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オーストラリアへ旅行へ行きます。お土産等を買いたいのでオーストラリアドルが必要になりました。銀行や郵便局で外貨両替ができると聞いたので、外貨両替は日本でやろうと思います。そこで質問があるのですが、郵便局と銀行ではどちらのほうが手数料が安く済むでしょうか?「外貨両替機」というものが
あるそうなのですが、外貨両替機のほうが安く済むんですか?銀行、郵便局、外貨両替機の3つのなかでどれが1番手数料が安く済みますか?また、1オーストラリアドルを替えたときにいくら手数料を取られるか具体的な数字で教えてください。(銀行によって偏りがあると思いますが。)

A 回答 (2件)

日本でオーストラリアドルにして行く必要はないでしょう、


私もあちこち旅行していますが、日本円を持って行って現地で両替するのが一番手数料も少なく円も高いです。私はいつも空港の両替所で1万円くらい現地のお金に両替して、後は町に出て必要な分だけ両替して使います。空港と銀行は両替率や手数料の面で損なので、観光地なら両替所はたくさんありますから、手数料など見比べて両替出来ます。銀行の手数料は各銀行で違いますしレートも多少違います。一番良い方法は外国でも下ろせる銀行カードを作ってもらって外国のキャッシュマシンで現地通貨で出すのが一番です。手数料もかからないし、その日のレートですし、外国のお金が余ってまた日本円に取り替えるなんて無駄な事もありません。外国の両替所で言葉?全く心配ありません。お金を出すだけでちゃんと両替して、明細書もくれますよ。もうひとつ、日本の銀行では米ドルになら比較的簡単に銀行で両替してくれますが、他の国の通貨は手持ちがなかったりして1週間も待たされたりで面倒ですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。現地での両替も考えてみます。

お礼日時:2008/10/13 16:46

 日本の銀行、日本の郵便局、日本の外貨両替機のいずれも両替法としては損です。

豪ドル入手法としては手数料の点で
(1)日本で豪ドルのトラベラーズチェックを組み、現地で換金する
(2)デビットカードを使い、現地の現金自動預払機で豪ドルを引出す
(3)現地の現金自動預払機で、クレジットカードでキャッシングする
を勧めます。

 具体的な数字をご希望とのことですのでそれに沿って回答申し上げますが、まず為替用語の説明にお付き合いください。
・銀行間レート 外国為替市場において文字通り金融機関間の取引に使われるレートで、新聞やテレビなどで「今日の東京外国為替市場、終値は1ドル=102円80銭でした」と報じられているレートは通常この「銀行間レート」です。
・公示仲値 銀行間レートは常時変動しているためこれを両替の基準レートとすると処理が煩雑になります。そこで各金融機関は銀行間レートを参照しながら、銀行間レートに代わる数字として「公示仲値」というレートを定め、その日の取引の基準レートに用います。公示仲値と銀行間レートは厳密には一致しませんが、両替の有利不利を考える上では同一の数字と考えて差し支えありません。また公示仲値は各金融機関が独立に定めるため若干のばらつきがありますが、その差異は0.1%かせいぜい0.2%程度に過ぎません。
・対顧客電信売レート(TTS) 外貨現金のやり取りを伴わずに外貨を買う取引きで適用されるレートです。具体的には外貨建てトラベラーズチェック(以下TC)の購入、外貨建て国際送金などで使われます。TTSは決まった幅の手数料(為替手数料)を公示仲値に上乗せすることで機械的に計算されます。豪ドルの場合、日本では2円ないし2円50銭に設定している銀行が大多数です。
・外貨現金売りレート 外貨現金を扱うとその国からの輸送コスト、運用に回せないことによる死蔵コスト、為替変動によるリスクが必然的に発生します。そこで外貨現金のやり取りを伴う取引きには「外貨現金取扱手数料」を課すことでコスト/リスク対策をしています。豪ドルは外貨現金取扱手数料が特に高いので注意が必要です。店頭では「公示仲値+為替手数料+外貨現金取扱手数料」を「外貨現金売りレート」として掲出しているのが一般的です。
・クレジットカード会社が定める通貨間換算レート クレジットカード会社も海外での利用分を決済する関係で、通貨間の換算レートを毎日設定します。これも前出の公示仲値と同様に銀行間レートを参照して決定されます。このレートのことを本回答では「クレジットカード会社が定める通貨間換算レート」と呼ぶことにします。
 銀行間レート、公示仲値、クレジットカード会社が定める通貨間換算レートは厳密には一致しませんが、両替の有利不利を考える上では同一視して差し支えありません。私の過去のデータでは、クレジットカード会社が定める通貨間換算レートと銀行間レートの乖離は通常時で±0.4%以内、為替市場が大きく変動する局面で±1.0%以内です。

