
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
私自身は別に本業があるアマチュアで「業界人」では無いですが、長年の経験で触れたことだけで言いますと…
イベントオーガナイザーといっても、クラブやホール、ライブハウス等で専属で活動している人、いわゆるイベント(興行)会社のチーフスタッフのような肩書きの人、ずばりフリーで活躍している人等様々で、私が直接知っているのは「ハウス専属型」と「興行会社型」だけなんですが、質問者のお考えの
>人材派遣(斡旋)業種に似ているイメージ
という感じ方は無いですね。
何故かというと、オーガナイザーとしての仕事の中には、確かに「アーティストと主催者の間に立つ」という仕事もあるのですが、その仕事はもっと数多くの仕事の中のほんの一部であることと、(これは人によると思いますが)多くの場合はアーティストを抱えている事務所等に「頭を下げてアーティストを借りてくる」という立場であり、実際に斡旋業をしているのはアーティストの事務所であるからです。
よって、私に言わせれば、どちらかと言うと旅行代理店なんかの方が近いイメージがあります。
「こういう観光地を、こういう日程で回りたい」(こういうイベントをこういうコンセプトでやりたい)
という注文が入って、それに対して
「具体的な行程を立て、交通手段を考え、切符や宿の手配、案内人の手配等をする」
(コンセプトに合ったイベントを企画し、会場を押さえ、アーティストを捜して手配、さらに舞台設営、照明、PA等の業者を手配…等々)
といった対比のイメージになります。
よって、旅行代理店であれば、国内旅行だけ想定しても、大げさに言えば日本全国の宿やロケーション、交通手段等の膨大な情報が手元にないと、お客の希望や予算に応じた旅行企画が立てられませんから、そういう情報の蓄積とともに、最新情報を入手できる「人脈」や同業間の「横の情報交換」が確保できていないと、商売が成り立ちません。
オーガナイザーも、日本全国とは言いませんが、アーティストの身柄だけでなく、会場や舞台関係の数多くの業者、イベント形態によっては食事の手配(お客様用)や警備・誘導関係のスタッフの手配などもすぐにできるだけの、情報の蓄積と最新情報入手の手段が無いと、商売が成り立たない道理です。これに、さらに顧客の要望に添ったイベントを企画できるセンスも求められます。
まぁ、一般的にはイベントの基本コンセプトはプロデューサーが立案し、そのイベントを実際に形作るのがオーガナイザーの役割ということになるかと思いますが、それでも細部の詰めでは、業者に対して自分の判断でプロデューサーの意向に沿った決定を下す必要があり、そういう現場センスは必須でしょうね。
そういう広範囲にわたる仕事の中では、アーティストの手配は非常に重要ではありますが、仕事のキャパとしては小さな物です。要はアーティスト事務所と交渉して出演の了解と移動の手配をするだけ…と言えますので、何かの機材をレンタルするのと仕事的にはあまり変わらないです(極論ですけどね)。
まぁ、主な仕事内容と活動スタイルについては、基本のイメージはこんな感じです。
メリット、デメリットというのは、申し訳ないですが質問者の方の聞きたい意図がちょっとよくわからないので、回答は控えます。
他の方、特に経験者の方から良回答が来るかもしれませんが、私程度の説明で良ければ、メリットデメリットについては、質問の意図を補足ください。
この回答への補足
>どちらかと言うと旅行代理店なんかの方が近いイメージがあります。
↑↑↑↑↑↑
とても分りやすいイメージ、並びに懇切、丁寧なご説明、
本当にありがとうございます。
私が考えていたデメリットとは、ライブハウス側から、ある程度の営業ノルマを課せられ、それを下回った時に、オーガナイザーが被るのか?
という点などをイメージしておりました。
メリットは、動員数に対しての単価が高いとか、100人位の動員に対して、どれ位のオーガナイズド利益になるのか?
という点などをイメージしておりました。
No.3
- 回答日時:
再びナンバー1です。
プロとしてオフィス立ち上げた方に素人が言うのも何ですが、自社アーティストのキャンペーン的に、各地のハコを押さえてはライブを打っていきたい…という形が基本形なら、自社にパイプとノウハウが無い間は、プロに外注するしかないのではないでしょうか?
