
TVで「世にも奇妙な物語を物語」ってやってますよね。
あんな感じの小説ってないですか?
といっても、あれじゃちょっと、物足りないんですけどね・・・
「世にも奇妙な物語」のノベライズ版は読みましたけど、
なんかいまいちなんですよね。
もっとこう、状況説明を省いてほしいっていうか・・・
登場人物に関しては、性別とおおよその年齢だけわかればいいって感じなんです。
できるだけ曖昧な状況下で、
登場人物がなんか変なことをやらかしたり、
変な状況に追い込まれたりして、
最後もなんか変な状態で終わる。
不自然で、納得がいかなくて、後味も悪い――
かといって、オチが全然ないというわけではない。
まあ、オチらしきものはあるという程度がいいんです。
普通の人だったら、「なんだこりゃ?」って、
眉を顰めたくなるような、可能な限り脈絡の乏しい内容がいいんです。
かといって、全く脈絡がないのも困りますけど・・・
例えば、星新一なんかだと、ちゃんと脈絡もあってオチがあるんで、
ダメなんですよ。
ただ、状況説明が少ない点は評価できますけど、もっと少ない方がいいんです。
あと、時代物とか、未来世界とか異世界なんていう設定もダメです。
そして、シナリオに近いくらい、シンプルな文章がいいんですけど・・・
こんな私の意にそう小説はないでしょうか??
知っている方がいましたら、教えて下さい。
(コミックは結構ですので。あと、SF作家のショートショートなんかはかなり目を通しましたが、これはっていうのはほとんどなかったです)
A 回答 (13件中1~10件)
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No.12
- 回答日時:
うーん。
文学的でないものを選ぶとなると映画とかのほうがいいのでは?あとは・・いやいやそうじゃなくて。文学的でないもの・・。多少文学はいってしまうしちょっとエロスですが「倉橋由美子の怪奇掌篇」とか。
すこしエログロですが。文学的・・・というか・・・。どうなんでしょう。
お暇があれば探してみてください。・・図書館にもあるかないかわからないんですけどね・・(遠い眼
それにしても大変ですね・・。私も大分偏ってますけど。小さい頃はなんでもいけたのに・・!
No.11
- 回答日時:
乙一の本は読んだことありますか?
「ZOO」や「リストカット事件」などの短編集は奇怪で面白いですよ!!
文章も読みやすくシンプルですし。
たとえば、事故で痛みを感じなくなった老人がいて、旅行先で朝起きたら腹にナイフが刺さっていた!!
同行の医者がいたが、持っていた輸血用の血が無くなった!!血液はどこ行った!?てか、誰が刺したんだ!?
みたいなグテングテンな内容から、シュールな内容までいろいろ楽しめますよ
No.9
- 回答日時:
原田宗典さんの「0をつなぐ」とか、「海の短編集」とか・・・。
この方は、電車の中では絶対読めない、面白すぎるエッセイで有名ですが、小説は、ぜんぜん違った世界で、まさに、「世にも奇妙な物語」という感じです。
短編なので読みやすいし、お勧めします。
この2冊だけじゃなくて、まだ何冊かあるはずです。
No.8
- 回答日時:
奇妙なお話でしたら、中島らもの「白いメリーさん」も中々オススメですよ!一度読んだら読み終えるまで止まらないので、夏の読書なんかにも最適なのではないでしょうか?とっても不気味なお話しです。
短編集なのですが、他の収録作品も面白いですし。あとは私が知っている話ですと、村上春樹の「レキシントンの幽霊」の中に入っている「眠り」なんかもオススメです!!機会があったら是非目をとうしてみて下さいネ♪では失礼します<(_ _)>
No.7
- 回答日時:
No.5です。
少々補足を。その後,何人か思いついたのですが,やはり制約が厳しいので,だいたいどこかに引っかかってしまいますね。
レイモンド・カーヴァー,ジャン・レー,イーヴリン・ウォー,グレアム・グリーン,アンブローズ・ビアス,トマス・ハーディ,ギ・ド・モーパッサン,A.E.コッパード,河野多恵子,久生十蘭,安房直子……
せめて,具体的な状況設定があってもよいのなら,『料理人』(ハリー・クレッシング)や『ラーオ博士のサーカス』(C.G.フィニー)あたり,安心してお勧めできるのですが(どちらも短篇ではないけれど)。
それと一目でわかるようなユーモアも風刺もなし,ということになると,まさしく普通の人から見れば「何だ,こりゃ」という作品になりそうですね。エリザベス・ボウエンの『歌う猫』やウォーの『土』のような,風刺やユーモアが淡白なために読者を選ぶという作品なら思い当たりますが,ブンガクも禁止でしたね。面白いのになあ。
逆に,「何だこりゃ」度の高いものということで考えてみると,ミヒャエル・エンデの『鏡の中の鏡』という断片集は,いい線かもしれません。
教訓やユーモア,あるとしてもとてもわかりづらい。大人向けの本なので,同じ作者の代表作とされる童話『モモ』や『果てしない物語』とは趣が違うので,その点はご安心を。
でも,“詩人の書いた物語”のようなスタイルなので,ちょっとシュールすぎるかな。ミノタウロスやら女王やら,文字でできている紳士やらが出てきますし。夢をそのまま写したような脈絡のなさは,内田百間(←門月)を彷彿させます。
