今日、ラジオショッピングでEXILIM ZOOM EX-Z1200を販売してるのを聞きました。
宣伝文句が、「1200万画素もあって、ものすごくきれいに写真が撮れます!」
私はいい加減、高画素数=高画質、という誤解を解く良心的なメーカーが出てきてくれないか、とここ数年期待し続けて、いまだに現れないのにがっかりしています。
私は一眼レフがフルサイズで3000万画素や4000万画素を目指すのは正常な進化だと思っています。
しかし、1/1.7inch程度の撮像素子(面積は35mmフルサイズの約1/20)で、ダイナミックレンジを犠牲にして、
おまけに、小さな開口面積しか無い、あまりコストもかけられないレンズを使い(元々の入力できる光束にそんなに解像度出せないだろ?と思うんです)、おそらく解像「感」(解像「度」ではない)を出すため、あるいはノイズをごまかすためにいろいろ処理されて絵作りをしているんでしょう。
今ある技術で、300万~400万画素程度のコンパクトデジカメを作れば、同じコストでもっといいカメラが作れるだろうに、と思うんですが、どのメーカーもそっちに舵を切ってくれません。
彼らはいつまでもこのまま、空しい高画素競争を続けてしまうんでしょうか?
何かこういう状況を打開する策は無いんでしょうか?
買い手が画素数に踊らされているのでしょうけど、買う側(素人)が知らないのであれば、ある程度啓蒙して、より良いものを売る、ということは、メーカーにはできないのでしょうか?
No.1
- 回答日時:
>今ある技術で、300万~400万画素程度のコンパクトデジカメを作れば、もっといいカメラが作れるだろう
メーカーにとってとても怖いのです。
300~400万画素では「目新しさがない」「技術が劣って見える」
のです。
自分で撒いた種で苦しんでいるのです。
際限なく画素数競争を行うしか知恵がない所に問題があります。
バッテリーを長持ちさせる、動画の質を上げる、ストロボを強力にする、室内撮影が楽になる明るさが得られるなど、
周辺の機能が良くする機能がでてくると思います。
ご回答ありがとうございます。
現状のレンズ、撮像素子面積なら、1200万画素よりも400万画素のほうが、よりよい写真を出力できる(と私は思っています)、ということをメーカーはなんとかアピールできないんでしょうか。
No.2
- 回答日時:
買い手が踊らされているのではなく、メーカーが買い手に踊らされているのではないかと思います。
一部の賢明なユーザーを除き、大多数の一般ユーザーに「高画素=高画質」と言う信仰があり、同じ価格帯ならより高画素機の方が売れている現状がある限り、高画素競争は止まらないと思います。
まぁ、画素数に止まらず使いものにもならない高感度仕様も問題です。
某メーカーの製品を購入したところ、実効感度が公称ISO感度の半分も満たしていませんでした。まさに「羊頭狗肉」です。
私も300万~400万画素で良いから、その分、画質と高感度ノイズ耐性の改善に振り向けて欲しいと思います。
ちなみに、今でもキヤノンのPowerShotG5が手放せないユーザーからの嘆きです。(;一_一)
ご回答ありがとうございます。
結局、撮像素子の単位面積が小さいことが、ダイナミックレンジだけでなく感度にも悪影響を与えているんですよね。
作る側は高画素数化の短所もわかりきっているはずなのに、
是正する方法もある(画素数を少なくするだけ)とわかっているはずなのに、
残念でなりません。
No.3
- 回答日時:
デジカメは今や賞味期限の短い生鮮商品やファッショングッズ的位置付け。
とすれば画素数競争で売れている限り売りまくり、次なるセールスポイントは出し渋る。次の一手は販売台数が横ばいか下降になるまで出さないのが当然。これは今までも家電でやってきた手。ユーザーがメーカーをリードしているように見えて、やはりユーザーが踊らされているのだと思いますよ。携帯までそれをセールスポイントにしてマーケットを広げようとしている。正に踊れ、踊れの様相ではないですか。
やはり消費者が拒否するような時代が来なければ収まらないでしょう。そこまでユーザーが成熟するには何十年の時が必要なんでしょうね。いやそれはないかな。なんせ他の家電だってせいぜい長くて5年程度でポイですからね。ファッション品となればせいぜい長くて2年かな?
