板橋で、資産家のご夫婦が殺害されるという事件がありました。
これを報じるニュースで、ある局では「不動産収入で生計を立てている資産家」という表現を使っていますが、この文章の中の「生計を立てる」という言葉使いがどうも不自然に聞こえて、耳にする度に気になって仕方なかったので、辞書で調べてみました。
「生計(を立てる)」:世の中に生きて、日々をすごしていくてだて。生活。
確かに意味としては変ではないですね。
ただ、私の日本語感覚からすると、「生計を立てる」という表現を「資産家」のような裕福な人に使うのは、どうもしっくり来ないんです。
そこで、皆さんの感覚と私の感覚に違いがあるのかどうか知りたいと思い、質問をさせていただきます。
皆さんは、このように、お金持ちに「生計を立てている」という表現を使うことに、不自然さを感じますか? 感じませんか?
教えて下さい。
また、最近は接客業での変な日本語の使い方がよく取り上げられていますけど、マスコミでも違和感がある日本語は多いと思っています。皆さんもそう感じる事例がありましたら、そちらも教えていただけるとありがたいです。
では宜しくお願いします。
No.1
- 回答日時:
別に違和感は感じないような?とはおもいます
資産家で土地があるから生活に困らないとかは、勘違いです
土地がいくらあっても、有るだけの土地だと税金とられるだけで資産を食いつぶすだけです
土地を人に貸したりとかでの家賃収入で生活してるのなら生計を立てるは普通の表現じゃないでしょうか?
後者の質問では同意します
個人的に一番不思議に感じる言葉は「セレブ」とかさけんですマスゴミですね
セレブは本来の意味というか唯一の意味は名前だけで有名なお金持ちをさす言葉でしたがいつのまにか 成金=セレブと国民がマスゴミに洗脳されてますね
この回答への補足
質問が不十分でしたので、付け加えさせていただきます。
一般論としては「資産家が生活に困らないとは限らない」ということになるいましょうが、「(十分な)不動産収入で生計を立てている資産家」という観点から不自然さを感じたということです。
亡くなられたご夫婦は、それぞれで飲み代だけで月300万円は使うほどの収入があったようだと言われていました。
また、実はもうひとつ一緒にお聞きしようかと思いながら、広がりすぎると思ってやめた質問があるのですが、大事なポイントでもありそうなのでご回答からやはり追加させていただきます。
皆さんは「資産家」というと、どういうイメージで捕らえますか?
不動産などの資産がある、かなりの収入がある・・・どちらのイメージでしょうかね?
因みに辞書によると、
「資産(家)」:財産。身代。
と、かなり漠然としていましたが・・・
資産家でも、それを生かして収入を得るためには、「生計を立てる」必要があるわけですね。
これは、あくまで「言葉に対する感性」の違いだと思い、質問させていただいたわけですが、私には「生計を立てる」という表現からは、「あまり楽に収入を得られていない」というニュアンスを感じてしまいました。
みなさんの感覚を知ることが出来て、大変参考になりました。
ただ、報道では普通に「不動産賃貸業の資産家」とか「不動産の賃貸収入で生活している」という表現をすればいいのに、わざわざ「生計を立てている」という言い方を選ぶ必要はないと思ったのです。
因みに、この局以外ではこういった表現はしていませんでした。
「セレブ」については、初めて使ったのは誰なのか分かりませんが、その時点から誤用していたのか、はたまた途中で使い方が変わってしまったのでしょうか。
まあ、「セレブリティ」を「セレブ」と変な略し方をしたから、妙なことになったのかとも思ったりしますが、残念ながらもう「マンション」と同じように定着してしまった感がありますね。
ありがとうございました!
No.2
- 回答日時:
この場合は「おかしな日本語」には当たらないと思います。
ごく普通の表現だと思いますよ。
「資産」というのは蓄え(ストック)であり、不動産収入は流動(フロー)するものです。
生計を立てる=日々を過ごしていくお金はフローなのです。
この場合フロー(不動産収入)で生計を立てていたわけで、ストックを食いつぶしていたわけではないですよね。
「資産」はストックで、「不動産収入」はフロー・・・確かにそうですね。
「資産家」は、それを使って賃貸収入を得て、「生計を立てる」ということですね。
補足にも書かせて頂きましたが、一般的に「資産家」というと相当な資産から相当な収入を得ているというイメージが強かった上に、この方は滅多にいないような大地主で、そこから得るフローも、相当な部分が自動的に得られているようでしたので、「生計を立てる」という表現に違和感を感じたのですが、そういった受け取り方をする私の感性の方が、少数派のようですね。
ありがとうございました!
