「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

最近は毎年のようにインフルエンザの予防接種を受けています。
そこで思ったのですが、そのことと新型インフルエンザへの対抗力は関係あるでしょうか?
次の(A)~(D)のどれになるでしょうか?
ちゃんと免疫のシステムを理解していないので、素人向けの説明でお願いします。

(A)いつもワクチン(弱い敵)と戦っているので、未知の病気(強い奴)が来た時には勝てる確率は下がる。
(B)ワクチン接種により敵と毎年戦っているので、未知の病気にも勝てる確率は上がる。
(C)全く関係ない
(D)ウイルスの種類により(A)~(C)のいずれになるかは不明

A 回答 (3件)

 回答としては(C)になりますね。

全く関係ない、が正解です。
 その理由を説明します。

 質問者さんは免疫について理解されていないとのことなので、簡単に免疫機構の基本を説明しますと、(A)や(B)のように、"相手の強さ"と"対抗力"は関係ありません。肝心なのは、「免疫システムが相手の"顔"を知っているか否か」の一点です。

 免疫システムを警察組織に例えるなら、未知の犯罪者が街で悪さをしていたら、被害者から通報を受けて駆けつけた警察官や、パトロール中に職務質問をして逮捕した犯罪者などの「顔写真」が警察署のデータベースに記憶されます。
 同じ犯罪者が再び街に侵入した際は、パトロールの警察官が既に顔写真を持っているような状態ですから、直ちに非常線を張って逮捕することができます。まあそれほどドンピシャリの例えではありませんが、だいたいそういうことです。

 ワクチンとは、上の例えで言うならば現場の警察官に先に顔写真だけを配るようなものです(生ワクチンの場合はちょっと雰囲気違うけど説明省略)。ま、指名手配のようなものだと思っていただければ、当たらずといえども遠からず、という感じです。
 これでH亜型が違うと、まったく顔つきが違うので警察官がH1の写真を持っていてもH2は何も関係ありません。

 インフルエンザの場合、感染や感染防御に関係する抗原型としては1から16のH亜型に分類されています。
 ヒトの間で流行しているのはH1からH3の3タイプですから、ここに仮に現在鶏で問題になっているH5が入ってきても、警察署の反応としては「初めて接する犯罪者」ということになります。

 なお、インフルエンザの場合同じH1型であっても、みな微妙に顔つきが違います。ですから指名手配写真も完全に有効には働かないですね。予防接種してもインフルエンザに罹ることは多々あります。
 ま、あまり無茶な暴れ方はさせない、くらいの効果でしょうか。
 私も毎年接種していますが、罹るときは罹ります。

 正確な表現をすると、「インフルエンザのワクチンは感染防御能は持たない」ということになります。感染を防御することはできないが、症状を軽くすることはできる、ということです。

 インフルエンザワクチンが感染防御能を持てないもうひとつの理由は、やつらは空港から侵入してくるのに警察署に手配写真を配っても効果が薄い、ということがあります。空港は税関の管轄なので、そちらには十分手配写真が回らない、というわけで・・・
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#1さんのご回答のように,ご自分の新型インフルエンザの予防には全く関係ないと思います。

しかしながら,人類に対しての新型インフルエンザへの予防という点では大いに意味があることです。例えばトリインフルエンザでは現在はヒトからヒトへの感染は基本的にありません。しかし,トリインフルエンザとヒトインフルエンザにともに感染する共感染が起こりますとトリインフルエンザがヒトインフルエンザに変化してしまう可能性が高くなります。それを防ぐにはヒトインフルエンザに感染しないことです。

○WHOのワクチンの適用に関する指針です。参考にしてください。
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/17 …

この回答への補足

そうなれば以前のように学校等でインフルエンザの予防接種をするほうが、人類全体としては良いわけですね。
集団接種がなくなった経緯を考えると、個人としては予防接種へのリスクはありますけど。

補足日時:2007/02/11 22:11
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(C)
未知でなくても、インフルエンザの予防接種を受けてもカゼはひきますヨ

 
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