ご回答ありがとうございます。
デジタルカメラを誰もが持つ時代になり、カメラを熟知していない消費者が主な購買層であり、
デジタルカメラ自体もまだまだ発展途上で未成熟、という時代も重なってしまった、ということかもしれませんね。
No.4
- 回答日時:
私も質問者様と同じ考えです。
※画素数≠性能
>買い手が画素数に踊らされているのでしょうけど
デジカメが出たばかりの時は高画素数=高性能でしたし、買い手側も画素数重視だったはずです。
その時の「高画素数=高性能」が今でも残ったままで、メーカーサイドも画素数以外に一般購入者に大々的にアピールできる機能がないのかもしれません。手ブレ補正や高感度撮影にしても、カメラを使ったことのある人でなければわかりませんし、「手ブレ補正~段分」「ISO3200」と言ってもどれだけ有用かわかる人はほんの一握りです。
そう考えると売り文句に「画素数」を全面にアピールするのもある程度納得…
画質なんて受け取り方次第で同じ写真でも良いという人がいれば悪いという人もいる。具体的な数字なら誰もがわかる…等々…
そんな中、異色のコンデジが発売になります。
SIGMA DP1。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2008/02 …
サンプル画像を見ると普通のコンデジとは全く違う写りで、デジタル一眼並みかそれ以上に見えます。
デジタル一眼レフ「SIGMA SD14」と同じイメージセンサーを使用しており、一般的なベイヤー配列ではないFOVEONx3を使用したデジカメ。ローパスフィルターを必要としない構造の為非常に自然なシャープな画像が得られます。
見た目上の画素数は480万画素程度ですがそれが3層に重なっているのでベイヤー配列のセンサーと同じ計算をすると1400万画素になります。逆に、ベイヤー配列のセンサーをFOVEONの見た目画素数に換算すると2100万画素のEOS 1Ds MarkIIIでも520万画素相当です(単純にRGGBの4画素で1ドットと計算)。1200万画素だと300万画素相当。
DP-1は昨年始めの発表では20万くらいの予想販売価格でしたが、その予想を覆して10万以下で出るようですし、9万弱で予約受付を開始した販売店もあるようです。
SIGMA DP-1がレンズ一体型コンパクトデジカメ市場に一石を投じることが出来ればいいのですが、どちらかというと玄人向けで競合製品はRICHO GR Digital(およびその後継機)な感じです。価格もそうですが一般向けではないですね。
どちらかというと、デジタル一眼レフユーザーのサブ的存在。
因みに、FOVEONx3を使用したデジタル一眼SD9/SD10は記録画素数のカタログ表記を「見た目画素数」で記述していました。実際にはその3倍だったにもかかわらずです。で、最新機種のSD14では総画素数を前面に出し補足的扱いで見た目画素数が記入されているはずです。
市場は画素数が多くないと受け入れがたいという実例ではないでしょうか。
デジタル一眼を出しているメーカーには、APS-Cセンサーを使用したコンデジを是非出して貰いたいものです。そうすれば高画質を求めるユーザーに受け入れられ、センサー原価も下がりデジイチのボディ価格も下がって、一般ユーザーには良いことばかりだと思うんですけどね(^^;ゞ
ご回答ありがとうございます。
>デジタル一眼を出しているメーカーには、APS-Cセンサーを使用したコンデジを是非出して貰いたいものです。
ほんとに、それいいですね。
やってくれないかなぁ?
個人的にはコンパクトカメラはフォーサーズくらいでもいいです。
FOVEONセンサーはSD9の頃から気になってはいたんですが、マウントがSD、というのが大きなネック。
それ以上にボディのレスポンスが他メーカーより2世代くらい遅れてる、というので、全く食指が動きませんでした。
SD14では少しはましになったんでしょうか?
