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「嗣業」という言葉は、意味的には「職業を継ぐ」ことでしょう。
しかし、「広辞苑」はもとより、「日本国語大辞典」全二十巻や「大漢和辞典」全十三巻にすら出ていない言葉です。
聖書、ことに文語訳の聖書には、かなり独特な言葉遣いが出てきます。この場合のように、殆ど用例がなく、漢字の意味からそれらしい偉そうな単語を作ったのではないかと思えるものも中にはあります。
まあ、意味さえわかればということでしたら、嗣=つぐ、業=仕事、ですから冒頭に述べたとおりになります。
ただ、「嗣ぐ」というのは本来職業ではなく、家や王位、名前、家産などを継承する場合に使う漢字です。嗣子や継嗣、嗣服など、みなその意味の熟語です。だから本来の漢語として「嗣業」はおかしな言葉であり、聖書の翻訳者の造語ではないかと推定されます。
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