットカード会社にて利用法を確認ください。

またキャッシングをより有利に使う方法として「繰り上げ返済」があります。帰国後すぐに返済すればその分利息が少なくて済むという道理です。ただし繰り上げ返済の際に銀行振り込み手数料がかかるカードもあるので、条件によっては繰り上げ返済せず定例の引落し日に払ったほうがお得になることもあります。キャッシング+繰り上げ返済であれば、三井住友カードの各種カードやセゾンカードをお勧めしておきます。提携ATMから手数料なしで繰り上げ返済できます。

キャッシングの難点は枠がショッピングに比べて小さいこと、英語や場合によっては現地語でATMを操作しなくてはならないことが挙げられます。

7. 国際キャッシュカード
新生銀行やシティバンク銀行が出していますがレート的にはさほど有利でありません。カードにより多少異なりますが銀行間レートに4%の上乗せが目安です。クレジットカードでキャッシングする方がまだ有利です。

【試算例】
500ユーロを調達するのに必要な日本円の額を、1.の日本でユーロ現金に両替と2.のワールドキャッシュとで比較してみます。公示仲値で1ユーロ=157円00銭、1米ドル=121円00銭とします。
・日本でユーロ現金に両替
500×(157.00+4.00)=80,500円
・ワールドキャッシュ
500×(157.00÷121.00)×(121.00+1.00)×1.03+200=81,723円

500ユーロ両替しただけで1,000円以上の差がついてしまうことになります。「日本でユーロ現金に両替」が有利であることは自明です。

【結論】
ユーロの現金なら日本で両替していくのが有利です。ただし金融機関によるレート差が結構あるのでどこで両替するかには注意する必要があります。レートが良いのは三井住友、三菱東京UFJ、郵便局などです。
シティバンクのワールドキャッシュは便利ですが、レートは悪いので緊急時に限って使うのがよいでしょう。現地での両替は問題外です。

[1] http://www.igami.co.jp/currency.html
[2] http://www.ticketzone.jp/gaika/index.html
[3] http://www.btgp.org/BTG%20CashForex.htm
[4] http://www.cecile.co.jp/travelers_cheque/
[5] http://www.jtb.co.jp/jtbcard/kaiin/otoku.html
[6] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2317598.html
[7] http://www.nicos.co.jp/hp_trvl/overseas/os_cash. …
[8] http://www.dccard.co.jp/useful/money/o_atm.shtml

*1 よほど大きく相場が動いたときには一日のうちでも再設定することがある。普段から複数回の設定を行う銀行もある。
*2 特定の店舗や出張所で特定の通貨に限って他の支店より有利なレートを出している銀行もあるが、三井住友と三菱東京UFJでのユーロ両替であれば市中の支店もレートは同じ。郵便局でも、市中の局と空港内郵便局のレートは同じ。
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この回答へのお礼

大変詳しい回答ありがとうございます。
なるべくちょうど良い額を両替して行くことにします。

お礼日時:2007/01/31 13:04

日本での現金両替と現地では10円程違います。


20ユーロ以上ならワールドキャッシュでしょうね。

今はユーロがバカ高?現金利用は最小限にし、CCでの支払いが
一番得です。
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この回答へのお礼

20ユーロ以下を下ろすことは無いと思うので、使うことにします。
回答ありがとうございます。
使えるところではカードで支払おうと思います。

お礼日時:2007/01/27 18:38

私もフランス留学生でした。


私は郵貯ワールドキャッシュで現地で引き出すのが、安全という面でも
オススメかと思います。

ご参考までに☆
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この回答へのお礼

留学中トラブルはありませんでしたか?
実は数年前、フランスで郵貯ワールドキャッシュで現金を下ろせなくて困ったことがありました。懲りずにまた使おうとしていますが。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/27 18:36

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