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古代インドにおける「心の研究」について、心理学史というよりも心理学前史、あるいはその分野についても心理学というより思想、哲学なのかもしれませんが、今日の心理学を勉強する上で参考になる考え方などご存知の方いらっしゃったらご教授願います。図書館で調べるのに参考文献などご紹介いただければ、なお幸いです。
よろしくお取り計らい願います。

A 回答 (1件)

こんばんは。



 概説書を読みかじった程度の者で、お役に立つかわかりませんが・・・

 ご質問文にも触れておられるように、古代インドには明確に「心理学」という学問があったわけではなく、哲学・思想はすべて「宗教」に属しています。
 インドでは宗教宗派で形が変われども、とくに自己と他者や外界・神や真理との関係やあり方への考察や考え方が非常に重要なポイントになる、というのは確かだと思います。
 ですので、結局のところ「古代インドにおける『心の研究』」となると、全般的な流れを把握するとなるとインドの思想史・哲学史を押さえる必要が・・・という話になってしまうかと思います。
 
 ある種のショートカットコース(?)だと思われる分野としては、表向きかなり唯心論的な傾向のある仏教の中で、最も唯心的な考え方「唯識」思想が、「心の研究」としては相当に特化しているのではないかと思います。

 インド哲学・思想全般を扱うもので、ある程度入手し易いかと思われるもの。参考文献が巻末に列挙されており、さらに文献をあたる際に役立ちます。↓
金岡秀友『インド哲学史概説』佼成出版社

 唯識思想に関しては「横山紘一」氏がこの分野の研究者としては、専門書から入門書まで充実しています。
 また、下記の著作も本来たいへんに精緻かつ難解な唯識思想を平易に著していて有益でした。↓
岡野守也『唯識のすすめ 仏教の深層心理学入門』NHK出版

 既読であれば、すみませんです。では。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。
さっそく明日図書館で調べて見ます。

お礼日時:2007/02/02 22:44

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