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先日、新進ピアニストの演奏会を聴きに行きました。そこでの出来事です。
なんと!ピアノソナタの1楽章が終った所で聴衆の拍手が起きたのです。ピアニストはというと、仕方なく(?)微笑んで座ったまま会釈しました。で、2楽章と3楽章は鍵盤から手を離さず、続けて弾いたのです。2曲目はショパンのソナタでしたが、やはり1楽章が終わり手を下ろしたとたん拍手です。で、またまた次からは最後まで続けて終りました。
私は、交響曲やピアノソナタなどは最終楽章まで終って初めて拍手するものと思っていましたが、それで正しいですか?ピアニストはまた楽章間に拍手されても困ると思い、続けて弾いたのでしょうか?

もうひとつ。
残りの曲はドビュッシーのアラベスク1番と2番、それからラヴェルの夜のガスパール全曲でした。普通は1曲づつ間をおいて弾かれるこれらも、全部続けて弾かれていました。(ラヴェルの3曲なんてとっても大変だったと思います・・・)やはりこのような組曲?も曲間に拍手はしないものなのでピアニストは先手を打ったと考えるのが正しいでしょうか。
まったく、みんな田舎モンで何も分からないんだから・・・恥ずかしい・・・と思った私は正しいですか?(私も田舎モンの一人なので自信がないのです)

A 回答 (5件)

>私は、交響曲やピアノソナタなどは最終楽章まで終って初めて拍手するものと


>思っていましたが、それで正しいですか?
はい、それで正しいです。どのような曲でも何楽章かに別れている時は、楽章間では拍手をしないのが奏者・聴衆間の暗黙の了解です。

>ピアニストはまた楽章間に拍手されても困ると思い、続けて弾いたのでしょうか?
何とも言えないと思います。そうかも知れませんし、本人は第二~第三楽章は意識の上で連続性が高いと思っていれば拍手あるなしに無関係にそのようにするでしょう。

しかし楽章間で拍手が起こることはあり得ると思います。
あるケースでは感に堪えかねた聴衆が送る最大級の賛辞でしょうし、でも多いのは暗黙の了解に不慣れな聴衆ですね。

楽章間で拍手を受けた奏者は、聴衆からの(暖かい!?)拍手を無視するのは拍手を送った相手に失礼ですから答礼の為にちょっとだけ会釈をするのが普通です。気分が中断される拍手を受けたくなくて続けて弾くのも一つの方法でしょうけれど、会場と気持ちのやりとりをしながら、つまり首を曲げて軽くうなずいてから次の楽章に取り掛かったほうが和やかな空気が流れて結果は良いと思います。

その時の奏者の気持ちは、次の楽章への集中力が削がれたまごつきがあるのは確かですが、それでも大迷惑とは思わないでしょう。もしそう思う奏者がいればかなり心の狭い人だと思いますよ。

聴衆とすれば、もしそこで曲が終わったのかどうかが判らない曲だったなら、奏者の態度を見ていれば解ります。曲が終わったらすかさず拍手を送るのはセカンドベストのやり方で、むしろ奏者はしばらく沈黙の後で拍手を受ける方がうれしいですよ、その沈黙には大きな意味が感じられますから。

>やはりこのような組曲?も曲間に拍手はしないものなのでピアニストは先手を打ったと
>考えるのが正しいでしょうか。
解りませんが、もしそうだったとすればベストソリューションではなくて楽章間では拍手を受けないものだと言う硬直した考えに拘ったからではなかったかと思います。多分経験をつめば又対応も違ってくるでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
最初の曲の2楽章~終楽章のつながりは音楽的な意図をもってなされたのでは、と感じましたが、2曲目にも同じことがおこり、その後の曲は全て間をおかずに演奏されたので、これは拍手を避けているのかな、と思ったのです。
そういう場合の奏者の反応も、またおもしろい(?)ですね。

お礼日時:2008/02/27 09:06

暗黙の了解事項としては、曲全体が終了してから拍手!に、なっていると思います。


何故、回りくどい言い回しで、書いたかと申しますと・・・
あくまで、私個人のスタンスです。お考えの違う方もいらっしゃる事でしょうから、決め付ける言い回しは致しません。

さて、そのスタンスですが、その前に・・・
全曲の終了直後、待ち構えた様に拍手とブラボーが、聞こえる事が良く有ります。いや、大半が待ち構え型拍手です。私は、演奏の出来が良ければ良いほど、その余韻を噛み締めたく思っております。ですから、終了と同時の拍手は、如何なものかとさえ思っております。
音楽を心から聴いていない・・終了直後の拍手を誰よりも早く行う事で、自分は誰よりも曲を良く知っているのだと、アッピールしたくてやっている様に感じるのです。音楽の終了前に、心は、己のマスターべーション開始の為に移っており「こんな所でさえ競争かい!」と、突っ込みたくなります。演奏者も音楽を楽しんでくれたか、拍手を競ったか感じ取ると思います。その時間的な差は、0.何秒かも知れませんが、その場に即した演奏者と聴衆が一緒に作り上げる演奏会の出来上がり具合が有ると思うのです。あまりに素晴しい音楽に出会うと、感動で直ぐには反応出来ない事も有るほどです。

