.NET3.5におけるキーボードの「全角／半角」キーは、Keys列挙体の何に対応している？

.NETで，キーボード入力で，ユーザの全角／半角入力状態を識別して処理するために，
・（１）キーの全角／半角を押したか（瞬間）
・（２）キーの全角／半角を押している最中か（押しっぱなし状態）
・（３）キーの全角モードか，半角モードか（NumLockのように，トグルがON）
の３種類を識別したいです．
（真ん中は，あまり区別する必要は無いです．）

そこで，ぬるり様のグローバルフックキーボード
http://hongliang.seesaa.net/article/7539988.html
を使って，
「全角／半角」キーを調べているのですが，
実際にキーボードの上記キーを押すと，
Keys列挙体の名前が
「ControlKey, OemBackslash」　⇔　「D4, Oemtilde」
の（３）トグル状態が交互に切り替わり，
望んだ「全角／半角」キー認識ができません．

MSDNライブラリ
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/system.w …

を見ると，
・D4　　　　　　 数字1キー
・OemBackslashOEM バックスラッシュ キー
・OemTildeOEM チルダ キー
をなっていますが，上記キーを押していないのにこれらのKeysが取得さｒてしまいます．
なお，「ControlKey」や「ControlKey, ***」という名前は存在しないように思います．

また，
・KanaModeIME かなモード キー
・KanjiModeIME 漢字モード キー
などはあるのですが，
欲しい，全角／半角キーは見当たりません．

Keys列挙体で日本語キーボードの「全角／半角」キーを管理するには，
どのようにしたらよいのでしょうか？
また，これらの余分なキーのトグルは，なぜ起こるかわかりましたら，お教えいただけると幸いです．

ちなみに，環境は
OS: WindowXP，キーボード: DELL製の日本語キーボード
です．
他に必要な情報がありましたら丁寧にお答えいたします．

No.2 ベストアンサー 回答者： chie65536 回答日時： 2008/11/21 15:31

書き忘れましたが、インストールされているＩＭＥにより、全角／半角押下時の挙動が異なります。

ＩＭＥ９８がインストールされていると、全角／半角キーにより発生するWM_KEYDOWNのwParamは、
・単体で押した場合、VK_DBE_SBCSCHARとVK_DBE_DBCSCHARが交互に押される。
・Altキーと同時に押した場合、VK_KANJIが押される。
のようになります。

特殊キーを一緒に押したかどうかで、キーコードがコロコロ変化するので、かなり厄介です。

しかも、この挙動は「ＩＭＥ９８だけ」と思ってよく、ＩＭＥ２０００や、ＡＴＯＫでは、どういう挙動になるか「やってみないと判らない」です。

この「やってみないと判らない部分」は「インストールされたＩＭＥシステム」が違いを吸収してくれます。そのおかげで「アプリから見た時、ＩＭＥが何になってても、すべて同じ処理で済ます事が可能」なのです。

逆に言えば「ＩＭＥを介して処理しないと、同じ処理で済ます事が出来ない」ことを意味します。

ＩＭＥをバイパスして処理しようと思うなら「どんなＩＭＥがインストールされているか独自に判定し、入っているＩＭＥごとに処理を変える」必要があるでしょう。じゃないと、ＩＭＥが誤動作します。

ＩＭＥが処理する特殊キーは、ＩＭＥに「おんぶにだっこ」するしかないのです。

この回答へのお礼

返事が極端に遅くなり，申し訳ありませんでした．
ご丁寧にIMEの挙動を説明していただき，ありがとうございました．

なかなか思うようにシンプルにはいかないのですね．
今後，またキーボードの挙動を調べるプログラムを（やっぱりC#で）作ろうと思っているので，
そのときの参考にさせていただきます．
数少ない回答の中，有益な情報を教えていただき，ありがとうございました！

お礼日時：2010/01/16 16:24

No.1 回答者： chie65536 回答日時： 2008/11/21 15:10

＞Keys列挙体で日本語キーボードの「全角／半角」キーを管理するには，

＞どのようにしたらよいのでしょうか？
できません。

このキーを制御するには、システムにインストールされているＩＭＥに問い合わせ処理する必要があります。

＞また，これらの余分なキーのトグルは，なぜ起こるかわかりましたら，お教えいただけると幸いです．
「グローバルフックキーボード」とかいうソフトのバグでしょう。

「全角／半角」のバーチャルキーコード（Keys列挙体に相当するコード）は、Windowsの標準キーコードではなく、IMEキーコードになっています。

Ｃ言語では、ime.hに
#define VK_DBE_SBCSCHAR 0x0f3 //「全角／半角」押下時の「半角⇒全角」
#define VK_DBE_DBCSCHAR 0x0f4 //「全角／半角」押下時の「全角⇒半角」
と定義されています。

他のバーチャルキーは、winuser.hに
#define VK_KANJI 0x19 //「Alt＋全角／半角」押下時のキー
などと定義されています。

もし「グローバルフックキーボード」とかいうソフトが、winuser.hにあるキーしか表示出来ないのなら、ime.hにあるキーを押した瞬間「予期せぬ、存在しないキーが押されてしまいデタラメな表示」をするでしょう。

「全角／半角キーを押下して、WM_KEYDOWNイベントが発生した時、wParamに、つまり、バーチャルキーに、どんな値が入って来るのか？」は、自分でプログラムを書いて確かめるようにしましょう。人が書いたプログラムが１００％正しいとは限りません。

この回答へのお礼

詳細かつ適切な回答ありがとうございます．

「グローバルフックキーボード」のソースを見てみたところ，
キーコードを触っている箇所はおそらくなかったように思いますので，
私の責任かもしれません．．

C言語のime.hは，.NETのC#に存在するかはわかりませんが，
WindowsメッセージのwParamで押されたキーは確認できそうなので，
確認してみます．

お礼日時：2008/11/21 20:06