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 ドッペル・ドミナント、
例えばCメジャー・キーの場合のDについて、
7度の音を付加するとすれば、短7度なのでしょうか?
短7度は、Cメジャー・スケール上にあり、
ドミナントであるGを主音とするGメジャー・キーから連想しても短7度のような気がしますが、
確認がとれませんでした。
ご存じの方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

ドッペルテットドミナント=ダブルドミナント=V7/V7=「五度上の五度」ですね。


ドミナント7コードを2ヶ続けるのですから、短7度が正解です。
五度上の五度は結果として、元のキーのIIMになります。普通は短7度を伴っていますので、KeyをCとすると、IIM(7)=D7です。普通は「2-5」(ツーファイブワン)のまとまりを形成しますので、D7-G7-Cとして使われます。
2-5は通常は、ダイアトニックコードのDm7-G7-C(ⅱ7-V7-I)ですが、ノンダイアトニックのD7-G7-C(II7-V7-I)もアリです。
D7を鳴らしてドミナントモーションを喚起してG7を呼び出し、
G7のドミナントモーションとしてCが呼び出されます。
上のように、二段構えのドミナントモーションという意味で「ドッペルテット(ドイツ語)=ダブルド(英語)ドミナント」と呼ばれます。
ノンダイアトニック特有の新鮮な響がします。
DM7はトニック機能のコードですから、ドミナントモーションは起こせません。一方D7は、ドミナント機能を持ちますから、ドミナントモーションが起こせます。ですから7度音は必ず短7度でないといけません。
五度圏を廻って、すべて7thコードを弾いて行けば、ダブルドミナントでもトリプルドミナントでもいくらでも連続したドミナントモーションがエンドレスに起こせます。
「五度圏」
http://sound.jp/nk_sounds/circle.html

ドッペルテットドミナントの代わりに、「裏コード(オルタードコード」」を入れる進行について
裏コードとは、上記五度圏の対角線上にある、すなわち地球の裏側にあるコードです。
見てのとおり、G7の対角線にはD♭7があります。これが2-5-1の「5」の場所に置き換えて使えます。そうすると2-2♭-1という半音ずつ下がって終止する進行になります。
なぜ、コードの相互置き換えができるかといえば、「トライトーンの共通」ということになります。ドミナントモーションが起こせる理由は、ドミナントコードにトライトーン(シとファの関係=シはドへ行きたがり、ファはミに行きたがるのでG7-Cの強固な結合が生じる)が存在しているからです。シとファさえあれば、実は他の音はどうでもよいのです。実際、裏コード同士は、トライトーン以外はコード音も所属スケールにも一致する音は一切ありません。ところがこのトライトーンが共通(シとファ、ファとシ)なので相互にドミナント代理が出来るのです。
「トライトーン」
説明が難しいですが、以下のサイトには上記の内容がほぼ説明されています。
http://www.j-guitar.com/ha/sok/sok_01b.html

ドッペルテットドミナントが、もっとも当然のように使われるのは、ハワイのフラミュージックです。下記のサイトの、
「HUKILAU」や「Nani Wai’ale’ale」には、コード進行と音源がありますので、響を知るうえで参考になると思います。
http://www.kolohebruddahs.com/songs.html
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>「ヘ長調ならシ♭とミ」とあるところは、


「ト長調ならシ♭とミ」、「ヘ長調ならドとファ#(ソb)」、「変ト長調ならシとファ」
ということでしょうか?

ちょっと書き方が混乱するみたいだったですね。コードネーム、キー、音名とか入り乱れるとよく分からなくなってしまい反省するところであります。

「ド・レ・ミ」で書いているところは「固定ド」の表記です。要するにスケールの第4音と第7音ですから、ト長調なら「ドとファ#」変ト長調なら「シとファ(これはド♭とファと書いたほうが本当はよい)」です。単に音程(音の隔たり)が増4度か減5度ということではありません。
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この回答へのお礼

 固定ドによる標記でしたか。移動ドかと思ってしまいました。
ありがとうございます。

お礼日時:2008/05/31 01:48

Dmaj7 - Dm7 - Cmaj7 - Gm7/Gb7 - Fmaj7 ~


これは井上陽水の「愛の装備」という曲の歌いだしのところです(もう一つは忘れました)。この曲はイントロから Dmaj7 までは伴奏もメロディも完全にニ長調なのですが Dm7 への移行が意外にも自然でハ長調への転調に気づきにくくできています。

Gm7 はハ長調において C7 の前に用いられることがあります。F に行く前に C7 をはさんで部分的にヘ長調に転調したような効果を出すことがよくありますがさらに踏み込んで Gm7 を入れて Gm7 - C7 - F とするとこれはヘ長調の IIm7 - V7 - I と完全に一致します。

Gm7 - Gb7 - Fmaj7 はこれをさらにひねったもので Gb7 は C7 の裏コードと言われます。記号で書けば V7 - I の代わりに IIb7 - I ということで、 V7 と IIb7 はともに第4音と第7音(ハ長調ならファとシ、ヘ長調ならシ♭とミ)という不協和音程を含みこれが I への解決を強く示唆します。このため IIb7 は V7 の代わりになるのです。

余談ですが70年代から80年代の「ニューミュージック」にはフォークソングにルーツを持つ素朴なコード進行がある一方で複雑で洗練されたコード進行もたくさんありました。アレンジャーの力も大きいと思います。

この回答への補足

 再度のご回答、また裏コードの解説もありがとうございます。
「ヘ長調ならシ♭とミ」とあるところは、
「ト長調ならシ♭とミ」、「ヘ長調ならドとファ#(ソb)」、「変ト長調ならシとファ」
ということでしょうか?

補足日時:2008/05/31 00:48
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>例えばCメジャー・キーの場合のDについて、


>7度の音を付加するとすれば、短7度なのでしょうか?

そうですね。D7 として使われる場合が多いようです。Dmaj7 が使われることはまずありません。

D7 - G7 なら「ファ#→ソ(またはファ)」「ド→シ」という動きがいい感じになります。

Dmaj7 はド#を含むので唐突な感じが否めません。

特殊な例ではエンディングで Dmaj7 - Dbmaj7 - Cmaj7 というものや、出だしで Dmaj7 - Dm7 - Cmaj7 - Gm7/Gb7 - Fmaj7 ~ のようなものもありますが(いずれもハ長調)これらはドッペルドミナントと言えるかどうかは分かりません。

この回答への補足

 ご回答ありがとうございます。
よくわかりました。
耳で聞いた直感とも一致しています。

 ちなみに、特殊なエンディングの例の曲名はおわかりになりますか?
また、 Gm7/Gb7は、どういうことでしょうか?
よろしくお願いします。

補足日時:2008/05/30 00:41
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