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児童文学が好きで、王道なものばかりですが魔法系の話もいくつか読みました。その中ではゲド戦記の特に第一巻が好きでした。(魔法観や風景の描写、人物の心の動きなど)
 弟がハリーポッターを集めているので、新刊が出るたび借りて読んでみますがどのあたりが面白い所なのか毎回わからないまま終わります。(最終巻はまだ読んでいません)特に話が徐々にシリアスになり始めてからは、一作ごとにハリーの親しい人が死んで行くような感じになっていますが、ただ死なせていけばいいってものではないんじゃないかという風な感想しか出てこないのです…。
 言うまでもなく大変な人気の本ですので、素晴らしい魅力がたくさんあるのでしょうが、ファンの方たちはその魅力をどういうところに感じているんでしょうか。
 できたらなるべく簡潔な文でよろしくお願いします。

A 回答 (5件)

もう少し追記。

No.4です。

>そういう点を受け継いでいるという素晴らしさが私には理解できていなかったようです

ただ、「受け継いでいる」ということだけがすごいのではなく、「歴史を感じさせる」「イギリスの文化を感じさせる」という点ですごい、ということですね。

不思議の国のアリスを読まれているということですが、アリスも、イギリスの文化的背景などが子ども(しかも日本という外国の子どもにとっても)わかるように書かれている作品です。

そしてそのような要素を、「本をほとんど読んでいない子どもでもわかる」ように書いてあるというすごさ。
難しいことも難しく書くのでなく、易しく書いてあるんですよね。

それにかつ、多くの人に受け入れられるエンターテイメントあふれるストーリーで芯を通してあるのがすごいなぁ、と。

単なるエンターテイメントではないので、その後にファンタジーを読む子どもにとって、読書の基礎として十分耐えうる作品になっている点も評価できるかな、と。

ファンタジーってある程度下地がないと読めない作品も多くありますからね(その辺、ゲドは世界が完結しているので、あまりファンタジーを読み説く力がついていなくても読める作品になっていると思います)。

>かに男女についての思想が全開になっているところなどは相当ついて行き辛かった

うーん、ル=グィンはばりばりのフェミニストですからねぇ。

私自身は、考えさせられる作品や思想ありきの作品もそれはそれで好きですが、ファンタジーはその国の成り立ちから受け継がれている文化を表現する最も適した手法だと考えています。
ファンタジーにただストーリーを語るための手法に堕ちてはほしくないなぁ…と思っています。
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この回答へのお礼

わかりやすくいろんな説明をしてくださってありがとうございました。イギリス文化と現代の子供たちとの架け橋のような存在ということなんでしょうか。ファンタジーと一言で言っても奥が深いんですね。お聞きしたことを頭に入れて最終巻を借りてみようかなと思います。今までと違った気分で読めそうな気がします。

お礼日時:2009/08/19 22:47

ハリポタのすごさは「イギリス児童文学の歴史を正当に踏襲しながら、ほとんど本を読んでいない子供にも楽しめるエンターテイメントになっている」ところだと思ってます。



ダレン・シャンなんかは単純にエンターテイメントになっちゃってますからね。
ハリポタはそのあたり、ここ近年のファンタジーに比べてワンランク上だと思ってます。

なので、ある意味オリジナリティはほとんどない作品だとは思います。

ファンタジーの小道具の使い方、格差社会の描写、人外の生物の描写の見事さ、抑圧された子どもたちの心理描写は、イギリスの児童文学のながれを受け継いだハリポタの素晴らしいところだと思います。
なので、個人的にハリポタは「映画化してどうすんの」って思うんですよねぇ。文章で表現してあることにこそ意味があると思うので。

ゲドも好きなんですけど、アメリカのファンタジー全般から感じる「小手先で書いてる感じ」を感じるんですよね。
というか、ゲドは、ル=グィンの主張を書くためにファンタジーって手法がとられてるんだろうなぁって思います。
なので、思想としては面白いんですけど、ファンタジーとして楽しむならハリポタのが上かなぁ、と。
ただ、ゲドの作者のすごく深い教養に基づく設定はとてもおもしろいと思ってます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
「イギリス児童文学の流れ」などは全く把握できていなかったので、そういう点を受け継いでいるという素晴らしさが私には理解できていなかったようです。
ゲド戦記シリーズについては確かに男女についての思想が全開になっているところなどは相当ついて行き辛かったです。ただやっぱりあの魔法に対する確立された概念がとても魅力的です。

