アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

鮎釣りをしている人たちから、「この前の台風で鮎が居なくなっちまった!」などとたまに聞くのですが、もし海まで流されたとしたら鮎は、再び遡上を開始するのですか?元の川に行くのですか?それとも適当に近くの川に遡上するのでしょうか? そのまま海の浅瀬で、生息するなんてこともあるのでしょうか?

A 回答 (3件)

現鮎釣り師です。



鮎は川の魚の中では一番泳ぎが達者なので、海まで流されるのはほんのわずかです。
海でも近くに川がある場合、表面はまだ川の水だし塩分が薄い(特に増水時はさらに薄い)ので、海まで流されたとしても高確率で生きています。
その間に川に上がればOKです。

あと、鮎には海産遡上型、琵琶湖産、人工産の3つの種類がいます。
それぞれが利点欠点があり、増水に強い鮎、冷水温に強い鮎、高水温に強い鮎がいます。
例えば人工産鮎は増水には弱いので、台風などで増水すると流されたり死滅したりして全滅になることはまれにあります。
また琵琶湖産、人工産は遡上せずその場に留まることが多いので、流れたらその場所に留まることが多いです。


鮎がいなくなる理由は3つあります。
1つは流された場合。
でも前述の通り、泳ぎ達者な鮎が海まで流されるのは少数です。
洪水警報で避難勧告が出るくらいの増水にならないと、海までは流されないです。

もう1つは冷水病です。
冷水病とは増水や長雨で水温が低くなると発生する病気です。
具体的には鮎の身が融けて解けて、穴が空きます。
それで死滅してプカプカと浮いてきます。
これで人工産が全滅になった川は多数あります。

最後に秋に産卵の為に下る時です。
9月や10月頃に冷たい雨が降ると下流域まで下ってきます。
(海まで下りません)
10~11月頃に下流域の小砂利の場所で産卵します。
産卵が終わったら、しばらくすると死に絶えます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。丁寧な回答とても参考になりました。またよろしくお願いします。

お礼日時:2007/08/20 10:10

完全に川の中に遡上している固体が海に戻った場合、浸透圧関係で多分死ぬと思います。



うんちくですが・・・
養殖魚(湖産)は遡上を余りしないので、流された場合、河口付近に溜まる固体が入るそうです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。とても参考になりました。またよろしくお願いします。

お礼日時:2007/08/20 10:09

鮎は一年魚です、海に戻って死に絶えます。

    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2007/08/20 10:05

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!