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欧州では歴史上様々な公国や侯国が存在しました。
これらの国は身分秩序からいえば「王国」よりは一段
下がった国だった……つまり宗主国によって君主の地位が保証された
国だと思いますが、これらの国の君主は「~公」「~侯」と呼ばれてはいても
事実上の王だったと思われます。

では彼らの家臣は爵位という者を持っていたのでしょうか?
爵位は普通国王が与えるものとすると、持っていなかったとも思えるし、
しかし、日本の官位は陪臣であっても「~守」「~介」などと名乗っていました。
比較できるかどうかは分かりませんが、欧州での公国や侯国では家臣は
爵位を名乗っていたのでしょうか?

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A 回答 (2件)

 


非常に簡単な一般論ですが。まず、欧州における「貴族」というのは、地域豪族がみずからの実力で、貴族となったものと、王国なり公国なりがあると、その君主の側近としての宮廷貴族して貴族になったものの大きく二つに分かれます。

西暦十世紀頃のフランスなら、ここにはフランク王国が分裂してできた、西フランク王国があったのですが、パリ伯とかブルゴーニュ公、アキテーヌ公、ロレーヌ公、またノルマンディー公などがおり、伯領とか公領というのは、一種の独立国のような存在でした。

彼らの爵位を与えたというか認めたのは、フランク王乃至西フランク王でしょうが、家臣に領土を与えて、また爵位を与えるというような関係ではなく、地域の豪族のなかで有力な者が、自立勢力となって来たので、これを公爵また伯爵に封じて、臣下としたというのが実情に近いです。

西フランク王国の王統が絶えると、西フランク王と婚姻関係で王朝の後継権を持っていると考えられた諸侯のなかで、比較的に人気の高かったパリ伯ユーグ・カペーが、西フランク王となりますが、これがフランス王国のはじまりになります。

しかし、カペー朝のフランス王国は、パリ周辺にしか王権の威勢は到達せず、フランス国内には、大諸侯の公領や伯領などが存在したのです。これらの伯爵や公爵は、カペー家のフランス王が爵位を与えたものではなく、元々フランク王国での有力諸侯であったので、パリ伯であったフランス王とは、諸侯として対等な立場だったとも云えるのです。

カペー朝のフランス王国が次第に勢力を強くして行く過程で、フランス国内の諸侯は、フランス王と主従の契約を結び、フランス王に臣従しますが、諸侯が連立してフランス王と対抗すると、フランス王が敗北しかねないというような状態で、諸侯とフランス王は、主従とはいえ、対等な契約を結んでいたのだと云えます。

アキテーヌ公領やノルマンディー公領、ブルゴーニュ公領は、アキテーヌ公国、ノルマンディー公国、ブルゴーニュ公国とも云い、独立国とほとんど変わらないのです。フランス王と諸侯の主従契約は、君主と君主の契約で、フランス王によって、諸侯は、その爵位や領土を得た訳ではないのです。

アキテーヌ公から爵位を剥奪し、その領土を剥奪するなどと宣言しても意味がない訳で、その場合、フランス王がアキテーヌと戦争し、これを軍事的に打破し、領土をフランス王国領に併合しないと、そういうことは実現しないのです。そして、そこまでできる実力はフランス王にはなかったのです。

男爵がこの時代にあったのかどうか詳しく知りませんが、騎士はいました。騎士・男爵・伯爵などは、地域の豪族で、その勢力の大きさが、騎士か男爵か伯爵かという区分になるのです。

従って、アキテーヌ公なりブルゴーニュ公が、騎士を、自分の家臣として主従関係を結ぶことは、フランス王の意向に関係なく自由であったし、男爵がいれば、男爵もまた家臣にすることも何の不思議もないはずなのです。さすがに、公が、伯爵を家臣にということは、この時代ではないと思います。

イングランドでも欧州でも、「伯爵」というのは、豪族が自立して、一定の勢力範囲で独立領を築いた者で、王と伯は、主従関係にあるとは云え、元々対等な存在なのです。伯の有力なものが、王になって、他の伯と主従関係を結んだというのが妥当です。公は、伯爵よりも、勢力か身分が高い者の意味で、フランク王国が、伯のなかから、公を授けたのだとも云えます。伯と公は、勢力的にも立場的にも同じものだと云えます。

でなければ、パリ伯のフランス王に、フランスの諸侯が従うというのはおかしい訳です。

西欧封建社会では、王が、公や伯と契約して主従関係を結び、公や伯と騎士や男爵が主従関係を結ぶということがあったと云えます。また男爵は騎士を臣下にすることがあったのです。他方、男爵や騎士が、王と直接に主従関係を結ぶということもありえたと云えます。

