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友人が「シルクなんだよ」と自慢していたネクタイが、どうも私の祖母の「正絹のお着物」とは違うように感じられました。

なんていうか、祖母のもののほうがつやつやしていたような…

カシミヤなどは、より寒い地方のもののほうが、密度(?)がたかくより上質であるそうですね。
蚕さんにもそういうランクというか、あるのでしょうか??
製造過程でのお話とか盛り込んでくださると嬉しいです。
毛皮などに詳しい方のお話も聞いてみたいです。

どうかよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

絹の加工には詳しくありませんが、趣味程度に蚕の飼育をしています。



その関係で、蚕について少し調べてみたり
プロの養蚕農家にお話を聞く機会があったりします。

蚕を飼う時期は春~秋までありますが、春に育てた蚕の繭が
一番、品質がいいそうです。これは冬を越して春に出た桑の葉が
成分的に最も優れているからだそうです。なので養蚕農家では
「春繭は(勿体ないから)真綿(綿状にした絹)にするな」と
言ったりするという事です。また贅沢な蚕の育て方として
桑の葉の新芽の部分(天日っ葉「てんぴっぱ」と呼ぶそうです)
だけを与えるという方法もあると聞いています。通常の場合
蚕が小さい時は主に新芽を与えますが、大きくなってくると
硬くなってきた桑の葉も与えます。新芽はあまり量がないので
新芽だけで最後まで育て切るのは大変ですが、そうして育てた
蚕の繭は、やはり加工した時に艶などが全く違うらしいです。

また蚕の品種にも色々あって、現在一般的に飼育されている
品種は比較的大ぶりです。これは繭の収量を上げるためと
思われますが、蚕の体が大きい分、吐く糸も太くて丈夫です。
古い系統の品種は小ぶりな分、糸も細くて加工も難しいですが
繊細な織りなどが可能になります。私が知っている範囲では
前者の品種が春嶺鐘月、錦秋鐘和など(カネボウが開発した
品種らしいです)。後者が小石丸、青白などの品種です。

また、私も詳細は分かりませんが、繭から糸に加工する際に
行う精錬などの良し悪しも、仕上がりに影響するようですよ。
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この回答へのお礼

とても詳しく書いてくださってありがとうございました!!!

うむむ、やはりイキモノなだけあって
環境・食べ物・品種
は絹製品に大きな影響を与えるんですね~
ブタなんかではどんどん品種改良がおこなわれてたりしますが、短命のおカイコさんでも可能だったんですね。

プロの養蚕家の方と直接情報のやりとりが出来るのは羨ましい限りです。

徐々に謎が解明しつつあります^^こちらの情報をヒントに更に調べていこうと思います。
ほんとうに有難うございました!


ところでこれはどうでもいいのですが、調べてたらカイコさんのことを
ぽぽ様、おしらさま
とも言うことがわかりました。なんでしょうこの胸のときめき(ちょ
ご存知でしたらすみません、な蛇足すみませんでした^^;

お礼日時:2008/10/21 21:20

こんにちは



織り方の違いかな?とおもいますが

糸の種類にも違いがありますね
http://www.0469.net/side-unchiku.htm#9

ご参考までに
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この回答へのお礼

こんにちは
お礼が遅くなって申し訳ありません;

URLを添付してのご丁寧な回答、どうも有難うございました!
あれから自分でも人に聞いたりサイトを探したりしてみました。
本当にシルクって質から織り方から色々あるんですねー…
単純にショップを見て回っても、ネクタイは5千円足らずで買えるものから高級品までありました><

ここんとこについて何がここまでの差をつけるのかについての明確な解答は得られていませんが、引き続き調べていきたいと思います><

繰り返しになりますが、ありがとうございました!!

お礼日時:2008/10/17 03:18

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