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タイトルの通り、CD等をヘッドホンで聞くと自分の後方から音が聞こえる物があります。これはどのようにして聞こえるようにしているのでしょうか。
あと、遠くから聞こえるのもありますがこれもどのようにしているのでしょうか。
詳しく知っている方は教えてください。お願いします。

A 回答 (2件)

Q/これはどのようにして聞こえるようにしているのでしょうか。



A/方法は2つありますね。
1つは、ハードウェアでの処理に加工を加える物で、頭部伝達関数(HRTF)という理論に基づく物を使っています。
これを使うと、クロストークキャンセルにより左右2つの音源(スピーカー)からあたかも周囲にスピーカーがあるように感じるサラウンド環境を作成できるという物です。

元々、人間の耳はあまり優れた存在ではなく前方の音か後方の音か、遠いか近いかは物体と音の残響を感じとって識別します。耳は2つしかないわけで4つも5つもスピーカーがあっても最終的には2つの耳に到達する際の速度(どのスピーカーの音が最初に着いたかという順番)、到達時の音の変化(劣化など)によって、違いを識別しているに過ぎないのです。

そこで考えられたのが、音の発生源から耳に到達するまでの時間の誤差をアンプに内蔵されている専用プロセッサ(DSP=デジタルシグナルプロセッサ)が解析し、それに合った音を2つのスピーカー向けに合成それを2chのスピーカーで出力します。あらかじめ、耳に到達する際の音をステレオ機器内で合成してあたかも実際にその場で聴いているような立体感を与えます。
これは、ハードウェア処理による物で、元々2ch(ステレオ)向けではないマルチチャンネル音声(独立した複数のスピーカーから別々の音を出力できるもの、DVDや映画館のサラウンドが例)をヘッドホンや2スピーカーで聴いたり、2chの音声で単なるステレオの平べったい音にあたかもどこかのライブ会場などで聴いているような臨場感を与える効果を持ちます。

これは、ドルビーヘッドホン、バーチャルドルビー、バーチャルdts、SRS-TruSurroundXTなどが有名です。


もう一つは、元々音を記録する際に、上のような記録方法をとる場合です。今回の場合、CDでということですが、CDをコンポではない普通のラジカセのCDプレーヤーなどで聴いて臨場感を体感できる場合は、CDに記録する際に、頭部伝達関数を用いて音の到達速度に変化を与えたり、後ろから聞こえる場合のニュアンスなどを加えておくのです。そうすることで、バーチャルサラウンド機能などのハードウェアの対応なしにあたかも、遠くや、後ろから聞こえるように感じると言うことです。

基本はどちらも同じですね。これは、いわゆる耳の能力最終的な聞こえ方を計算して、再生時の音に変化を与えるということです。

いかがでしょうか?
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この回答へのお礼

なるほど、耳への到達速度と音の変化ですか。
なんか物理のドップラー効果みたいな感じですね。ちょっと違うかな。
こうゆうのを文章にしてかけるなんて、partsさんはすごいと思います。
大変よく分かりました。回答してくれてありがとうございます。

お礼日時:2002/06/09 11:04

私は門外漢ではありますが、こんなページが見つかりました。


http://www2.justnet.ne.jp/~office_s/w_knowledge. …

つまりは、音の大きさや、左右の耳に届くズレなどで、人は音の位置を知るのだそうです。
ですから、電子的に「後ろから聞こえる音」とか「前から聞こえる音」というのが分析できているのであれば、そういう現象も起こせるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

紹介してくれたサイトに行きました。
なんかああゆうのはとても好きですね。いつかちゃんと勉強したいです。
ためになりました。本当にありがとうございます。

お礼日時:2002/06/09 10:54

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