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1964年の東京オリンピックでは、陸上競技などでは(他の競技でもそうかも知れませんが)、自動電子計時で100分の1秒単位までタイムを測っていたのに、なぜ公式記録は10分の1秒単位なのですか。

A 回答 (1件)

 公式記録の計時には、さらに一桁上の計時性能が必要に


なるからです。つまり100分の1秒単位で記録を残すには、
1000分の1秒単位での計時が必要になります。

 たとえば 10 秒を切るかどうかという瀬戸際の記録なら、
9.996 秒なら四捨五入して 10.00 秒になりますが、9.994 秒
なら 9.99 秒になるわけです。この差が重要なんですね。

 東京五輪当時は、やっと電子計時が実用化されたばかりで、
その限界が 100分の1秒単位でした。そのため、記録はあく
まで10分の1秒単位でしか取れなかったのです。

 また、東京五輪はセイコーの電子計時が公式認定された
ことで知られていますが、他の競技会ではまだ手動計時を
行なっていました。10分の1秒ストップウォッチを利用し、
最低3人が計時することで、記録を認定していたのです。

 なお、スキー長距離などでは現在でも記録は10分の1秒
単位です。技術的にはもちろん1000分の1秒も可能ですが、
競技の性質上、そこまで厳密な着順差を求めないようです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
疑問が解決してすっきりしました。

お礼日時:2008/01/09 20:52

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