![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/pc/qa/question_title.png?5a7ff87)
CDは人間の可聴域(20Hz~20,000Hz?)だけを収録しているといわれていますが、
レコードはそれ以外の帯域も収録されているようです。
その可聴域といわれている部分以外の音が音楽の印象を変えるといわれており、
それを体感してみたいと思っております。
その為、最近レコードを聴いてみたいと思うようになり、プレイヤーを購入しようと考えています。
僕はKENWOODのプリメインアンプ R-K700を使用してCDを聴いているのですが、
R-K700(http://www.kenwood.com/j/products/home_audio/aco …)
これにレコードプレイヤーをつなげようと考えています。
ですが、どうやらR-K700はフルデジタルのアンプらしいのです。(内部でデジタル化されてしまうのでしょうか?)
アナログを体感したいのですが、やはり、可聴域といわれている部分の表現はこのR-K700ではできないのでしょうか?
それともこの価格帯(実売30,000円程度)のアンプでは話にならないということなのでしょうか?
回答をお待ちしております。
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
書いているうちに長くなったので、結論から書きます。
・レコードを聴きたいなら、それはそれで良いが、もしCDより良いと感じても、それが単に「好み」の範疇の問題なのか、科学的に良いといえるのかは要注意。
・デジタルアンプでも、超高域再生は不可能ではない。
・スピーカーも含めて、トータルで高いクオリティを維持しないと、超低域、超高域の(まともな)再生は難しい。単に高い音が「鳴っているだけ」なら、鳴っていなくても全体としてのバランスが良いシステムの方が、むしろ良いといえる。
以下、上の結論を導くための理由です。
いくつかの論点が混在していますので、分解して回答します。
なお、当方は理系にはまったく疎いので、その理論の正当性を証明することはできませんが、話が論理的であるか、単に感情論に過ぎないかくらいは区別して書いているつもりです。
>> 可聴帯域 //
倍音をいっさい含まない単音としては、という意味で、確かに20Hz~20kHz程度、といわれているようです。倍音成分として可聴帯域外の音が入っていると、聞こえ方(音色や空気感)に影響があるとされていますが、それがなぜなのかを論理的に説明した文献は、寡聞にして知りません。
(科学的・物理的・普遍的に論証できない限り、CDよりレコードの方が「優れている」とは言えません。「聴き比べたら」論は、単にその人の好みを主張しているに過ぎません。もちろん、好みでどちらかを取捨選択するのはその人の自由ですし、それを否定するつもりは毛頭ありませんが、「だからあなたもそうすべきだ(レコードの方が優れていると感じるべきだ)」とはいえない、ということです。なお、この世界には「あいつは音楽を聴くハートが足りんのだ」みたいな、議論対象すり替え型の論者も多いので、注意が必要です。)
なお、「CDで十分」派の意見しか知らずに恐縮ですが、
・オーディオの科学
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
この辺りの見解を知っておかれると良いでしょう。なお、レコードの、その可聴帯域外の「潤い成分」が、単なるノイズに過ぎないことにも触れられています。
ちなみに、トランジスタが良いか真空管が良いか、デジタルアンプはアナログアンプよりも音が「デジタル臭い」か、といった話も、まったく同じレベルで説明ができます。
>> デジタルアンプでは可聴帯域外の音は聞こえない? //
そんなことはありません。CDの周波数限界が20k~22kHzに限られるのは、サンプリング周波数が44.1kHzだからです。
・サンプリング周波数に関するWikipediaの記事
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3% …
したがって、サンプリング周波数を192kHz程度まで引き上げれば、高域限界は90kHzを超えます(なお、SACDは、方式は異なりますが、同様に90kHz程度までの記録・再生が可能とされています)。
もっとも、いわゆるデジタルアンプの場合、スイッチング周波数が200kHz前後であることも少なくないので、そうなるとローパスフィルタを40kHz前後に設定せざるをないこともあります。その意味で、「デジタルアンプだから高域再生に限界がある」とも、いえなくはありません。
問題のR-K700が、何Hzのスイッチング周波数なのかは、ざっと見た限りでは分かりませんでした。
なお、スピーカーの高域限界も問題です。安い製品で「100kHzまで再生可能」などを謳うものも見受けられますが、「鳴ってりゃいい」という性質のものではなくて、当然、クオリティの高さが要求されます(過渡特性や位相など)。
デジタルアンプの限界ではなく、
CD自体のサンプリング周波数の限界だったのですね。
納得しました。
雰囲気を味わうだけになるかもしれませんが、
一度レコードプレイヤーでの再生を試してみたいと
思います。ご丁寧にありがとうございました!