こういうことが起こるのは、騎士とか男爵とか伯、公というのは、王によって、その地位が作られたのではないからです。王は、既存の勢力として、これらを承認して契約を結んでいるので、王権が段段強まって来ると、宮廷貴族というものを、王が作るようになります。例えば、伯爵を王が自分の臣下に授け、伯爵を作るのです。

領邦国家ドイツで見れば、ドイツ王または神聖ローマ皇帝がいますが、その下にいる大諸侯は、選帝侯と呼ばれるもので、これらは、王、公、更に司教などでした。皇帝と王や公は、対等だったとも云えます。何故なら、選帝侯のなかからドイツ王、皇帝が選挙で選ばれるからです。

これは、徳川幕府による日本の支配と似ています。幕府支配の日本では、藩が独立国家のように存在しました。藩は、徳川家の家臣を大名にしてできた譜代の藩と、元々は、徳川と対等あるいは、それより勢力の大きかった大名の藩、つまり外様の藩に分かれます。

欧州で、公や伯から王が誕生したが、公や伯は王と対等であったというのは、徳川と外様大名の関係に似ているのです。それに対し、欧州の王権が作った公や伯は、譜代の大名に対応します。

欧州では、16世紀頃から絶対王権が成立しはじめたのであり、ここまで王権が強くなると、公も伯も、王に一方的に臣従するしかなくなります。フランスのブルボン家は、王が処刑されますが、ブルボン家を倒したのは、諸侯ではありません。イギリスでも、ピューリタン革命で王が処刑されますが、王を処刑したのは、諸侯ではないのです。

しかし、日本では、徳川家は、大大名の力を削ごうと、色々陰謀をめぐらしますが、仙台の伊達や、加賀の前田、長州や、薩摩の島津などは、その勢力を維持し、結局、幕末に幕府は、長州と薩摩の連合軍に倒されます。
 
質問に答えていなかったと思います。スタンダールの「パルムの僧院」にはパルム公国というものが出てきますが、この公国の宰相は、確かラッシという伯爵でした。ラッシは成り上がり者で、元々貴族などではないのですが、才覚により、伯爵にまでなります。彼を伯爵にしたのは、パルム公国の君主に他ありません。

イタリアは、小国乱立状態で、確かな王権がなかったので、公国の君主などが、貴族などを作り出していたのです。ドイツは形式的にも皇帝がいましたから、一応、皇帝に形だけの承認を求めたかも知れませんが、イタリアでは、誰もイタリア統一君主はいなかったので、公国などは、その上は、ローマ教皇庁ぐらいしかなかったという実情です。
 
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この回答へのお礼

詳細なご回答、ありがとうございました。
また、お礼が遅れたことをお詫びします。

> パルム公国
そういう例もあるのですか。知りませんでした。
つまり、公国の君主は自己の家臣に爵位を与えることが出来たわけですね。

お礼日時:2002/09/21 12:34

まず、「~公」だの「~侯」だのと言われた君主の家臣で、「爵位」(というか称号というか)を持っていた例はあるようです。

下のURLで、「Viscount」(日本語訳では子爵)をキーに検索してみて下さい。
http://perso.wanadoo.fr/earlyblazon/nation/franc …
また、Viscountという言葉自体に「Countの家臣」という意味があるそうです。(Viscountをキーに検索してください。)
http://perso.wanadoo.fr/earlyblazon/general/glos …
但し、Viscountが誰から与えられた称号なのか、はたまた自称なのか、ここではわからないので「爵位を国王が与えるもの」と定義するなら、爵位ではないかもしれません。あるいは、上のURLに「Viscountも政治的な理由から、王に対して直接臣従を誓う事もある」とあるように、ヨーロッパの場合は、領主は「特定の土地に関して、臣従と引き換えに上位領主に対して保護を求める」ので、一人の領主が、二人の上位領主を仰ぐ、といった事がしばしば発生していますから、「陪臣」と呼ぶべきではないかも知れません。