話が違うと思われたでしょうね・・本題に、戻します。
楽章の途中での拍手・・・
上記の感情からすれば、音楽をぶつ切りにされた様な気分になるのも、ある意味、真理です。
が、私は、終了と同時の拍手より、ずーっと許せるのです。
何故か・・・その拍手の主は、演奏曲を未だ知らなかった。か、全曲を把握していなっかた。又は、コンサートが初めて!かも知れません。
誰もが、全ての曲を知っている訳が無い。ましてや、クラシック・ファンの予備軍であったり、ファン初心者かも知れません。演奏会の雰囲気や暗黙の約束事も、これから体験していく人かも知れません。
誰でも「初めて」や「始まり」が有って、徐々に深くなって行くのです。その方が「しまった!」と、思ったなら、次回からは、周りの反応に注意を払うか、事前に演奏曲の知識を得て来るかも知れません。曲の終了と同時に競って拍手を身構えているのとは違い、知らなかっただけです。
故意ではないのです。
音楽を楽しむ為に、見知らぬ者同士が、一時一箇所にワザワザ集まるのです。ですから、もっと音楽の事を楽しんで欲しいと思います。非日常の心躍る環境の中で、田舎モンと言う差別的な言葉が浮かぶ心が悲しいです。貴方は音楽を楽しみたいのですか?その場を知識が有る事と上手く立ち振る舞える事を自慢したいのですか??
拍手で「失敗した!」と思った方は、多分、恥かしくて、その後の音楽を楽しめなかったかも知れません。折角、楽しみに来てるのに可哀想な心理状況になっているかも知れません。可愛いでは有りませんか!!

自己顕示欲の為の拍手主に対しては、ぶん殴りたくなります。
でも、無知の拍手は、微笑ましく感じて上げても良い場合も有るのではないでしょうか???
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。大変参考になりました。
今回質問をしたのは、私の中の「常識」が一般的で正しいのか、ピアニストの対応にはどういうわけがあったのかを知りたかったからです。
しかしながら、
>非日常の心躍る環境の中で、田舎モンと言う差別的な言葉が浮かぶ心が悲しいです。貴方は音楽を楽しみたいのですか?その場を知識が有る事と上手く立ち振る舞える事を自慢したいのですか??

そのようにとられるのは心外です。私は拍手した人を非難しているわけではありませんし、実際私も最初のソナタの全曲を知らず、じーっと終わりを見極めて間違いないな、と拍手した田舎モン(この言葉な誤解のもとでしょうか)の一人ですから。

>拍手で「失敗した!」と思った方は、多分、恥かしくて、その後の音楽を楽しめなかったかも知れません。折角、楽しみに来てるのに可哀想な心理状況になっているかも知れません。

それはないのじゃないかと思います。何しろ、半分以上(いや、連られてもっと多かったかも)の人が拍手してましたから。皆、自分が失敗したなどとは思わず、最後まで音楽を楽しんだと思いますね。

お礼日時:2008/02/27 08:50

>私は、交響曲やピアノソナタなどは最終楽章まで終って初めて拍手す るものと思っていましたが、それで正しいですか?



今の常識としては、正しいです。

>ピアニストはまた楽章間に拍手されても困ると思い、続けて弾いたのでしょうか?

質問者さんの説明を読んで、私が感じたことは、演奏者が気分を害したためだと思います。

>もうひとつ。残りの曲はドビュッシーの・・・・

普通のコンサートでは、ドビッシーの2曲の後で、拍手。 夜のガスパールの後で、拍手。 というところでしょうか。

それを考えると、質問者さんの考えていることに、私は同意します。

以下、私の独断と偏見による考えを、述べます。

私の見聞した経験では、二流、三流の演奏家は、聴衆にやさしいですね。

曲の途中での拍手。 静かに終わる曲で、余韻(個人的には、もっとも美しい瞬間だと思うのですが・・)もなしに、すぐ拍手。等されても、嬉しいという意見を聞いたことがあります。

コンサートが出来ることだけで、嬉しさいっぱいなのでしょうか?(笑

そういう人もいる中で、また違う演奏家もいます。

チェリビダッケが、東ドイツの演奏旅行の感想を語ったことがあるのですが、ブルックナーの第8番(華々しく終わります)の演奏後、3分程の静寂があり、そのあと、盛大な拍手をいただいたそうです。

