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No.5
- 回答日時:
やはり相撲ではないでしょうか。
古墳時代の古墳からも相撲を取る力士(ちからびと)と思われる埴輪、土偶が発掘されています。(5世紀後半の福島県原山一号墳、6世紀初頭の和歌山県井辺八幡山古墳など)古事記には、天照大神から出雲に遣わされた建御雷が建御名方神と力比べ、手乞いを行った神話がありますし、垂仁記にはじめて「力士」の記述が見られます。同じく日本書紀、垂仁天皇7年に野見宿禰と当麻蹴速の角力(すまひ )の様子が描かれています。両者足を揚げて激しく戦い、野見宿禰が当麻蹴速を足で蹴り脇骨を折り、腰を砕いて殺したという壮絶な結末で、今日の相撲とは違った荒々しいものだったと思われます。
当麻蹴速は当麻邑(旧當麻町、現在の奈良県葛城市)の豪の者であり力持ちで知られていました。それに対して出雲より野見宿禰が呼ばれました。負けた当麻蹴速の土地は没収され、野見宿禰に与えられました。(古代の土地争いを象徴的に記述したのかもしれません) 二人が戦った場所には相撲神社が建立されています。(奈良県桜井市) 野見宿禰は相撲の始祖として祭られるようになりました。ちなみに「すまふ」には元々「あらそう」「あらがう」という意味があります。
奈良時代、 聖武天皇は相撲を奨励し、全国から相撲人を集め毎年7月7日に宮中で天覧相撲が行われました。神亀年間に最手(ほて、最高位の力士、今日でいう横綱)として知られ、行司でも活躍した志賀清林は、聖武天皇に「突く、殴る、蹴る」の三つの技を禁じ手とするように上奏しました。また志賀清林は、投げ、懸け、捻り、反りの四手を発展させ相撲四十八手の技法の基礎を作り上げたと言われています。
興味深いのは、志賀清林が天皇に禁じ手を上奏するまでは、「突く、殴る、蹴る」ことが相撲において許されていたということです。これは日本書紀の野見宿禰と当麻蹴速の角力の戦いの記述と一致します。この古代相撲ともいうべき闘技こそが日本における最も古い武術ではないでしょうか。この古代相撲がどんなものだったか?残念ながら知る由は無いのですが・・・ ちなみに、この古代相撲を現代に復元、復活させようとして作られたのが日本拳法です。ですから日本拳法では試合前に相撲のように蹲踞の礼をとります。
平安時代にも、相撲は宮中の儀式として重んじられ、三度節の一つとして相撲節会が行われました。三度節には、射礼、騎射、相撲があり、これは唐の儀式を模したものでした。古代から中国宮廷でも角力が行われてたことを考えると、古くから中国と日本との間に文化的交流があったことが伺えます。
鎌倉、室町、戦国時代にも武士階級は相撲を好み、それが鎧組討、小具足、腰回りへと次第に発展、それに寝技、絞め技も加わりました。更にまた中国の拳技、武器術の影響もあって、特に15世紀初期から江戸期初頭においていくつもの武芸の流派が生まれました。
その中でも古い伝承が確かなのはNO.1さん、NO.3さんが書かれてるように、天真正伝香取神道流(室町中期、1447年)、竹内流(戦国期、天文元年1532年)だと思います。
江戸期の太平の世になって流派は枝分かれに増えました。これは戦国時代と違って技をゆっくり練る時間があったことと、同時代に発展した中国武術の影響からだと思います。今日伝えられる流派の中には平安、鎌倉など古くからの伝承を謳う流派も多いですが、その技を考察するとやはりほとんどが江戸期に成立したのものであることが想像されます。
奈良時代からの伝承を主張する堀辺正史氏の骨法については疑問があります。以前は違う名称の流儀を名乗っていたこと、名乗る度に○○代目の数字が違うこと、家伝の古い骨法には上段回し蹴りがあるとしていること(奈良時代の拳法に上段回し蹴りが?) 江戸期の骨法は中国の南拳のような武術でフルコンタクトで稽古したため異端視されていたと本に書いていることなど、懐疑的に思える点が多いです。江戸期に骨法を名乗った他の流派との関連性もまったく見えません。一番の疑問は系統だった武器術がまったく伝えられていないことです。いくら拳法とはいえ昔は武器が主役です。堀辺氏は巻き藁を突いていたそうで、若き日の写真が残されていますが、黒い空手着のような姿で、手には拳だこがあり、空手出身にも思えました。メディアに出た当初の骨法には八卦掌や詠春拳、ムエタイ、大東流の影響がはっきり見て取れました。現在はグレイシー柔術の真似をして寝技を導入していますが、問題は自ら体系化し技法を確立したと大仰に言いつつ、明らかに借り物ばかりだということです。骨法に限らず、あまり大げさで荒唐無稽な伝承を謳う流儀は疑ってかかったほうがいいと思います。NO.4さんに反論したくて書いたのではないので、どうか誤解なきよう。(^_^.)

No.4
- 回答日時:
大分県豊後大野市に鞍馬流が伝えられています。
源義経が修行したと伝えられているようで、そうすると平安時代に既に存在していた京八流の末裔と思われます。30年ほど前に、その流派の伝承者と言う方とお話しする機会がありました。その方の年齢から類推するに、戦前から修行しているのは間違いありませんでした。屋外で練習し、トレーニング法のひとつに樽の中に入ってそこから飛び出ながら抜刀する等、道場剣法に比してかなり荒々しい流派だと感じました。
徒手武術については、堀辺正史氏が、自らの骨法について、大伴古麻呂(757年没)を祖とする武術で、相撲の源流だとその著書で述べています。そうすると奈良時代に興った武術と言うことになります。もっとも、批判も多いようです。
No.1
- 回答日時:
流派としてなら
剣術 天真正伝香取神道流
柔術 竹内流
だといわれていますね。
伝承としては
柔術の諸賞流や四心多久間流は平安時代に紀元があるとされています。また、長刀も平家物語にいくつかの斬り手が名前が挙がっていることから何らかの流儀はあったと思われますが詳細は不明です。
あとは
相撲の伝承がもっとも古く天覧で武内宿ねや当麻蹴早が戦ったとされています。
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