理不尽に黒い話がよいのであれば,少し意外かもしれませんが,村上春樹『TVピープル』あたりも試してみるとよいかもしれません。
別役実は,『空中ブランコ乗りのキキ』などの童話や『虫づくし』のような雑文でも知られる劇作家です。戯曲集は,三一書房で何冊か出ていました。
登場人物には,おおむね名前がありません。幕が開くといきなり天井から首つりの縄が下がっていたりもしまして,わりに簡単に人が死にます。人物の間のコミュニケーションはしょっちゅう破綻し,読後もスッキリすることなど決してないことは請け合いです。
No.6
- 回答日時:
「世にも奇妙な物語」風の小説、ということですが、あのドラマは初期はともかく、後期にはかなり原作ものがありましたよね。
sararitoさんが「これはっていうのはほとんどなかった」というSF作家のショートショート、例えばその代表格である星新一の作品などもあったように記憶しています。
他にも有名どころでは筒井康隆や小松左京、阿刀田高(SFじゃないですけど)などもありました。
いずれも小説はシンプルなものでしたが、ドラマでは演出のせいでかなり趣の違った味わいになっていました。
ですから、ビデオなども出ているはずですので、そこで原作の小説を探すのも良いかと思いますが、きっとその多くがドラマとの空気の違いに戸惑うことになることでしょう。
そこで、お奨めしたいのが
『冥土』内田百閒
『壊色(えじき)』町田康
あと、No.3の方が『大理石』をあげていたマンディアルグの短編小説
以上はおそらくあなたの求める空気を味わわせてくれることと確信します。
上記の本を読んであまりにオチがないとお感じの場合は、
映画『サイコ』の原作者ロバート・ブロックの短編、映画『激突!』の原作者リチャード・マシスンの短編、ドラマ『BLACK OUT』の原作者渡辺浩弐(この人の作品も『世にも奇妙な物語』に使われていた)の作品あたりをどうぞ。
それにしても『ドクラマグラ』が「正統過ぎる」とは。文体を初めとしてあれほど型破りな作品もそうはないと思うのですが……。
No.5
- 回答日時:
つまり,基本的には,ヤマなしオチなしイミなし,もちろん教訓もとかナシ,という路線ですね。
うーん,ほんとに「無理だ!」なのかな?
早川書房の「異色作家短篇集」というシリーズが,だいたい挙げられた条件に合致する気がするのですが,
・登場人物の情報は、最小限でいい
・できるだけ曖昧な状況
・最後もなんか変な状態で終わる
・不自然で、納得がいかなくて、後味も悪い
・まあ、オチらしきものはあるという程度
等々の条件にピッタリ一致するのは,そのなかの1冊,
『くじ』
シャーリイ・ジャクスン(深町真理子 訳)
早川書房(異色作家短篇集 12),1976年,293P,ISBNコード 4-15-200112-7,価格 1,942円 (税別)
です(登場人物たちには,ちゃんと名前とかもついていますが)。
表題作の『くじ』は,いわゆる『奇妙な味の小説』系への嗜好を持つ読書人の間ではかなり有名な(はずの)作品で,たとえば宮部みゆき『模倣犯』第1部のエピグラフとして,さりげなく引かれていたりします。
初出時には,最後まで読んで怒り出した人もいるとのことですから,確かに御条件を満たすのではないでしょうか。
『くじ』に限らず,この本に収録されたジャクスン女史の作品では,どれも主人公に対して残酷で理不尽で不気味な運命が用意されており,しかもどうしてそうなってしまったのかについて,ロジカルな説明がほとんど与えられません。
なお,同シリーズに収録の作家では,リチャード・マシスンやマルセル・エイメあたりの作品も,けっこういい線かもしれません。
パンチのきいた落とし話(「たとえば……今さらだけど,とりあえずダール?」「もちろん,サキもね」「今の人なら,ローレンス・ブロック。『おかしなことを聞くね』以下の短篇集とか?」)や,都市伝説を思わせるような,“現象説明の欠如が不気味さを際立たせる”話を書く新旧のホラー系作家なら(「……キング?」「いや,それはさすがにちょっと(笑)」),ほかにも何人か思い浮かぶのですが,星新一が(あるいは,F.ブラウンやらR.シェクリィやらP.K.ディックやらが)アウトだとなると(「……えぇっ,J.G.バラードも?」「ツツイはっ??」)--たぶんご所望の筋からは,残念ながら,どれも少しだけ外れてしまうでしょう。
多少“文学的”であってもかまわなければ,カフカ,安部公房,倉橋由美子らの短篇(ご承知のとおり,カフカは現代作家ではありませんが,「時代物」に分類されるほど古くはないでしょう)も一読の価値はあります。新しいところで,“カルト的”人気作家からすっかりメイジャーになったポール・オースターも,かなりしっくりハマります(この人は,基本的に中~長篇の作家です。しかし,「短篇で」とは,一言もおっしゃってませんよね?)。
それから,--シナリオに近いくらいシンプルなものを,とのことなので--小説ではありませんが,別役実の戯曲なども,案外ご趣味に合うのでは,と思います。
回答ありがとうございます。
>つまり,基本的には,ヤマなしオチなしイミなし,もちろん教訓もとかナシ,という路線ですね。
そうです!!!!!! その通りです!!!!!
