No.3ベストアンサー
- 回答日時:
「カフカ」というのは、もっとも普通には、チェコスロヴァキアのユダヤ系作家で、人間の存在の不条理なあり方などを象徴的に描いた、フランツ・カフカ(Franz Kafka, 1883-1922。代表作:短編「変身」、長編「城」など)のことですが、必ずしも、カフカと言って、この作家のカフカとは限りません。
(例えば、「ナツメ」と言えば、「夏目漱石」の夏目かどうか、植物にも「棗(なつめ)」があり、いちがいに、どうだとは言えないのです)。
しかし、村上春樹の作品に出てくる「カフカ」は、この作家のカフカのようです。「海辺のカフカ」は読んでおりませんが、参考URLで見ると、この作品には、色々な文学・思想上の有名人物の名が出てきており、カフカも文学者のカフカであるとされています。
>http://plaza.rakuten.co.jp/kishimi/050000
>村上春樹『海辺のカフカ』(新潮社) 人名(グループ)索引
参考URL:http://plaza.rakuten.co.jp/kishimi/050000
No.5
- 回答日時:
大学でチェコ語チェコ文学を勉強していたものです。
「カフカ」は
日本語で使う場合は
「フランツ・カフカ(Franz Kafka)」という作家のことを指しています。
新潮文庫で読める『変身』などはとても有名で
主人公が朝起きたらいきなり虫になっていた、という設定で
自分の存在とは何かと悩む様子が描かれた小説です。
チェコ語では「カフカ(kavka)」という単語が「コクマルガラス」という鳥(小型のカラスのことらしいです)を意味します。
作家のカフカという名前も、綴りは微妙に違いますが
もとをたどればこのカラスの名前が由来だといわれています。
「カフカがカラスを意味する」といううんちくを、
チェコのことを少しでも知っている人はよく使います。
でも、そうはいっても、
チェコでふつうのカラスのことをカフカとは言わないので
(あくまでコクマルガラスという種類のことを指すようです)
日本語で「カフカ」という単語を使う場合は
ユダヤ人でプラハに住み、ドイツ語で小説を書いたフランツ・カフカにタイする幻想的なイメージを含めていることが多いように思われます。
No.4
- 回答日時:
「海辺のカフカ」の「カフカ」が何か…ということであれば、ずばり、この小説に
登場する人物のことです。
もちろん本当の名前というワケではなく、既出のフランツ・カフカに由来したもの
ですが。
ネタバレにならないよう詳しい説明はいたしませんが、小説中に、まさに「海辺の
カフカ」という言葉が、ある作品として出てきます。
とても面白い小説でしたよ。オススメです。
No.2
- 回答日時:
カフカ、フランツ Frantz Kafka ですかねぇ。
。。。オーストリアの小説家で、代表作には
「ある日、目がさめると虫になっていた、、、」で有名な
「変身」があります。
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