No.3
- 回答日時:
日本の場合、謙虚さが大切ですからね。
特に資産家に対しては「まともなことをしていて、あんなに儲かるはずがない」などと、一般庶民はすぐにネタミますからお金持ちほど謙虚にいう必要があります。
たとえばうまく税金対策をしても、言い方によってはずるい人とも言えますからね。
ですから、不景気な今でも儲かっている人は探せばいくらでもいるのにあまり大っぴらにしたがらないですよね。
日本は社会主義なので、みんな横並びでないと気が済まないのです。
例えば、相当の賃貸収入がある「資産家」ご本人が、「私はこれで生計を立てているんです」と言われるのは、謙虚さ(反感もあるでしょうが)の表れかもしれませんね。
報道での表現は、出来るだけ客観的で誤解を生じないような表現が重要ですし、わざわざ「生計を立てている」などといった言い回しを選ぶ必要はないと思った次第です。
正直、先祖代々の資産で莫大な収入を得ている「資産家」は、やはり羨ましいし、確かにずるいとさえ思ってしまいます。
そんな私なので、この「生計を立てている」という表現に、過剰に反応してしまったのかもしれませんね。
ありがとうございました!
No.4
- 回答日時:
>不自然さを感じますか? 感じませんか?
感じません。
我が家の近所や知人にも、いわゆる資産家がけっこうたくさんいますが、
山をもっていても、広大な農地をもっていても、
それだけでは、ただ単に持っているだけで、生活ができません。
有効利用できる人は、駐車場に貸したり、マンションやハイツ
などを建てて経営したり、農地として貸したりいろいろされています。
できない人は、固定資産税を払うためにサラリーマンとして
働きにいっている人もけっこういます。
で、先祖伝来の土地を持っている人ほど、それを切り売りして
食いつぶすことを厭いますから、自然と生活は質素になりがちです。
「お金持ちはお金を使わないから金が残る」などとも言ってます。
事業で大儲けして一財産築いた資産家という意味ならば、
疑問の通り、違和感があるんですけど、そういう人ばかりではない。ということで。
単に「資産家」というだけでは、生活が保証されているわけではないですね。
ただ、私の感覚ですと、広大な農地などの土地を持っているというだけですと、「資産家」というイメージではないし、実際に知人にそういう人たちも多いですが、「資産家」というようには思っていませんでした。
今回のような、膨大な不動産から莫大な収入を得ている人が「資産家」というイメージでしたので、ちょっと考えてしまいました。
その点についても、私なりに少し調べてみようと思いますが、今回のケースはまさに「すごい収入がある資産家」だったのですが、それでも「生計を立てている」という表現を使うのが正しいんでしょうか、やはり疑問が残ってしまいます。
ありがとうございました!
No.5
- 回答日時:
なんとなく気持ちは分かります
たぶん、あなたのなかでは「生計を立てる」が
「遣り繰り上手」というような感じになっているのでは?
だから、資産家のような
お金に困っていない人たちは
生活設計なんて立てなくても生活できるので
不釣合いな言葉に感じるのかもしれません
ご指摘のように、あまり努力をしなくても莫大な収入が自然と入ってくる「資産家」には、「遣り繰りして生活をする」というのがあまりにもかけ離れている言い回しだと感じたからです。
そもそも、普通の仕事をしている人をニュースで説明する時にだって、例えば「電気工事で生計を立てている」などという表現はしませんよね?
それなのに、どうして「資産家」の場合なのにわざわざ「不動産収入で生計を立てている」という言い回しをするのか、それも私が不自然に感じた理由の一つかなと思います。
「不動産賃貸業の」とか「不動産の賃貸収入で暮らしている」とか言えばいいと思うんですけどね?
ありがとうございました!
No.6
- 回答日時:
生計を立てると言うと通常は経済的なやりくりをする
ニュアンスで使用する言葉だと思うのですが、資産家とは言え
生活する上での経済的なやりくりは行うでしょうし、
違和感はないですよ。
ただ、資産家ともなると生計を立てるのに使用する
お金が我々よりも多いだけのお話です。
「生計を立てる」=「経済的なやりくりをする」ということですね。
まさに私もそのニュアンスを感じました。
そこで、「やりくり」の意味を確認してみると、
「不十分なものをあれこれ工夫して都合をつけること。」
とありました。
資産家には「不十分なもの」というイメージが感じられなかったので、私には違和感を感じてしまうんですよね。
まあ、資産家にとっては我々よりも多いお金でも「不十分なの」かもしれませんが、報道で使う言い回しとしてはどうしても抵抗を感じてしまいました。
ありがとうございました!
No.7
- 回答日時:
間違いではありませんが、不自然さは僕も感じます。
個人的にあらゆる二世が嫌いなので、特に二世・三世等の金持ちには。。
僕自身、現在 店舗と事務所で月に約60万円の家賃を
地元で有名な地主一家に払っています。
(また そこの小学生のデブのクソガキが事務所に遊びに来るんですわ。アイス食いながら・・)
まっ、場所を借りれてる御蔭でこっちも飯が食えるんで
割切らないといけないんですが。。
>マスコミでも違和感がある日本語は多いと思っています。
ニュースで
「●●容疑者は××事件への関与も仄めかしております」
という表現に違和感を感じます。
取調べ室で
「俺、あの事件もやっちゃったかもしんな~い♪」
とか言って、仄めかしてるんですかね?
