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オーケストラの団員の人が急病などで演奏会の日に急に出られなくなった場合は代わりの人がいるのですか。

A 回答 (1件)

急病人が出た場合は、その人の重要度とその時刻によってケースバイケースで、一人くらいいなくてもほとんど影響がでない場合もあれば、公演を急遽中止せざるを得ないケースまで色々あります。


フルオーケストラで、一般楽団員の急病なら欠員のまま演奏。
小編成の場合は、同じ楽団の非番の人を駆りだす。
協奏曲などのソリストの場合、著名な海外プレーヤなどがコンサートの目玉になっているなら、公演を中止してチケットの払い戻し。指揮者の場合も同じです。
オケのなかで、部分的にバイオリンソロ、フルートソロとか、トランペットのソロなどが少し入る場合、通常はその楽器パートのトップ奏者が担当していますが、急病のときには次席の人が代役を努めます。
オーボエなど、もともと奏者が一人の編成の場合は、控えの非番奏者がピンチヒッターを務めます。
小さい楽団で、控えの奏者がいない場合は、エキストラ(俗に「トラ」)と言って他の楽団の団員さんに出演を急遽お願いします。
開演直前の事故などの場合は、その奏者がメインを担当する曲を中止し、別の曲に差し替えざるを得ない場合もありうる。譜面が無くて差し替えが利かない場合は、その曲の演奏は中止。ファミリーコンサートみたいなのであれば、ピアノソロ曲、ピアノ伴奏のチェロ定番曲などで穴埋めする。
交通渋滞でメイン奏者が到着しない場合は、曲順の入れ替えで時間を稼ぐ。

代役といってもプロですから、譜面さえあればそれなりのレベルで演奏が出来ます。(出来なければプロとは言えないでしょう)
いずれにせよ、主催者にとって、ハプニングは胃が痛い話です。

また代役といっても、練習の代役もあります。海外著名奏者を呼んでのコンチェルトの場合は、事前の練習では楽団員の上手な人が代役をやります。ギターコンチェルトなど楽団員で代役が利かない場合は、ギャラを払って近辺在住のギター奏者に来て貰います。特殊な楽器のコンチェルトの場合、往々にして本番のメイン奏者より代役の方が上手かったりします。
また、演奏中にバイオリンの弦が切れた場合は、より下位の奏者と楽器を交換します。これを繰り返しながら、弦の切れた楽器は段々と後列に送られ、末席の奏者はその楽器を持ってサッと舞台から退席して舞台裏で新しい弦を張りなおします。楽器の代役です。
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この回答へのお礼

私が想定していた以上に、いろんなケースでとても詳しくありがとうございました。

お礼日時:2008/02/04 22:13

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