よほどのことがない限り、私はEOSマウントから離れられませんが。
DP1、出力する写真はかなり魅力的ですね。
でも、ちょっと手が出せません。
No.5
- 回答日時:
富士フイルムはF10からF11、F30、F31までずっと630万画素のままでした。
それがF40になって830万画素になりました。ご指摘の通りCCDのピッチの問題から高感度画質は630万画素のほうが撮像素子のダイナミックレンジに余裕があったのでF31からF40になったときに高感度画質がかえって悪くなったと価格コムなどで話題になり中古ではF31のほうが人気が高いくらいです。なぜF31からF40になったときに画素数を増やしたのかというと、営業から画素数を増やす要望が多くて増やさざるを得なくなったそうです。
おっしゃるとおりに既に画素数は飽和状態でこれ以上画素数を増やしたって画質の向上はもうありません。そんなことはメーカーも承知なのですが、販売の現場ではせっかくこっちがいいとすすめても素人さんたちは「630万画素より1000万画素がいいなあ」とそっちをとってしまうのです。それで、販売現場からは「もっと画素数を増やしたものを出してくれ」と声があがるのです。
富士フイルムがF10を出して「高感度」を売りにしてからコンパクトデジカメの世界も手振れ補正だ高感度だ防水だと様々な性能を売りにするようになり技術も百花繚乱の観があります。
とはいえ、全てのメーカーが技術があるわけではないのでいきおいそういうメーカーは画素数を増やしそれをひたすら広告で宣伝するって寸法です。あまり技術はなくても宣伝の上手なメーカーはありますからね。歌姫をイメージキャラクターをしているあのメーカーなんて売りにできるものが何もなかったので突然「広角28ミリ」と宣伝しました。それそのものは別に目新しいのものでもなんでもないのにとたんに世間が「やっぱ広角は28ミリっしょ」とさせた宣伝力にはグウの音もでませんでした。コンパクトデジカメの広角なんてせいぜい35ミリもあれば充分だと思うんですがね。
No.6
- 回答日時:
私もOLYMPUS C-3040愛用者で、アンチ画素数マニアです。
300万画素あれば十分ですね、このような質問なり発言があることによって市場が成熟してくるんじゃないですか?
マイカー市場だって大昔は1100ccだから隣の車が小さく見えます、、、ってやって物議をかもし、ツインカムだ、名ばかりのGTは道をあける。なんてキャッチコピーがあったり。
今は車を買うユーザーが賢くなって100馬力だ200馬力だと言って購入する人は少なくなりました。
しかし反面、クルマの白物家電化といわれ新型車に夢が無くなったのを実感します。果たしてどっちが幸せだったんでしょうかね?
将来デジカメも「1000万画素オーバー」なんていってた時代は楽しかったね、新機種に夢が有ったよ。なんて時代が来ちゃうかも。
No.7
- 回答日時:
サンプル画像を見てみましたが良条件下ならば1200万画素分ちゃんと解像してますね。
だから意味はあります。
>>300万~400万画素程度のコンパクトデジカメを作れば、同じコストでもっといいカメラ
どんな分野でも似たようなことを主張される方はおられますが、基本性能の底上げには画素や機能数の増加と比較にならないコストがかかります。仮に作っても高画素機より値段の高いものとなるでしょう。
そのときそういうものを要求している層が現実に金を払って買い求めてくれるのかと言う問題です。
マニア向けの機種は売れません。
売れない、薄利多売が成立しないのにそういう層は画素が低いんだからコストは低いだろうとあさっての理由で低価格を要求します。
だから国内メーカーは作りたがりません。
コストダウンの安売り競争はお互いの首を絞めるだけだから、高くても買ってくれる層相手に商売をやりたがります。
ダイナミックレンジのようなマニアックな要素を突き詰める先にあるのは利益ではないと思います。
ご回答ありがとうございます。
2~4万円程度のコンパクトデジカメの購買層の大半は、プリントのほとんどがLサイズではないでしょうか?
1200万画素というと、Lサイズにプリントする場合、800pixel/inchの解像度です。
そんな解像度を得るために、何を犠牲にしているのでしょう?
>基本性能の底上げには画素や機能数の増加と比較にならないコストがかかります。
私は基本性能のことを言っているわけではありません。
基本性能は昔と比べると着実に上がっていますよね。
CCDの性能も格段に上がっています。
その上がった基本性能を無駄に画素数を大きくするために使うのではなく、素直にダイナミックレンジを広げる方向に振り分けて欲しい、と思っているだけです。
これは現行の技術及びコストの範囲内でできる話です。
同じ面積のCCDの1200万画素を400万画素にすれば、単純計算で画素の単位面積は3倍になり、それだけダイナミックレンジや感度が上がるんです。
実際には、隣の画素との境には隙間を空けなければならないので、高画素数の方が面積効率が悪くなり、たぶん単位面積は3倍以上の差になるでしょう。
ダイナミックレンジの広さ、というのは色彩の豊かさでもあるんですよ。
そんなにマニアックな要素でしょうか?
