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和声的短音階についていくつか分からないことがあります。
たとえば、はてなダイアリーに和声的短音階について以下の通りまとめてあります。
自然的短音階の
「第7音を半音上げることによって主音と第7音の間隔が半音となり音階の導音としての機能が果たせるようになる.
この短音階が和声的といわれるのは半音高くした第7音が属和音を作り出すことによる.このことから「和声的短音階」と呼ばれる.」

疑問(1)VIIの音は、7番目に位置することと主音と半音の関係にあるという2つの条件を満たさないとと導音と呼ばれないのか。主音とはVIIの音と半音の関係にあって初めて主音と呼ばれるのか。
  (2)和声的短音階に比べてVIIが半音低い自然的短音階にも属和音Vm7があるではないか。自然的短音階のVm7は属和音にはならず、和声的短音階のV7は属和音になるのか?VIIが属和音を作るとはどういう意味か?
  (3)和声的とは何か?別のサイトで、和声的短音階はVm7をV7に変えて、和声的不備を解消するという説明を見つけましたが、そもそも「和声的」の意味が分かりません。
  V7がVm7と違って不安定なコードで、それゆえトニックに帰りたがるという説明がありました。和声的短音階の役割にVm7を不安定なV7にしV7→Iのドミナントモーションを強力にすることは分かりました。しかし、今度は新たな疑問が浮かび上がって来ました。
 (4)何故V7が不安定か、そして不安定でなければ5番目の和音でも属和音にならないのかということです。

一人で考えても分かりませんでした。良かったら教えてください。

A 回答 (2件)

1)導音は常に主音の半音下です。


2)何を見られたかわかりませんがVm7という和音は存在しません。それは恐らく4度調のサブドミナント(iiのminir 7th chord) のことでしょう。自然短音階の第七音は和音の一部にはなり得ません。第七音が属和音を作ると言うことは、和声短音階の第七音が半音上がって第一音に「解決する」ということです。
3)そもそもVm7は存在しません。和声的とは自然短音階の第七音を半を上げたものです。
4)V7が不安定だから、安定したIに解決します。五番目の三和音は、長調であれ短調であれ、必ず長三和音です。

この回答への補足

答えて頂いてどうもありがとうございました。

1)については良く分かりました。
ただ、Vm7という和音が存在しないという意味が分かりません。色々と調べてみましたが、和声的短音階を使う目的は、自然的短音階に出てくるVm7をV7に変えるためだと説明があります。それに、Em7は自然的短音階のAm調のVm7ですよね。Vm7は存在しますよね。

それと、「和声的」の意味が自然的短音階の第7音を半音上げたものだという説明も釈然としません。

補足日時:2007/07/15 21:56
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こんにちは。


基本的には前の方がお答えの通りですが。

(1)導音とは「導く音」という名の通り,「主音に動こうとする力が非常に強い音」の事です。曲の中で中心的な役割を持つ主音に近い音は,人間に「主音に移って安心させてほしい」という感覚を呼び起こします。
教会旋法であるフリギア旋法では第一音と第二音の間が半音になっており,この第二音も導音を呼ばれる場合があります。

(2)例えば,Am調の中のEm(7)の和音は,「属和音としての和声的な機能」を持っていません。
「属和音の和声的な機能」とは,主和音に移って安定をもたらす(調性を確定させる),というものです。これは,主に導音が主音に動くことによってもたらされるので,導音を持たない和音(Am調でのEm)はその機能を果たせないのです。
一般的には,属和音といった場合,この機能をもった和音のことを指します。
ただし,少し調べたところ,属和音は長和音でなければならない,という記述は(意外なことに)見つからず,厳密には,属和音としての機能・役割を持たなくても,五番目の和音なら属和音と呼んでよいのかもしれません。(ただし,そう呼ぶことに対して,個人的には違和感はあります)

(3)「和声的な不備」というのは,具体的な内容は(2)で述べた通りで,「自然短音階では五番目の音を根音として構成する和音が長和音(メジャーコード)にならないため,主和音に移って調性を確定させるという属和音の和声的な機能を持っていない」という事を指しています。

(4)不安定かどうかは,和音進行・調性の中で決まる内容であり,和音単体で聴いても分かりません。Amの調の中におかれたE(7)の和音はAmの和音に動いて安定しようとするがEm(7)ではそうならない,という意味です。
不安定でないと五番目でも属和音と呼べないかどうかについては,前述した通り,厳密な決まりは見つけられませんでしたが,個人的には,属和音としての和声的役割を持たないものは,たとえ五番目の和音であっても属和音ではないと感じています。
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