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卵とわたし

 卵を割りながら、こう考えた。
と書くと、なにやら夏目漱石大先生の「草枕」みたいで気が引けるが、生れてから今までに、私は一体何個の卵を食べたのだろう、と考えたのだ。
 一週間に四個として一年で約二百個。十年で二千個。とすると、私はかれこれ一万個に近い卵を食べた勘定になる。今、東京では卵一個が二十円ちょっとだから金額にするとおよそ二十万円。それにしても一万個の卵とは、考えただけでそら恐ろしい。知人が、
  菜の花や百万人のいり卵
 という迷句を作ったことがあるが、まさに一万人のいり卵である。
 子供の頃から、卵には随分とお世話になっている。

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上の文章は誰のなんという作品に出ているのでしょうか。
ご存知の方は教えてください。

A 回答 (2件)

中身は確認していませんが、卵とわたしというタイトルの作品が収録されているのは向田邦子さんの父の詫び状でした。



参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%88%B6%E3%81%AE% …
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向田邦子さんの随筆集


「父の詫び状」中にある
 『卵とわたし』 (出版:文藝春秋社)
ではないでしょうか?
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