それをマニアックというのなら、800pixel/inchという解像度のほうがかなりマニアックな数字のような気がします。
No.8
- 回答日時:
以下、思いっきり個人的な感想です。
コンパクトカメラは(今主流のベイヤー配列を使ったカメラでは)600-800万画素あたりが使いやすいかな、と思っています。(400万画素以下だと、芝生や木の枝のようなものLプリントでもわかる程度につぶれることがあるので。)
で、今の高画素数表記は、メーカが自分で自分の首を絞めたような感がしています。
まだ、画素数が低く高画素化が高画質化に直結していた初期の頃、できるだけカタログ表記の画素数を上げようとする雰囲気がありました。画素を赤青緑に振り分けて使っているベイヤー配列の撮像素子で、それぞれの色の総和で表記する(実際の解像力に相当する数値の2から4倍くらいの数値になります)のも、その一環かなと感じています。
で、いまさら、メーカーとしても「実は、実力はカタログ表記の半分以下くらいです」と言うにいえなくなってしまったのかなと。(コンパクトカメラに搭載されている撮像素子のサイズ、レンズのF値を見てみると、メーカーでは解像力が画素数の1/3程度になることをよーく判っているような節があります)
シグマの採用しているFOVEONが出て、この流れに一石投入されるかなと期待していたのですが、多勢に無勢、シグマの方が340万*3の1000万画素と表記せざるを得なくなったのは、正直残念です。
コンパクトカメラにもFOVEONのような、フルカラー画素の撮像素子(フルカラー200万画素くらいでいいので)をつんだ機種が出ないかなと、思ってるところです。(DP1は非常に興味があります)
以下余談
小さい撮像素子だと、同じ画角でもレンズの焦点距離が短くなって、小さい開口でもF値が小さくなり、それなりの解像力は得られます。
また、小さい撮像素子には、被写界深度を深くできる、コンパクトにしやすい(もっとも今のコンパクトほど小さくする必要もないのでは、とは思いますが)、というメリットもあるので、一概に×ともいえないかと思います。
No.9
- 回答日時:
softbankHawksさん こんばんは
デジカメを作るメーカー側の立場にたって話しますね。私自身メーカー側の人間では無いですし、同じセンサーサイズなら画素数が少ない機種を奨めている人間で有る事をご理解の上お読み下さい。
メーカーは商売でデジカメを作っているんです。つまり売れないと生活出来ないのがメーカーなんです。これだけデジカメが出回ってしまうとそうそう新しいデジカメは売れないと思います。1つの需用が「壊れたから買う」でしょうけど、今のデジカメは出来が良くて簡単に壊れませんよね。ですから「新しいデジカメを買えば、今までのカメラで撮影出来ない画像が撮れる」でないと新たな買い替えの需用は望めないと思います。そう言う観点で作られたデジカメが、例えば28mmレンズ~のズームレンズ搭載のデジカメだと思います。35mm~のズームレンズ搭載の頃から比べたら撮れる写真の幅が広がりましたから、新たな買い替え需用の促進には貢献したんだと思います。
コンパクトデジカメユーザーの大半は、デジカメの事を詳しくない初心者ユーザーだと思います。初心者では「画素数=画質」と間違った解釈をしている方が多いですよね。(誰が言い出したか解りませんけど・・)確かにデジカメの創世記の頃、100万画素行かないデジカメから200万画素機が出来た頃は画素数UPが画質UPと感じる事も有りました。(実際は違うんですけど・・・)コンパクトデジカメユーザーの大半がそう考えているなら、購入者に合わせた物作りをするのがメーカーの当たり前な行動だと思います。結果として今までのデジカメより高画質な画像が撮れると言う事での買い替え需用につながりますから・・・。(実際は高画質でも何でもないんですけど・・・)
私としてもsoftbankHawksさん同様にAPS-C又はフォーサーズ等の大型センサーを搭載したコンパクトデジカメが欲しいところですけど、上記した理由で何所のメーカーも作って頂けないのが実際だと思います。一部のデジカメマニア等にウケル機種を作るより、大半のユーザーウケする機種を作った方が商売上徳ですから・・・。
以前安原製作所が作る「安原一式」と言う銀塩RF機が有りました。これはライカRF機を買えないユーザー向けに質の良い使い易いRF機を作ると言う事で作られた機種だったと記憶しています。この「安原一式」はもう既に生産されてない機種です。時代は一眼レフの時代で、一部のマニア等以外にはRF機はウケイレられなかった機種だったんでしょう。同様の事がデジカメにも言えると思います。全てのメーカーがAPS-C等の大型センサー搭載機以外生産しないと言うならいざ知らず、一部のメーカー(機種)だけ大型センサー搭載機を作っても、結果同じ機能で値段が上がるだけでそれほど売れないと思います。以前オリンパスが「E-100RS]と言うデジカメを販売した当時、「E-100RS」があまりにも売れなくてオリンパスが経済的に苦労した聞いています。そうならない為に、コンパクトデジカメでは売れる可能性の高いデジカメ(つまり小型センサー搭載機)だけを生産し続ける可能性は高いと思います。
以上よりsoftbankHawksさんや私が望んでいる例えばAPS-C等の大型センサー搭載コンパクトデジカメは、期待薄だと思いますよ。
ご回答ありがとうございます。
E-100RSは強烈な個性がありましたね。
残念ながら一般受けするボディサイズとスペック、そして価格ではありませんでした。
私は、価格が暴落したときに相当買いたくなっていたんですが、すでにE-10を持っていましたので、自重しました。
メーカーも商売ですから、売れるものを作る、というのはもちろんわかります。
現状、画素数が大きい方が売りやすいのもわかっています。
行き過ぎた画素数競争をやめて、成熟していないユーザーに対して「画素数が大きいってだけじゃ意味が無い」ことを説明しながら、より良いものを提供して対価をいただく、という真っ当な商売をやる方法は無いのでしょうか?