1. 日本で豪ドル現金に両替
 現地到着後からすぐ使えて便利ですがレートはお世辞にも有利と言えません。豪ドルの外貨現金売りレートは、公示仲値に1豪ドルあたり9円から9円70銭程度を上乗せした数字になります。公示仲値が1豪ドル=72円00銭なら、上乗せ分が9円でも12.5%もの手数料を払う計算になります。
 上記は銀行の数字ですが郵便局(ゆうちょ銀行)でも本質は同じ、ゆうちょ銀行の豪ドル現金売りレートは公示仲値に9円70銭上乗せです。外貨両替機についても機械が人間に代わって外貨を払い出しているに過ぎず、レートは店頭での両替と同じです(*1)。

2. 日本で豪ドル建てトラベラーズチェックに両替
 日本の銀行における豪ドル建てTCの両替レートは公示仲値に2円~2円50銭の上乗せです。このほかにTC発行手数料1%がかかります。またオーストラリアの銀行ではTCの換金に手数料を取ることも多く、例えば大手のNational Australia Bank(以下NAB)では「換金額の1.1% ただし最低10豪ドル」という規定になっています。

3. 日本で円建てトラベラーズチェックを組み現地で両替
 日本では発行手数料の1%のみがかかります。現地での日本円買い入れレートですが(豪ドルに対する円の)公示仲値から2.5%ほど低い数字になります。また現地での換金手数料も考えなくてはなりません。その額は1回あたり7~10豪ドル程度です。

4. 日本円を持参し現地で両替
 日本では費用は発生しません。現地での日本円買い入れレートは公示仲値から7%ほど低い数字になります。また現地の銀行では両替1回あたり7~10豪ドル程度の手数料を徴収します。

5. 国際キャッシュカードを使う
 新生銀行やシティバンク銀行のキャッシュカードは海外の現金自動預払機(以下ATM)から現地通貨を引き出せて便利ですが、レートはお世辞にも良いとは言えません。
 新生銀行は「VISAインターナショナルが定める換算レートに4%の手数料を加算」です[1]。「VISAインターナショナルが定める換算レート」は前出の「クレジットカード会社が定める通貨間換算レート」に当たり、単純に言えば「公示仲値+4%」です。シティバンク銀行の計算は多少複雑ですが、現在のレートですと公示仲値+約4.0%に相当します[2]。
 なお現地ATMの所有者が手数料を取ることもあります。その額は典型的には1回50円~200円くらいです。(以下の6.および7.にも共通)

6. デビットカードを使う
 国際キャッシュカードというよりクレジットカードに近いのですが、国際キャッシュカードと同様に現地ATMで外貨を引出すことができます。現時点で手数料が最も安いのはイーバンク銀行の「イーバンクマネーカード」です[3,4]。日本円での引落し額は「VISAインターナショナルが定める換算レートに1.63%加算」で、国際キャッシュカードよりお得です。

7. クレジットカードのキャッシングを使う
 キャッシングは一種の借金ということで好まれない方もいらっしゃいますが、海外では両替の代わりに便利に使えます。日本円への換算レートは「クレジットカード会社が定める通貨間換算レート」で、これに返済日までの利子が加算されます。典型的には利率は年利15~25%、利用日から返済日までは25~55日くらいですので、支払う利子は1.0~3.8%といったところです。帰国後すぐに繰り上げ返済すれば利子を少なく済ませることも可能です。

【試算例】
2008年10月15日のレートは以下の通りでした。
・日本(三菱東京UFJ銀行[5])
豪ドル現金: 80円06銭→1豪ドル、1豪ドル→60円66銭 (公示仲値70円36銭)
豪ドル建てTC: 72円36銭→1豪ドル (発行手数料1%は別途)
・オーストラリア(National Australia Bank [6,7])
日本円現金: 78円80銭→1豪ドル、1豪ドル→68円72銭
日本円TC: 71円91銭→1豪ドル