自分はこういう聴衆の前で、演奏したいと語っていたそうです。

良いコンサートは、素晴らしい演奏家と、音楽を真剣に愛する聴衆によって、出来上がるものだと思います。 

よく堅苦しく考えるなという人がいますが、演奏家が気分よく演奏できなくて、名演なんてなされる訳がない。 

今は、便利な時代だから、CDで演奏曲目をあらかじめ聴くこともできますし、それが出来ないなら、また、コンサートの慣習が分からなければ、周りの人の反応をみて、拍手をすればいいだけです。

私は、まったく何も知らなくて(教えてくれる人もいなかったし)、クラシックのコンサートに行き始めたので、少なくとも、演奏会の雰囲気を壊すことだけはしないようにと思っていました。 聴衆にも、それくらいの謙虚さは、必要だと思うのですが・・・。

ロックや、ポップス、クラシックの野外コンサートならいざ知らず、クラシックのコンサートは、真剣に聴くものだと思います。 

ひどい演奏をしたからといって、罪にも罰にも問われる訳ではありません。 良い演奏したからといって、世の中が好転するものでは、ありません。 一部の人たちにとっては、どうでもいい音楽にも、命を掛けて、真剣に取り組む音楽家がいるということを知ってほしいです。
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
当日の聴衆はおそらく、耳の肥えた音楽好きの方ばかりではなかったと思います(私もその一人ですが)。皆、不慣れで無知ではあるが、演奏家には惜しみない賛辞を送らねば、と思ったのでしょうね。

お礼日時:2008/02/27 09:18

よく遭遇する場面ですね。

特にたいていのソナタや交響曲の第一楽章はカッコよく終わりますので聴衆は拍手したくなります。多分正しくは、全楽章が終わってから拍手なのでしょうが、外国でも、その楽章が素晴らしい出来栄えであったときは、聴衆の多くが思わず大拍手する場面はあります。ジャズなんかでは、各奏者がアドリブを弾き終わったら、その都度拍手します。もちろん曲のド最中です。
聴衆にマナー?を忘れてでも思わず拍手したくなるような感動を与えられたということであれば仕方がないと思います。また、不慣れな人が、「一曲終わった!」ということで勘違いの拍手があっても、ライブなんだから仕方が無いと思います。携帯の着信音が鳴ったのとは訳が違うと思います。
私も楽章の途中に拍手をいただいた経験はしょっちゅうですが、「ありがたいなぁ」と思います。また、邪魔されたというよりは応援して貰っているという安心感があります。
当夜の奏者がどういう気持ちだったのかはわかりませんが、「曲の切れ目も曲のうち」という楽しみかたをしている聴衆のために、また、奏者の集中力を持続するために、聴衆の緊張感を保つために拍手が邪魔な場合も確かにあると思います。そのため拍手を牽制した可能性はあります。本人に聞かないとそれはわかりません。

もう一点、仮に楽章の切れ目に拍手する人がいても、マユをしかめてその人をにらむのだけはやめましょう。私はにらんだ人のほうを哀れみます。コンサート会場には色々な人が来ていろいろな楽しみかたをしているものです。せっかくのライブコンサートですので、大きな気持ちで楽しみたいものです。
一度ポップス系のライブに行けば、「コンサートとは何か」ということがわかるかもしれません。

その他のご意見も多々書き込まれると思いますので、色々参考になされてください。

補記:拍手うんぬんにかかわらず、ソナタの第二楽章と第三楽章の境目は、ワン・ブレス程度の切れ目で続けて演奏する人も多いです。多分そのほうが効果的だとも思われます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
奏者側の考えも教えていただけて大変参考になりました。

お礼日時:2008/02/27 08:56

チャイコフスキーの交響曲第5番の最後などは、曲が続いているのに無知な聴衆が拍手してしまうというケースが時々ありますが、楽章の間の拍手に関して言えば、これは実はいろいろと議論があるのです。



今の時代は楽章ごとに拍手する必要はない、というのがルールです。
しかし、昔のアメリカなどでは楽章ごとに拍手するケースがありましたし、一概に間違いとは言えません。
でもとりあえず基本は曲全体が終わってから拍手です。
今でも曲が終わらないうちに拍手しても全然構わないというのは、オペラのアリアくらいなもんでしょうか。これはおとがめなしのはずです。程度にもよりますが。

ピアニストの人の意図は、多分そうなんでしょうね。
組曲ものは全体の統一感を大事にしたいということがありますからね。
でも、聴衆が拍手を挟まないようにとわざと続けて弾いてしまうことは、全体の統一感を損ねないだろうか。
そう考えると、そのピアニストさんの出した回答は必ずしもよいものではなかったと思います。
手を鍵盤の上においたまま休むとか、あえて客席を見ないとか、いろいろ他に手の打ちようはあったのではないかな、と。
新進だそうですから、そういうことについてもこれから研鑽を積んでいくのでしょうね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。自分の考えが一般的には間違いでないと確認できて安心しました。

お礼日時:2008/02/27 08:53

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