No.10
- 回答日時:
softbankHawksさん こんばんは
#9です。
「『画素数が大きいってだけじゃ意味が無い』ことを説明しながらより良いものを提供して対価をいただく」事が真っ当な商売かどうかはさておいて、私やsoftbankHawksさんが望んでいる大型センサーを搭載したコンパクトデジカメを発売する為には、会社と戦ってでも良い製品を作りたいと言う技術者がいるかどうかに係ると思います。
世界初のデジカメ「QV-10」がカシオから発売されるまでには色々な事が有ったと聞いています。この「QV-10」の開発技術者(以下Aさんとします)は、元々は何処かのカメラメーカーでカメラ開発をしていた方と聞いています。そのメーカーが潰れてカシオに再就職する事になります。「QV-10」の開発当初は、今で言う所のデジカメを考えて開発が始まったそうです。しかし会社から「そんなカメラを作ってもどれだけ売れるんだ??」と言う事での開発中止命令が下ったそうです。しかしカメラ開発をし続けたかったAさんは、考え方を180度変えるわけなんです。Aさんとしてはしている事は今までと変わらないカメラの開発。対外的(対会社的)にはコンパクトTVの開発と言う事で乗り切ったわけなんです。つまり写真を撮影する機能(オプションとして)を持ったコンパクトなTVとして開発を続ける訳なんです。そうやって会社を納得させて世界初のデジカメ「QV-10」が発売される事になります。この様にある意味会社と戦ってでも質の良いカメラを作りたいと言う熱意がある技術者が居るかどうかが大型のセンサーを搭載したコンパクトデジカメ発売に係ると思います。
政府は「景気が回復傾向にある」と言っていますけど、本当に回復傾向にあるのでしょうか???政府は指標としている大手企業の企業投資額が増えているから景気が回復していると言っていますけど、実態は社員のリストラ・経費削減の結果としての企業投資額を増やしているに過ぎないんです。平たく言えば、売上向上した結果の企業投資額向上ではないわけです。ですから政府がどう判断しようとも、不景気には変わらないんです。そう言う時代ですから会社は確実に売れる可能性のある商品の開発をしても、もしかしたらさほど売れないかも知れない商品の開発は避けるでしょう。それが大手企業の考え方だと思います。そう言う会社の方針にたてついてでも質の良いカメラ作りをする技術者がいるかどうか、これが私やsoftbankHawksさんが望んでいる大型センサー搭載のコンパクトデジカメが作られるかどうかだと私は考えています。
違う側面から考えてみましたが、それでも期待薄な感じを受けます。
ご回答ありがとうございます。
私は、フォーサーズ程度の撮像素子のコンパクトデジカメがあったらいいな、とは思っていますが、今回の質問の趣旨はそっちではないんです。
現状、小さな撮像素子を載せざるを得ない普及価格帯のコンパクトデジカメに、無理に1200万画素も詰め込むのをやめて、400万画素程度で作ってくれないだろうか、ということなんです。
結局のところ、作る側はそんな事したって画質向上には繋がらない、とわかっているであろう無理な高画素数化をしてしまうのは、販売側が「高画素数≠高画質」という売り方を思いつかないから、高画素数を制作側に押しつけているのかな?とも思えてきました。
たとえば、レンズの分解能が何μm、とか、画素ピッチが何μm、なんていうのをいきなり宣伝文句に使うのは難しいでしょうが、現実的に無理な高画素数化でトレードオフされる性能もあるんですから、何とかならないのかな、と思います。
やっぱり期待薄ですかね。
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