私の感覚に近い方もいらっしゃるようで、ちょっと心強い感じがしました。私だけが変?と思い始めていましたので・・・
例えば一代で財をなした人は、資産はたくさんあっても、「資産家」というと少ししっくり来ない感じもします。
どちらかと言えば、ご回答のように二代目・三代目といった「財産を受け継いでいる」というイメージがあります。
だからこそ、「生計を立てる」という努力や苦労を感じにくいんですよね。
しかも、その子どもなどを見ると、この人間もたいした苦労なく、そのまま「資産家」になると思ってしまい、ちょっとしゃくだったりして?(笑)
もっとも、三代目あたりからは資産の維持も危なくなることが多いですけどね。
「仄めかす」:におわす。言葉や素振りに、それとなく表す。
・・・いったい、容疑者がどんな言葉や態度をするのか、是非知りたいものですよね。
「やったかもしれない」「やらなかったとは言い切れない」「関係ないこともない」なんて言ったりするんでしょうかね?
ありがとうございました!
No.8
- 回答日時:
資産家だから裕福な生活が出来るわけではないんです。
うちの姉の家ですけど、多分数億円の資産があると思います。
内訳は、近郊農家なのでけっこうな面積の田畑があり、相続対策で賃貸マンションも数棟ですけど、売ってしまえば将に大金持ちですけど、そうすると1代で無くなるので、農家の意識としては田畑を子孫に伝えるという目的だけで、とにかく現金がなく、姉夫婦は2人とも公務員で収入はよいですけど、姉の年収は全部税金と農機具の払いに消えて、実質は義兄一人の収入が家計の全てです。
賃貸の家賃は建設費で消え去り、とにかくお祖母さんが死んだ時点で帳簿上は土地の資産価値は借金と相殺して無一文になるようになっており、借金もかなりあります。
例のご夫婦とは違うかも知れませんが、資産家だから裕福という訳ではなく、「生計を立てる」というのが当てはまる人もいます。
冗談で、姉の家のお祖母さんが食中毒などで変死したら「資産家老女、変死」と新聞に書かれ、事情を知らない人は遺産争いで殺されたと考え、普段の生活も運転手付きのリムジンで移動するような人間と思うだろうなと話しています、実像は農家の普通のお婆さんですけど。
資産家が必ずしも裕福な生活が出来るわけではないのは、私も実際に目にしていますので、よく分かります。
しかも、先祖から受け継いだ資産の場合、所有している人間の一存で売ってしまうのも、なかなか出来ないことが多いですからね。
だいたいが、自分の仕事で稼いだお金で相続税を払って受け継ぎ、その資産を減らさないように頑張って固定資産税や維持費を捻出し、そして自分の子どもに受け継がせる・・・
本人は何もいい目を見ずに、というケースが多いですからね。
ただ、私の受けるニュアンスですと、そういった方は「土地持ち」という表現が合っていそうで、その土地から大きな収入を得ているのが「資産家」というイメージでしたので、皆さんとは違っていたようです。
特に、今回の場合には「不動産収入で生計を立てている資産家」という言い回しは、今でもかなりの違和感が残っていますけどね。
ありがとうございました!
No.10ベストアンサー
- 回答日時:
なるほど通常であれば違和感を感じますね。
不動産収入で生計を立てている=就労所得がない
ということなんでしょうが、被害者ですからそうなるんでしょうね。
「不動産収入で生計を立てている資産家」
「不動産収入で生活している資産家」
「不動産収入だけで生活している資産家」
「定職に就かずとも家賃で食っていける金持ち」
だんだん悪意を感じますね。
資産家とはいえ懸命に生きておられた事をマスコミは強調したいのでしょうね。なにせ被害者ですから。
これとは逆に容疑者になりますと
「容疑者は外国製のスポーツカーを”乗り回し”・・・」
「出されたカツ丼を”ペロリ”とたいらげ・・・」など悪意に満ち、到底推定無罪である人物への表現とは思えませんね。
他にも
「関係者は一様にショックを”隠しきれない”様子でした」
これでは「隠そうとしていた」ことになるわけで、違和感があります。
「犯人はシャッターをバールの”ようなもの”でこじ開け」
バールと断定できないからなんでしょうが、これも違和感があります。
被害者は「物静かな人だった」
容疑者は「目立たない性格だった」
かなり意図的ですね。
そうですね。大変に不幸な事件が起こってしまったわけですが、この報道にわざわざ「不動産収入で生計を立てている資産家」という表現をしたテレビ局の考えが、どうも理解できません。
しかも、この局だけがいろいろなニュースの場面でこの言い回しをしているんです。
私は、とても適切な表現だとは思えず、単に「程度の低い報道だな」と感じていただけだったんですが、ご回答のようにいろいろな表現があるなかで、最も善意の言い方を選んだということかもしれませんね。
それにしても、「不動産収入で生活している資産家」あたりが一番適切じゃないでしょうかね。
逆に、普通なら「乗っていた」が、容疑者となると「乗り回していた」になったり、「残さず食べた」が「ペロリとたいらげた」になるのも、報道の恣意的な部分が表れている好例でしょうね。
「隠しきれない」とか「ようなもの」とかの例は、やはり報道では避けるべき表現だと思うのですが、これらに違和感を感じるような感性を持ち続けたいものですね。
「物静かな人だった」と「目立たない性格だった」は、とても分かりやすい比較ですね。
ありがとうございました!
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