ところで、ヨーロッパの「爵位」は、爵位の本家本元である古代中国のそれに近いもので,日本の「~守」「~介」といった受領名とはかなり性格の違うものじゃないでしょうか?
古代中国においては、諸侯は最初は王から爵位を与えられたとしても、その後は世襲となったと記憶しています。ヨーロッパでも、元々は、特定の地域に対する領主の権力を見とめて、王がXX公や○○伯といった称号を与えたのだと思います。少なくともイングランドにおいて、Ealdorman(アングロ・サクソン時代、後のEarlの前身)の成立ちはそうでした。ドイツやフランスでは、XX公や○○伯といった称号が、現実にXXや○○という地域と結びついた為に、(表面的な手続きは知りませんが)実態としては、XXや○○を支配する領主の権力を追認したのが、爵位ではないでしょうか?(イングランドでは、王権が強く、○○伯と○○という地域の関連性は早くから失われましたが、○○伯領自体は世襲であり、基本的には王がどうこう言える性格のものではなかったようです。その一方で、○○伯という称号を作れたのも王だけですが…。)

一方、日本の「~守」「~介」といった受領名は、元々国家機構の「役職」の名前で、江戸時代になっても基本的には「世襲にはならない」、「上位者から与えられるものであり続けた」とので、ヨーロッパや中国の爵位とは、相当性格の違うものではないでしょうか?、(江戸自体の「守」「介」といった受領名は、形式上は朝廷=実際は幕府=が大名に対して与えたものと、各大名が自分の家臣に名乗りを許したものの二通りがあると聞いた事があります。しかし、「上から与えられるもの」という原則は変わりありません。)

以上は、知っている限りの事から考えた私の意見に過ぎません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お礼が遅れて申し訳ありません。

> http://perso.wanadoo.fr/earlyblazon/nation/franc …
上記URLを読むと、ブリタニー公国の家臣にドンジェ子爵・ポンシャトー卿・ヴィトレ卿がおり、君主はブリタニー公(ペンチエーブル伯・英国リッチモンド伯を兼任)だったことが分かりますね。

つまり、~公や~侯の家臣であっても爵位を名乗っていたと考えて良いですね。
その爵位はもともと家柄として名乗っていたものもあれば、asterさんの言うように公爵や侯爵が与えたものである場合もありそうですね。

お礼日時:2002/09/21 12:43

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Q男爵領、伯爵領の規模って

西欧の貴族の男爵領、伯爵領等について。

男爵領や伯爵領等の貴族の領地の基準は何で決まるのでしょう?

ここまでが男爵領、これ以上が伯爵領、侯爵領というような基準を知っている方がおられたら教えていただきたいのですが。

Aベストアンサー

爵位と領地の広さは関係ありません。
男爵領を持つ領主を男爵と言い、伯爵領を所有する領主が伯爵となります。
そもそも男爵とは、昔からその地を収めていた豪族にあたります。
子爵は、上級領主から派遣された者がその地に根づいた者、伯爵は、国王や上級領主から叙勲された者をいいます。
ですから、昔から広大な所領をもっている土豪は、広大な領土を持つ男爵となります。
12世紀ごろ南フランスのカルカッソンヌ子爵は、カルカッソンヌ・ベジエ・アルビなど広大な領土を支配していました。
それは、フォア伯爵領の2倍にもなり、アンジュー伯爵領やブリターニュ公爵領にひってきする面積になりました。

Q男爵国、伯爵国はかつて存在した?

公国 (公爵)
Grand Duchy of Luxembourg

侯国 (侯爵)
Principality of Liechtenstein
Principality of Andorra
Principality of Monaco

なら、男爵の治める国や伯爵の治める国が歴史上に存在していたと考えても不思議ではないでしょう。

男爵国、伯爵国はかつて存在しましたか?

Aベストアンサー

公国は、王または、皇帝以外の君主国家を指します。
(西洋において)
ですから、伯爵や侯爵などの場合でも、独立国家となった場合は、公国となります。

リトワニア公国やキエフ公国など。

ですから、リヒティンシュタインにおいても、独立国家となった時点で、公国(principality)となります。
principalityを名乗る国家としては、モナコ公国、アンドラ公国、(セボルガ公国)があります。

一方、ルクセンブルクは、大公国(grand duchy)で、公国よりも各上になります。

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したがいまして、独立国家と認められた段階で、公国とみなされるため、男爵国、伯爵国は存在しません。

アンドラ公国は、フォア伯とウルヘル司教の共有地であったのですが、独立国家となった段階で、公国となりました。

公国は、王または、皇帝以外の君主国家を指します。
(西洋において)
ですから、伯爵や侯爵などの場合でも、独立国家となった場合は、公国となります。

リトワニア公国やキエフ公国など。

ですから、リヒティンシュタインにおいても、独立国家となった時点で、公国(principality)となります。
principalityを名乗る国家としては、モナコ公国、アンドラ公国、(セボルガ公国)があります。

一方、ルクセンブルクは、大公国(grand duchy)で、公国よりも各上になります。

皇太子、王太子などを、プ...続きを読む

Q貴族の固有名称「ド」「フォン」とか

フランス貴族は「ド」
ドイツ貴族は「フォン」と名前の間に付くのはなんとなく頭の中で分かっているのですが(たぶん漫画か小説で読んで知ったのだと思います)
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Q貴族や騎士・兵士は何人ぐらいが妥当でしょうか?

