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韓国ドラマ大ファンです。時代劇「イ・ジェマ」の中で日本で言えば明治の初期位に「壬午事変」というアメリカの軍艦が朝鮮半島を壊滅的に攻めてきて多数の死傷者が出たとんでもなく悲惨なシーンが描かれていました。初めてこの歴史を知って韓国にも日本の「黒船」のような時代があったのかと驚き、又その歴史に非常に興味を持ちました。「壬午事変」や「韓国の歴史」では調べたのですが出てきません。どなたか詳しい方サイトなどありましたら御教えいただけませんでしょうか?宜しくお願いいたします。

A 回答 (3件)

私はそのドラマを見たことが無いので、どのような描写をされたかは知る由も無いですが、韓国ドラマの歴史物は多分に歴史事実に脚色を入れたりしてるので、そのままの描写が事実だとは思わないでください。



壬午事変はまったく別の事件で、別名を大院君の乱等とも呼ぶ政権争いを主とした内紛です。アメリカとは関係ありません(遠因の上で開化派を生む要因の一つにはなってますが)

この当時米国との関係での事件では
前言者も言うジェネラル・シャーマン号事件(1866)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7% …
これは朝鮮に通商を求めてきた商船が朝鮮側により焼き討ちに遭い沈没させられた事件です。当時の商船は元々は軍艦でもあり武装してます。
これに事件に対しての補償問題と開国を求めアメリカは5隻の軍艦を派遣、これを辛未洋擾[シンミヤンギョ](1871)と言います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%9B%E6%9C%AA% …
漢城(現在のソウル)へ向かう漢江河口、現在の北との国境付近にある島、江華島(当時の海上兵力に対し首都防衛のため砲台が設置され要塞化されてました)において朝鮮側の攻撃によって戦闘が開かれ、砲門などが一時米軍により占領されました。
当時それ以前にフランスと交戦があったのですが丙寅洋擾[ピョンイニャンギョ](1866)この戦いに勝利したため、次も打ち潰してくれると当時の実力者であり実質的最高権力者の興宣大院君によって攘夷政策が行われていました。
この辛未洋擾初戦の時朝鮮側の将軍旗が米軍によって戦利品として奪われ現在もアメリカ海軍士官学校博物館に保存されてます。「師字旗」とよばれます。韓国側から去年返してくれと要求がありましたが、アメリカは戦利品は帰せないですアメリカの法律があるので。と、むげに断られましたw
で、この辛未洋擾の顛末ですが、一時占拠したものの夜襲などの攻撃も続き、また兵糧の確保を殆どしておらず、アメリカ海軍はこの地を撤退しました。

予断としてこれに気をよくした大院君は朝鮮全道に「勝ったどー!西洋なんぞなんぼのもんじゃー!」的な記念碑を作りさらに攘夷の姿勢を強めたのでしたw
しかし辛未洋擾の実情は圧倒的に米軍のほうが戦果は勝っていたようです。
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この回答へのお礼

とても詳しいご回答を下さいまして大変有難うございました。まさか日本と似たこのような事件があったとは想像もしていなかったので、本当に驚きました。ドラマの訳では「壬後事変」と書いてあったので信じてしまいましたが、ご説明でよくわかりました。ドラマがきっかけでお隣の国の歴史を知ることが出来るのはわたしにとってとても楽しい事です。特に歴史物は真面目で脚本も良く「イ・ジェマ」は少し緩慢で極端なのですが、「商道」や「ソドンヨ」などそれぞれの時代背景が知れてとても毎回満足しています。ご親切に有難うございました。

お礼日時:2008/08/04 22:49

そのちょっと前にフランスと揉めた丙寅洋擾ってのもあったけど。

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もしかして、ジェネラル・シャーマン号事件と辛未洋擾のことかな。

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この回答へのお礼

早速ご回答いただきまして大変ありがとうございました。すぐジェネラル・シャーマン号事件を調べました。お陰さまでよくわかりました。ドラマというきっかけで全く知らなかった韓国の歴史に触れる事ができてとても良かったです。

お礼日時:2008/08/04 22:38

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