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仕事中いつも疑問に思っていたのですが、コレっておかしくないですか?“申す”って謙譲語ですよね?ですからお客様が従業員に用があって“言いつける”のに何で謙譲語の“申す”になるのですか?普通で考えると“おっしゃる”を使うのが当たり前ですよね?“申し付ける”=“おっしゃる…”の言葉が見つからないので、私は特に親しいお客様には「何かございましたらおっしゃってくださいね」と言ってましたが…。

どうしてお客様の行動に対して尊敬語になるはずなのにこんなことになってしまたったのですか?誰かが間違って使ってそれが当たり前のように今日に至ってしまってるのですか?10年間ぐらい疑問に思ってるのです。どなたか私のモヤモヤを晴らしてください。よろしくおねがいします。

A 回答 (5件)

私も一般にいって「申す」は謙譲語であり、乱用されている「お申し付けください」は誤りだと思います。

ただし、ある前提の下では成立する用法であるとも考えます。

「申す」には確かに丁寧語としての機能がありますが、それは伝聞のときに発生する「謙譲の派生としての丁寧表現」であると考えます。

つまりAが言ったことを私がBに伝えるときに、Bに対する尊敬を示すためにAの「言った」を「申した」と表現する形式の丁寧語だと思うわけです。

本来、先生(A)は「おっしゃいました」となるところ、聞き手(B)への敬意が優位な際は「先生がこう申しました」となる構造だと思います。「世間ではこう申します」も同じで、世間より聞き手が上位であることを示すために自分ではない世間に謙譲語を使っているわけです。

つまり「申す」はあくまでも謙譲語であって、丁寧表現は伝聞構造のときのみ発生するというのが私の考えです。

ではなぜ「申し付ける」のみ、目下に対して謙譲語が使われるのかというと「これは本来伝聞形式であってその名残が残っている」のではないかと思います。

Aになりかわり、私がBに何かを「言い付ける」とき、Bは目下ではあるが、Aへの敬意の表現として「申し付ける」という言い方をしているのだと私は思います。「殿に成り代り申し付ける」という口調は、その人の「殿に対する敬意を示す謙譲語」であると思うわけです。

「なんなりとお申し付けください」という前提は、その人が誰かの代理(つまり「御付の人」か「家来」か)だったという名残なんじゃないでしょうか。

直接偉い人に話す代りに、代理の人に「なんでも申し付けてください」と言い、言われるほうも「自分の発言はもっと大きなものの代理なのだ」という意識があるときは、この「お申し付けください」は不自然なものではないと思うのですが、いかがでしょうか。

「伝聞時の(ここにいない人への敬意を示すための)謙譲用法の一種」だと思います。
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この回答へのお礼

「ハァ~ッ」尊敬のため息モノです。すごく納得しました。なんか久しぶりに“勉強したっ!”って感じがして気分いいですo(^-^)o ありがとうございます。

お礼日時:2002/11/07 00:27

私の使用している辞書(広辞林)には


「申し付ける:上の者が下の者へ言い渡す。
命令する」とあります。また、「申し渡す」の説明は
目下の者に言い伝える、言い渡す、です。

そういえば、時代劇でお奉行様がお白砂で悪者に
向かって、
「市中引き回しの上、獄門申し付ける!」なんて
やってた記憶もあります。

「申す」が謙譲語であること、また丁寧語としても
謙譲のニュアンスを含んでのものであることに
ついては、先の方がおっしゃっているとおりだと
思いますが、そこから派生した言葉となると
現実的にはあながち間違った言い方でも、
ないようですね。

余談ですが
最近の駅のアナウンスで「この電車は回送電車です。
どなたもご乗車できませんのでご注意ください」と
よく聞きます。
ご乗車できません・・・。
聞くたびにイラッとくるのですが、こういうのも
そのうち普通の言い方になったりするのかも。
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この回答へのお礼

「申し付ける:上の者が下の者へ言い渡す。命令する」…そんな意味もあったのですね。今、どんどんと“申す”の世界が広がって行って楽しいです。

「市中引き回しの上、獄門申し付ける!」はむちゃくちゃ腰の低いお奉行様で、罪人にも敬語を使ってるのかと思っていました。そんなワケないですよね…(笑)

確かに、日本語は変になってきています。ですが、よく考えると平安時代の言葉は誰も使ってませんよね。多分そんな変化の状況と同じなんですよ。いつか今現在の言葉が;「てゆぅ~かぁ~」等も;“古語”になるかも知れませんね!

ありがとうございますm(__)m

お礼日時:2002/11/07 11:24

と、書いてみましたが、これで「どうして目下に対して申し付けるというのか」ということについての説明にはなっているかもしれないけど、



それでも「相手に謙譲語を押し付けている」ことへの説明にはなっていませんね。相手が「申す」と言おうが、自分から目上の人に「申してください」というのは不自然です。

やはり、これは誤りだと私は思います。
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この回答へのお礼

いえいえ、お陰で考えもしてなかった「どうして目下に対して申し付けるというのか」ということの説明が得られたのでうれしいです。しょうもないことでも聞いてみるものですね(^-^)

お礼日時:2002/11/07 00:31

 言われて初めて気づきましたが、たしかにこれ、二重敬語ですね。



 昭和30年代~40年代は、高級ホテルを中心として二重敬語が増えていった時代でした。おそらくその頃の名残でしょう。
 敬語の乱れでいえば、あの当時はもう笑っちゃうくらい凄い時代で、「あなたも保険のお仲間にお入りになりませんか」というキャッチコピーが平気で存在した時代でした。
 国民の言葉に対する意識も低く、おばさんとか「たまねぎ3『け』ください」なんて使ってたみたいですし。

 正しくは、「お言い付けください」ですね。
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この回答へのお礼

なるほど、「お言い付けください」がありましたね。

口頭では「おっしゃってください」と言えたのですが、文章にてお客様へのご案内文のときにいつも“お申し付けください”を使うのがためらわれてたんです。納得いかないものは使いたくなかったので…。これなら文章でもOKですね(^^)v

ありがとうございます。

お礼日時:2002/11/07 00:19

 「申す」は「言う」の丁寧語として使われているようです。



(1)「言う」の謙譲語。動作の及ぶ相手を敬っていう。
「私は田中と―・します」「父がこう―・しました」
(2)「言う」の丁寧語。聞き手を敬っていう。
「昔から『急がば回れ』と―・しますが…」
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この回答へのお礼

知らなかった…。“申す”って丁寧語としての役割もあるんですねぇ~(◎-◎;) 私の脳みそが一つバージョンアップしました(笑) ありがとうございます。

お礼日時:2002/11/07 00:15

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