単二電池

今これから、高校入試の後期試験に臨もうと思うのですが、もともと国語が苦手なんですけど、論説文で指定された語句を用いて、自分で文章を書く問題や、一番最後に指定された条件で作文書く(問題文にあるグラフやある文章についての自分の考えなどの)問題のコツなどを、教えてくれますか?

A 回答 (1件)

【論説文で指定された語句を用いて書く作文のポイント】


(1)指定語句から連想できるテーマを考えてみる
(2)指定語句のうち、少なくとも1つはメインとして使う
(3)指定された各語句の「反対語・対立概念」を書き出してみる(完全な意味の対立概念でなくても、作文に使えそうであればよい)
(4)以上から、起承転結を使って作文の骨格を整え、書き上げる

こんな感じですかね。一例を挙げましょうか。「犯罪・被害者・プロ」を指定語句として作文を考えるとすると?

(1)連想できるテーマは、たとえば「刑事裁判」。
(2)刑事裁判をテーマにするとすれば、メインとなる語句は「犯罪」。
(3)対立概念を考えてみると、「犯罪⇔平和(?)」「被害者⇔加害者」「プロ⇔素人」

さて、ここで少し練ってみましょうか。
「犯罪」に対して「平和」というのは、少しズレがありますが、「犯罪のない平和な社会」という内容を書きたければ、使えます。「完全な対立概念でなくても、作文に使えればよい」というのは、こうした意味です。
あるいは、「犯罪⇔安全」と考えても、何か書けそうでしょう? 昔は「世界一安全な国」と言われた日本も、最近は「安全ではなくなってきている」つまり治安が悪化してきている(=犯罪が増えている)と懸念されています。
次に、「被害者」に対する「加害者」は、きちんとした対立概念です。昨今は、「犯罪被害者を守る活動」が活発化してきていますし、「被害者の人権・加害者の人権」というテーマは、ずっと以前から折に触れてテレビなどでも採り上げられるテーマです。
最後に、「プロ」と「素人」。刑事裁判といえば、プロとしては、弁護士・検察官・裁判官がいます。もう少しで、「裁判員制度」が始まりますね。「素人」である市民が「プロ」の裁判官の役割を果たす(これに参加する)制度です。

このくらい検証すれば、1つのテーマで2つ3つの作文はいつでも作れそうでしょう? その中から、制限時間の中で一番自分がまとめやすいと思ったものを選んで書き始めればよいのです。

いざ書き始めるにあたって大切なのは、「結論になる一文を決めておく」ことです。自分が話をどういう方向に持っていきたいのか、それを決めておかないと、書いている途中で話がそれてしまい、収拾がつかなくなるおそれがあります。そうなってから「全部消して書き直し」では、確実に時間切れとなります。
併せて大切なのは、そのテーマに対する「自分の意思・意見」が、自分の言葉として盛り込まれていることです。逆に言えば、「自分の意思・意見」を先に決めて「結論の一文」を用意し、それから冒頭の文章に取りかかる、というくらいの気持ちで書けば、大きく減点される文章にはなりにくいと言えます。
なお、結構盲点なのですが、「自分の意思・意見」は、質問者の「本心」である必要はありません。「本心とは逆の結論」であっても、作文全体のつじつまさえ合えば、作文としては減点されようがないのです。
作文は、思想信条の調査ではないのですから。

私からのアドバイスは、こんなところです。
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