「クレジットカード会社が定める通貨間換算レート」も三菱東京UFJの公示仲値と同じ70円36銭であるとして、2,000豪ドルを調達するのに必要な日本円の額を比較します。6.と7.が有利で続いて3.と5.です。1.の「日本で両替」は最悪であることがお分かり頂けると思います。

1. 日本で豪ドル現金に両替
80.06×2,000=160,120円
※郵便局でも同等

2. 日本で豪ドル建てトラベラーズチェックに両替
72.36×2,000×1.01÷0.989=147,792円
※発行手数料1%、現地での換金手数料1.1%を仮定

3. 日本で円建てトラベラーズチェックを組み現地で両替
1.01×71.91×2,000÷0.989=146,874円
※発行手数料1%、現地での換金手数料1.1%を仮定

4. 日本円を持参し現地で両替
2,010×78.80=158,388円
※現地での両替手数料10豪ドルを仮定

5. 国際キャッシュカードを使う
2000×70.36×1.04=146,348円
※新生銀行の例で計算

6. デビットカードを使う
2000×70.36×1.0163=143,013円
※イーバンクマネーカードを例に計算

7. クレジットカードのキャッシングを使う
2000×70.36×(1+0.18×40÷365)=143,495円
※年利18%、利用から40日で返済を仮定

【まとめ】
(1)豪ドルの調達法として最も有利なのはデビットカードとクレジットカードでのキャッシング、次いで国際キャッシュカードと円建てトラベラーズチェックの現地両替です。
(2)日本で豪ドル現金に両替して持参するのは最悪で、10%以上が手数料として消えます。「郵便局での豪ドル現金への両替」「銀行での豪ドル現金への両替」「自動両替機での豪ドル現金への両替」は相互間の有利不利を論じるまでもなく「どれもレートが悪い」が結論です。

参考ページ
[1] http://www.shinseibank.com/atm/riyou_kaigai.html
[2] http://www.citibank.co.jp/ja/bankingservice/usin …
[3] http://www.ebank.co.jp/kojin/debit/index.html
[4] http://www.ebank.co.jp/kojin/debit/what.html#cc
[5] http://www.bk.mufg.jp/gdocs/kinri/list_j/kinri/k …
[6] http://www.national.com.au/Personal_Finance/Calc …
[7] http://www.national.com.au/Personal_Finance/Calc …

【補足】
 No. 1の回答で気になったことがあるので補足しておきます。
(1)「日本円を持って行って現地で両替するのが一番手数料も少なく円も高い」→国際的通用度が日本円より低い通貨への両替では確かにそうですが、逆に日本円より通用度が高い通貨への両替では損する確率大です。ユーロや米ドル、英ポンドへの両替が該当します。
実例: 2007年6月2日
(A)関西空港内三菱東京UFJ銀行出張所 ユーロ現金売りレート 167円84銭→1ユーロ
(B)フランクフルト空港内両替所"Currency Exchange" 日本円現金買いレート 179円74銭→1ユーロ
しかもフランクフルト空港の両替所はcomission 2.2%とhandling charge 3.5 EURを取ります。現金1万円を出した時の手取りは関西空港の三菱東京UFJが(当時のレートで)59.58ユーロなのに対し、フランクフルト空港両替所は手取り50.91ユーロで、明らかに損です。

(2)「一番良い方法は外国でも下ろせる銀行カードを作ってもらって外国のキャッシュマシンで現地通貨で出す」→確かに便利ですが公示仲値からの上乗せは4%程度あります。通貨にもよりますが大抵はそれより安い手数料で両替する方法が存在するので、国際キャッシュカードが「一番良い方法」とは言えません。
公示仲値からの上乗せ幅の一例は以下の通り。
ユーロ(日本で銀行を選んで両替、+4円≒3%) タイバーツ(タイの空港の両替所で日本円現金から両替、+1.5%) 香港ドル(香港市内の両替商で日本円現金から両替、+0.7%) チュニジアディナール(チュニス・カルタゴ空港の銀行で日本円現金から両替、+1.2%) ハンガリーフォリント(ブダペスト市内の両替商で日本円現金から両替、3.6%)

*1 ごく一部の銀行の外貨両替機では店頭に比べて割引がありますが、その額は0.1%や0.2%といった程度です。
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