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中学校の女子ソフトテニス部でフィジカルとメンタルの指導に関わっています。

フォアハンドストロークのスタンスについてですが、どうも県レベルで基本的な技術指導がまちまちのようで迷っています。アンダー・サイド・トップストロークで同じスクエアスタンスで打てと指導している県もあれば、コーチ教本や指導教本(ともに連盟が編集した大修館書店発行のものです)では詳細には触れられていないものの、アンダーがスクエアスタンス、サイドがややオープンのスタンス(アンダーとトップとの中間)、トップ打ちでは打球方向に対して45度程度のオープンスタンスで打つのが自然ということになっています。

ゲームの流れや戦術で、モーションやフェイントでバランスを崩さない範囲で対戦相手に対して「騙し」が入るのは当然のことと理解しています。そういうものを抜きにして、基本的な打ち方としてフォアハンドストロークのスタンスについて、いま一つ釈然としないものがあります。

うちの県は、男子選手は国内レベルで有力選手を相当出しているのですが、女子選手はなかなか有力選手が出てきません。ジュニア(特に女子)の指導に長く携わってきた指導者からは、「県内の指導者(ほとんどが男性)は、自分が競技者だった時を基本にして、『こうあるべきだ』という指導を押し付けている。」と言っています。

男子と女子には身体的な特徴があって、指導は自ずと変わってくるはずだと考えていますが、うちの県内では、ほとんど同じ指導が行われているようです。そういう影響かどうかはわかりませんが、男子選手の育つ県と女子選手の育つ県はかなり明瞭に分かれる傾向があります。

近年、多軸理論(2軸を含む)で打ち方を変えようという意見もかなり出てきていますが、実は「頭を動かすな」という指導が徹底されているはずの一般的な指導でのフォアハンドストロークでも、上方向から打球フォームを詳細に観察すると、県内でベスト8以上に上がるような選手(うちの選手も含まれています)は、右利きの場合、回転軸が脳天を外れて首の左側付け根からもう少し外側で回転していることが確認できます。本当に脳天中心なら、左肩は引いてしまう動作になるので、スイングの勢いを打ち消してしまうはずです。左肩を残して、右肩が追い付くようなスイングをして壁(面)をつくって打つのであれば、どうしてもややオープンスタンスでないと上手く打てないと感じているところです。

京都大学の小田伸午さんたちの2軸理論では、投球動作では左足踵の延長戦上に左足の内側を合わせるようにするのが良いとされています。軸を交錯しないようにコントロールするなら、同様のスタンスの方が楽に振れるはずだと思います。
小田伸午:著「スポーツ選手なら知っておきたい『からだ』のこと」(大修館書店)

このあたりの指導について、お詳しい方の御回答をお願いします。

他に目を通した資料は、以下のとおりです。
日本ソフトテニス連盟編「ソフトテニス指導教本」(大修館書店)
日本ソフトテニス連盟編「ソフトテニスコーチ教本」(大修館書店)
「ソフトテニスにおけるフォアハンドストロークの分析-オープンスタンスについて-」(ネットで公開されています)

A 回答 (2件)

私はただの一経験者ですので一般的な運動原理やコーチングについては全くわからないのですが、疑問に思うことが数点あるので回答いたします。


「ソフトテニスにおけるフォアハンドストロークの分析-オープンスタンスについて」は大まかに確認しましたが、これによるとスクエアスタンスは並進運動、オープンは上体の捻り戻しにより回転を始める打法ということですが、これはスクエアは股関節の回転により、オープンは脊柱の回転により回転運動を始める打法だという言いかえが可能であると私は解釈しました。
そう考えると、質問者さんの「左肩を残して、右肩が追い付くようなスイング(左足の股関節に軸があると理解)」というのはスクエア(に近いスタンス)でこそ可能な打法であり、オープンでは脊柱を軸に回転するために必然的に左肩は引く動作(これがスイングの勢いを打ち消してしまうはず、と考えているようですが)を行う必要があると感じてしまいます。((3) 準備局面では逆手を打球方向に大きく伸ばす。フォアードスイングを開始する前に逆手を後方に始動させる。※参考「ソフトテニスにおけるフォアハンドストロークの分析-オープンスタンスについて」)
スクエアで左肩を残して、右肩が追い付くようなスイング(左股関節を軸に回転)を行うことについては、ひざの位置を移動し(開き)、軸を左にずらすことで容易に実現できると私は思います。(左つま先が打球方向を向くようでは困難)

どうやらスタンスの指導法についてお悩みのようですが、私は打法の違いなどによって標準的なスタンスを規定してしまうことには反対です。実戦では様々なストロークを用いるのはもちろん、標準的な動作1つとっても動きは複雑で、ソフトテニスにいたって貧弱な理論しか出回っていないというのが現状だと感じるからです。しかしながら、打ちたいように打てばいいんだよでは指導もくそも無いので、指導者が出来ることは結局のところスタンスや打法、グリップの違いなどによって生じるそれぞれの特徴をプレーヤーに理解させた上で、体感させ、悪いところを指摘していく、もしくは新しい打法を提案し生徒の望むプレーを実現する方向に持っていく・・・というようなことにとどまるのではないでしょうか。

この回答への補足

細かい部分は画像や映像がないのでなかなか通じないと思うのですが、いろいろ試してみた結果、テイクバックまでをスクエアスタンスで行い、フォワードスイングに移行して左足に体重移動する際に、右足踵を中心(支点)にして、打球方向へ左足の踵~爪先を乗せるように踏み込んで行くと、比較的安定した状態で打てる選手が多いようです。もちろん、選手の個性(体格その他)もありますから、最も打ち易いフォームで打つことが重要だと思っています。

御指摘のように、ソフトテニスはまだ理論が確立されていないように感じています。選手と少しずつ確かめながらいろいろと試してみたいと思います。

補足日時:2009/01/05 15:49
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/01/05 15:48

一番の基礎はスクエアだと思います.肩を入れて打つことで体が回転し,いわゆる「手打ち」になりにくいからです.オープンは打つ姿勢に入るのが速いのと,守備範囲が広いから有効ですが,展開に合わせて変えてもいいと思います.ただ女子の場合はスクエアの方がいいんじゃないですか?腕力の違いから,威力を出すにはスクエアだと思います.



頭を動かさないスイングをした場合,体重移動がしにくいんじゃないでしょうか?確かに安定はすると思います.そのため,低いボールで確実に返す場合には重心を据えて打つ,攻撃的な場合には体重を前に前に,それこそ後ろ足(右足)が前に出るぐらいでもいいんじゃないですか?

僕は指導者じゃありませんが,自分が打つときにはこれを徹底してやってます.体重移動+体の回転=威力だと思います.

この回答への補足

御回答ありがとうございます。

頭を動かさないということについてですが、字数制限もありそうですからあまり書きませんでしたが、右足→左足の体重移動は理解しています。しかし、前方(または後方)から選手のスイングを見ていると、振れている選手なら、右利きなら首の左側を軸に回転している選手がほとんどです。
また、指導者によっても指導法がまちまちです。インハイや国体、またはそれ以上の出場経験のある指導者もかなり県内にいるようですが、どうも○○大系とか、○○高系とか、指導者の出身校で随分指導法が異なっているようです。ほとんどが男性指導者ですので、女子の指導はどうなのかな?とちょっと思っています。

補足日時:2008/12/15 21:36
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