貴族や騎士・兵士は一国あたり何人ぐらいが妥当でしょうか?

異世界ファンタジーの世界設定をしているのですが、行き詰っています。
一国あたりの貴族の人数、またはそれに伴った領地の数がよくわからないからです。
モデルとなる時代は14~15世紀ごろです。銃やプレートメイルが普及し始めたぐらいで、船は帆船が主流という設定です。
色々調べてはみたのですが、例えば公爵が何人で伯爵が何人などの具体的な数を探しあてられなかったので、知識人の力をお貸しいただけたらと考えた次第です。
下記の条件で、本当におおまかな数(“少なくとも○人は居て、○人以上だと多い”程度)で良いので妥当な数をお考え頂けないでしょうか。
ちなみに騎士はほぼ騎兵で、歩兵は傭兵を雇うのが一般的ということでお願いします。
■A国
絶対王政
国土面積:約2100万平方キロメートル(現在のロシアと中国の間くらいです)
人口:約5000万人
爵位:公爵、辺境伯、伯爵、子爵、男爵、準男爵、士爵
10以上の国を併呑し、統一して誕生した大国。
貴族は文官と武官に別れ、文官は領地を持たず武官は領地を持っている。
士爵は領地を持たず、武勲をうちたてた騎士に贈られる一代限りの爵位。
軍は国の軍(王の常備軍?)のみ。ただ、全員が王都にいるわけではなく、王族を守る近衛兵と、王都を守る兵、国境を守っている兵(全て騎士)に別れる。王都と国境以外の街は、領主が雇った警備兵(庶民)が常駐する。稀に警備兵から騎士に取り立てられる者がいる。戦時中のみ傭兵を雇う。
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■B国
絶対王政
国土面積:約100万平方キロメートル(現在のエジプトくらい)
人口:約255万人
爵位:公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵、士爵、名誉士爵
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あまり裕福ではなく、極端に貧乏でもない。海が無い。
士爵は領地を持たず、武勲をうちたてた騎士に贈られる爵位。世襲制。名誉士爵は伯爵以上の位を持つ者が、何かしら国に貢献した者に与えられる一代限りの位。免税と、街に入る際の優先権が与えられる。
軍の形は海軍が無いこと以外はA国と同じ。
同盟のため東西の守りは薄く、南の国境を重点的に固めている。北は砂漠で、国が無い。

以上です。
そもそも上記の条件の時点で無理があるという場合は、そちらもご指摘いただけたらと思います。


それとタイトル外のことなのですが、上記の設定で色々考えた結果、全世界の人口が二億人ちょっと程度になってしまいました。
ちょっと人口が少なすぎるかなと思うのですが、いかがでしょうか……。もしわかるなら、合わせて答えていただけると嬉しいです。

貴族や騎士・兵士は一国あたり何人ぐらいが妥当でしょうか?

異世界ファンタジーの世界設定をしているのですが、行き詰っています。
一国あたりの貴族の人数、またはそれに伴った領地の数がよくわからないからです。
モデルとなる時代は14~15世紀ごろです。銃やプレートメイルが普及し始めたぐらいで、船は帆船が主流という設定です。
色々調べてはみたのですが、例えば公爵が何人で伯爵が何人などの具体的な数を探しあてられなかったので、知識人の力をお貸しいただけたらと考えた次第です。
下記の条件...続きを読む

Aベストアンサー

●回答・・・14~15世紀の頃ではなくて申し訳ないのですが・・・

○1700年頃(17世紀)のイギリスにおける貴族(公爵~男爵)の数は約180家で、準貴族にあたる准男爵が約800家、騎士爵が約600家。
そして、この頃のイギリスの人口は約900万人で軍隊の規模は約7万人でした。
ちなみに現在のイギリスにおける貴族は公爵が31家、侯爵が36家、伯爵が197家、男爵が495家となっています。
なお現在のイギリスの人口は約6000万人です。