単純にハコと顔つなぎしていけば、いつかは自社スタッフだけで企画できるようになるかもですが、地域によってはハコや現地スタッフに元締めがおり、元締め経由でないと何も動かせないこともあります。プロのフリーオーガナイザーは、そういうところにもパイプがあってなんぼですが、その手のパイプは排他性が強いところもありますから、新参者がいきなり仕切るのは難しいということも…
そういうことも含めて、プロを使ってノウハウを盗む?しかないと思いますが、単に盗むだけだと後が怖い時もあるので、その辺は要注意ですね。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
なるほど。
元締めですか・・・
ライブやクラブハウスのオーナーさん達に直談判して行きながら、
問題のならないところから始めようと思います。
こちらは企業として、単発イベントで終わらせるわけではなく、
利用させてもらっているゆかりあるハコはどんどん宣伝していこうと思います。
あくまでもギブ&テイクで取引を進めようと思います。
自分達が行うイベント以外のメリットも持たせられたらと思います。
とても参考になります。
本当に情報ありがとうございます。
閉鎖的な世界であることは理解できました。
No.2
- 回答日時:
No.1です。
補足拝見しました。うーん、そうですねぇ。前回投稿のとおり、なにせ「ハウス専属型」と「興行会社型」のオーガナイザー業の人しか知らないので、こういう人はそこの会社の「企画部の社員」みたいなもんですから、上役からノルマ…というよりは、イベントの動員目標みたいな指標は与えられ、達成できなきゃ業務考課に反映してボーナス減ったり…くらいはあると思いますが、損失被らされたりすることは当然無いですねぇ。
フリーの方が企画する場合なら、これは私の地方だけのことかもしれませんけど、逆にライブハウス側はフリーオーガナイザーから見れば「単なる会場業者」ということになりますから、そのフリーの人が集客に成功しようが失敗しようが、淡々と所場代請求するってだけのことで、オーガナイザーにノルマを課すというイメージにはならないです。
私はクラブ系には縁が薄くて疎いんですが、クラブ系なんかでは外部のオーガナイザーにノルマを課して企画を外注するということはあるのかもしれません(それに近い話を聞いたことはある)。
それこそ
「○月○日に○○パーティーを企画しろ。前渡予算はこれだけ。動員ノルマ○○名。売り上げのうち○○万はノルマとしてハウスに納入のこと。」
みたいな契約を結んで、企画、各種手配(アーティスト含む)、動員集客は全部オーガナイザーがやって、クラブに○○万を上納した残りが自分の取り分…みたいな話ですね。こういう意味ならノルマが課せられ、赤字は被るということになりますね。
まぁ地元の小さいクラブを根城にして、店主ともツーカーで地元客相手だけで展開しているような状況なら、上のような感じのところもあるかもしれませんが、ライブハウス系では、前述の通り私の身近なハコでは、企画を外注に出すような話は(全国的にも有名なハウスは別として)聞いたことがないので、それ以上はよくわかりません。
また、前回投稿にも書いたように、特にフリーでやるなら人脈と情報収集力が命みたいな商売ですから、業界である程度は(下積み的に)飯を食った上でないと、いきなり始められる商売ではないでしょうね。
この回答への補足
再度のご回答ありがとうございます。
私共は、新たに立ち上げたR&Bレーベルになります。
・音楽ジャンルはR&B
・ハコはクラブ型
・アーティスト数組出演させたい
このような状況です。来月、再来月のイベントについては、フリーのオーガナイザーに依頼しました。
ですが、プロモートしていくアーティストが増えれば、レーベルの従業員が名刺を持って交渉していくイメージになります。
アーティストの告知はレーベルの努力としてお金をかけていったり、今は所属者が少ないですが、数年後にはアーティストも増えていると思うので、その際に、
・自分達でノウハウを身につけるか?
・ノウハウを身に付けている人に仕事として依頼するか?
という選択になると思われるので、今回の質問になった次第です。
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