教訓とか風刺なんてものは、絶対に絶対にあってはだめなのです!!
あと、ユーモアもあってはいけません。怖さを前面に押し出すのもダメで、
かといって内面的な怖さをそれとなくなんていうのもいりません。
ようは、淡々とした奇妙というところでしょうか。
『くじ』は、ちょっと調べたんですけど、私の感性にあいそうな気がしてます!!
さっそく購入したいと思ってます♪
>たぶんご所望の筋からは,残念ながら,どれも少しだけ外れてしまうでしょう。
知らない名前の人もいましたが、知ってる限りでは、どれもアウトです(笑)
>都市伝説を思わせるような,
因縁めいたものがちょっとでも感じられると、もう、そこで読みたくなくなるのです(笑)
>多少“文学的”であってもかまわなければ,
文学的はだめです(笑) それだと、正統なものとして評価されているわけですよね?
「こんなのは文学ではない!!」と、正統な立場からは唾棄されるようなものでないと、
ダメみたいですね(笑)
>別役実の戯曲なども,案外ご趣味に合うのでは,と思います。
名前は聞いたことがあるのですが。これから調べてみたいと思います。
No.4
- 回答日時:
>例えば、星新一なんかだと、ちゃんと脈絡もあってオチがあるんで、
ダメなんですよ。
ただ、状況説明が少ない点は評価できますけど、もっと少ない方がいいんです。
あと、時代物とか、未来世界とか異世界なんていう設定もダメです。
この条件は無理だ!
・R・シャパード J・トーマス編「Sudden Fiction」/文春文庫
・ R・シャパード J・トーマス編「Sudden Fiction2」/文春文庫
上記2冊は「短い」し「短いゆえに説明不足」に結果としてなってる、これ位か?
趣味的には「奇妙な味」と名付け親の江戸川乱歩編の:
創元世界傑作推理文庫短編集5創元推理文庫・
ISBN: 4488100058 ただし、これも質問の条件からは「長い」でも「銀の仮面」「二瓶のソース(有名過ぎ?)」など目白押しだけど。
○「新耳袋」~これは、全7巻まで出てるが「怪談集」扱いも「前後の脈絡無い」条件と「短い」条件にはピッタリで、文庫化も(1と2)されたばかり。
質問の条件からは「これくらいしかない。」
「一押し」だ!
以上ですが、ちょっと無茶な質問条件でしょう?
以下「怒りを買うの承知で」:
個人的にはNo.#2の方の紹介がマイフェイヴァリットだが。
(特に金井美恵子「プラトン的恋愛」石川淳の作品は、あなたには20年早いし、翻訳物は「読めないでしょう」勿体無い!失礼ながら。)
あなたは活字に「何を求めてるのか?」(説教じゃないよ)
多分質問の動機は、「あなたの責任では無いし、非難でも無い」質問条件の原因は、引用で締めくくろう:
H.レクター:『失礼、ともすれば忘れがちなのだ。君達世代が<読めない>という事を。』
(羊たちの沈黙からのセリフです。私も読めない世代<CAN'T READ>に該当してるので偉そうに言えないのですが)
上記の「READ」は直接目的を取らない、自動詞です。(辞書参照の事)
以上、怒らないで「まず、新耳袋を読んでみて!」
多分質問の要求に「合致する」(と思う)
では~♪♪♪
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