お礼日時:2009/08/18 20:11

児童文学好きで、ゲドでは「帰還」が特に好きな者です。



ハリーポッターは全刊読了済です。特別好きというわけではありませんが、楽しんで読みました。
個人的にこのシリーズの魅力は、「ハリウッドの派手なアクション映画」的なものだと思っています。
スピーディでスリリングな展開に見て(読んで)いる間ドキドキハラハラして、驚きの展開にびっくりして、アクションや火薬も豊富なので見栄えが良くて派手で分かりやすくて、深く考える必要なく楽しめる。
見(読み)終わった後に深い感銘が何も残らなくても、その時楽しいのでエンターテイメントとしては問題ないのではないかと思います。
個性的なキャラクターも豊富なので、「自分は誰が好きか」等と知り合いと話も出来ますし。
……映画版も見ていますが、こう考えてみると映画化にぴったりの物語ですね。

人気なのは確かですが、「ゲド戦記」や「モモ」などといったような大人も楽しめる、考えさせられる名作児童文学とは一線を画すものではないでしょうか。
児童書・児童文学だからといって文学的な深さがなくて良いというわけではないですから(児童文学の名作はたくさんありますし)、子供たちにはハリーポッターと平行してもっと他にもたくさん本を読んでほしいなと思っています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
なるほど楽しみ方とか鑑賞する人の趣味によるんでしょうかね。
あと脱線していますが、私は他に児童文学ではアリスや星の王子様、ムーミンシリーズなどが好きですね。

お礼日時:2009/08/18 19:38

ファンタジーが好きはもちろんですが、判官びいきで、学園ものが好きなら楽しいのですよ。


大雑把に言ってしまえば、暴れん坊将軍とか水戸黄門みたいなものをベースに、
ファンタジー色を全面にだし、歴史ものから学園ものに変え、
かるーくしたようなもの。

まあ、あくまでも児童書なので前提は子供向けなのは否めません。
でも児童書ではあるけれど、大人にも読んで欲しいという意図があるものもありますよ。
でも、ハリーポッターは違うと思います。
なので、私は純粋な児童書にしては手がかかっていると思いますが、
大人には、好き嫌いがはっきりとあると思いますよ。
軽さも許容できて楽しめるなら、好きだと言えるでしょうし、
そこが受け付けられないなら、ダメでしょうね。

しいていえば、大人がハリーポッターに関わりたいなら、
CGがふんだんに駆使された映画がベターでしょう。
CGすごいなーっという点は楽しめるかと。

ちなみに私は軽かろうが、重かろうがなんでもいい人なので、
全巻持ってるし、映画も見に行っちゃってますけどね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
勧善懲悪のファンタジーエンターテイメント作品ということなんでしょうか。
弟が映画のDVDも全巻持っており、居間で夕食時に観てくるため映画の方も知っていますが、変にシリアスさを強調されるよりも一作目二作目くらいのふわふわした感じのほうが、抵抗なく観ていられる様な気がします。

お礼日時:2009/08/18 19:22

はっきり言って内容は無いですよね。

そもそも「大人にも通用する文学的な深さ」を期待するようなものではないのかもしれません。


ディズニーランドのコピーの様な、「誰でも予測の付く」オーソドックスなファンタジー世界。
そしてある時には、‘選ばれし者’というだけで努力も苦悩も何も無く‘生まれながらの才能’だけで何でも出来ちゃうスーパーヒーローになれ、時にはちょっと悲劇の主人公もしちやったり、あるいは可愛らしい友人達とのパーティーごっこや戦争ごっこもあり~の・・・そんなお手軽な現実逃避。
これがこの作品の真髄で、常日頃大人達や将来の不安に抑圧されている子供達にとってはこれだけで充分な魅力であり、逆に言うとそれ以上のものは何も無いと考えていいのだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
読む人の好みの問題なんでしょうか。文学的に深いかどうかだけが重要なわけではないのでしょうが、そういったものが薄めということなんですかね。私は一巻が出た時中学くらいだった気がしますが、その頃からあまり話に惹き込まれなかったように思います。

お礼日時:2009/08/18 19:01

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