![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/common/profile/M/noimageicon_setting_13.png?5a7ff87)
No.7
- 回答日時:
こんにちは。
私が使っているのはアナログアンプなので、実証的に回答しているのではありませんが、
オーディオは伝送ケーブルまで含めてトータル性能の結果が音として聴こえます。
その「音」の品質への関与はプレーヤ>アンプ>スピーカーです。音色が変わるのは確かにスピーカーが一番なのですが、品質(勿論耳に解るという意味で)から見ると川に例えれば上流ほど大事です。
ご質問者さんのオーディオ装置が解らないので申し訳ありませんが一般論でお答えします。
そこそこのLPプレーヤーとそこそこのアンプをつないでそこそこのスピーカーから音を出してみて違いが解るかと言えば、”良く聴いてみれば”解るという程度かなと思います。アンプがフルデジタルであるかどうかはこれに対しては無関係だと思います。
オーディオが中級程度から上だったら「雰囲気」の違いが解ると思います。手入れの行き届いた中級オーディオならはっきり違いが解ると思います。
その違いはどのようなものかと言いますと、CDは演奏者のそばで音楽を聴くのに似ていてクリアなのだけど聴こえてくるのはナマな楽器の音、LPプレーヤーから出てくるのはステージ上の演奏者をホールの客席で聴くのに似ていて音というよりは音楽として聴こえる(説明が下手で申し訳ありません)ようです。ただし、これには録音ディレクターの個性(というよりレーベルの個性)が介在するので、実際の程度範囲は色々です。
CDは可聴域をカバーしている、というのはかなりCDに好意的な言い方だと思います。
LPプレーヤーで聴いたときに解る高域の広がり感がCDからは聴こえないということから、CDは可聴域をカバーしていないと言わざるを得ないです。
CDの良さは音質の良さではなくて便利さだと思います。これにはやっぱり大きな意味があると思います。
一方LPの欠点を言うならノイズです。
もしLPを意識されるのなら、どちらを取るかは音楽をどう聴きたいかに掛かっていると思います。
あまりお答えになっていませんね。
とても分かりやすい説明でためになりました。
「音楽をどう聴きたいか」、ということを念頭において、
今後システムを考えていきたいと思います。
ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
反則ですが…
スーパーオーディオCDは、検討なさいました? 100kHzまで音が入っているそうですよ。参考URLをご覧下さい。
現在、アナログレコード関係のものは入手困難だったり、高価だったりしますので、いっそこちらの方向へ進んでみてはいかがでしょうか?
参考URL:http://www.super-audiocd.com/aboutsacd/format.html
No.5
- 回答日時:
アンプやスピーカーが、どのくらいの周波数特性を持っているかは
まず、メーカーに聞くべきですね。
それと、お使いのシステムくらいでは
>それを体感してみたい
というのは、規模的にいってほぼ無理だと思います。
また、音量を上げていけば振動がプレーヤーに伝わり、衝撃・ハウリングが
おこり、針の擦り音ばかりが目立って体感するどころではなくなります。
もっとも、針のないプレーヤを使うなら話は別ですが。
レーザーターンテーブル
http://www.laserturntable.co.jp/turntable/index. …
>というのは、規模的にいってほぼ無理だと思います。
そうですか…。
レーザーターンテーブルは手がでそうにないです。
雰囲気だけを味わうことになりそうですが、
一度聴いてみたいのでレコードプレイヤーを
調べてみたいと思います。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
レコードプレイヤーは原理的には~50,000Hzまで可能と聞いた事はありますが、そこまでに対応したカートリッジはありません、~45,000Hzまで対応した物はどうやらあるようですが・・・やたら高いでしょうね^^
普通のカートリッジは~20,000Hzじゃないかな?まあ、カートリッジもプレイヤーもアンプもスピーカーもいくらでも金をつぎ込む覚悟があれば、ひょっとしたらCDよりいい音が出せるのかもしれません
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