○1700年頃の他の国の人口と軍隊の規模は、
フランス・・・人口約1900万人。軍隊は約35万人。
ロシア・・・・人口約1700万人。軍隊は約22万人。
プロイセン・人口約200万人。 軍隊は約3万9千人。
スペイン・・・人口約600万人。 軍隊は約3万人。

○なおヨーロッパの人口は1600年(16世紀)でも約1億人程度だったそうです。
ちなみにその頃のヨーロッパの人口の約四分の一は、ハプスブルク家の領地に住んでいたと推定されています。

○軍隊における兵士の数は、当然、その国のおかれた周辺の状況にもよってくるでしょう。
戦争状態にあったり、敵対国家が隣接していれば大きな軍が必要になりますし、周辺全てが友好国ならば、軍の大きさも抑え目になる場合もあるでしょう。
前述した1700年頃の人口と軍隊規模からは、人口の約0.5%~約2%程度が兵士であった事がわかります。
ただし、これも絶対というわけではなく色々なケースがあります。
特に傭兵を雇う場合、資金があればかなりの軍を維持できます。
16世紀、「北方の獅子」と呼ばれたスウェーデンのグスタフ2世王は、ドイツに進攻し軍事的成功をおさめ、15万人の軍隊を率いています。
しかし、そもそもこの頃のスウェーデンの人口は約100万人程度しかなく、15万人もの兵士のうちスウェーデン人はその約2割の3万人程度でしかなく、他は現地のドイツ人やイギリス人などの傭兵だったそうです。
ただ、傭兵を雇えばお金がかかります。
グスタフ2世王は現地ドイツの味方の貴族や都市から寄付金を募り、味方でないところの都市や、貴族からは、攻めない略奪しないと約束して、安全保障費を払わせ、軍を維持する資金を得ていたそうです。
ただし、傭兵を雇用し資金繰りに苦しみ失敗した例もあり、それがハプスブルク家です。
前述した16世紀におけるハプスブルク家の領地の人口は約2500万人ですが、この頃、ハプスブルク家の軍は、傭兵を主体に30万人を超えました。戦争も多く戦費も嵩みます。その結果、国の財政は殆ど破綻しています。

■そういうわけで、知恵を絞り、歴史に学び、工夫すれば、かなりの軍を作品内で動員する事が可能になるかと思います。
良い作品ができますようお祈りいたしております。

●回答・・・14~15世紀の頃ではなくて申し訳ないのですが・・・

○1700年頃(17世紀)のイギリスにおける貴族(公爵~男爵)の数は約180家で、準貴族にあたる准男爵が約800家、騎士爵が約600家。
そして、この頃のイギリスの人口は約900万人で軍隊の規模は約7万人でした。
ちなみに現在のイギリスにおける貴族は公爵が31家、侯爵が36家、伯爵が197家、男爵が495家となっています。
なお現在のイギリスの人口は約6000万人です。

○1700年頃の他の国の人口と軍隊の規模は、
フランス・・・人口約1900万人。軍隊...続きを読む

Q中世ヨーロッパの警察組織について

12世紀~15世紀ぐらいまでの、いわゆる中世ヨーロッパの都市ではどのような警察組織があったのでしょうか。

治安維持組織として住人達による自警団が発達していたということは分かりますが、たとえば殺人事件などが起こった場合、現代でいうところの「殺人課の刑事」といったような専門に事件を捜査するような組織や役職などは何かあったのでしょうか。

12世紀~15世紀ぐらいのヨーロッパということであれば、詳しい年代や場所は問いません。
ご存知の方、おられましたらどうかご助言ください。

もしくはそういった警察組織について具体的に記された資料等あれば教えていただければ幸いです。

Aベストアンサー

「中世ヨーロッパの城の生活」という本
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061597124/249-7932277-6597123
によれば、
たとえばイングランドの場合、十人組制度、というのがあって、これがちょうど日本の五人組と同様、連帯責任を負っていて住民の内部的な警察機構になってもいた、ということ。
また古いしきたりにもとづき、代官とその下役人が日常的な管理を行っていたことが記されています。
まあどちらかというと対住民の性格が強い組織ですが、よそものについてはこの両者、つまり自警団的組織と、代官とその下役人が警察的管理業務を負ったと考えていいのではないかと思います。で、殺人課に相当するものは恐らくなかったでしょう。
無論、大規模な討伐が必要なときは領主自身や、あるいは国王に軍団の派遣などを依頼したりする事になりますが。


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