A 回答 (10件)
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No.2
- 回答日時:
こんにちは。
一口に小説といっても、ジャンルが広いのでお好みに合うかどうかわかりませんが、
個人的には「江戸川乱歩賞受賞作」には、はずれはないと思います。
ネットでちょっと検索すれば作品名などが出てくると思いますので、調べてみてくださいね。
後は、私が個人的に好きなのは宮部みゆきさんの「スナーク狩り」という小説ですね。
基本的に、小説というと私はミステリーしか読まないので、こんな回答になってしまいますが……。
純文学の良さは私にはわかりません(^^;
>江戸川乱歩賞受賞作
優れたミステリを読もうと思って読んだら、ミステリはただの飾り、くだらない作品を読んだことがあります。
「カタコンベ」と言う作品です。
トリック、ロジック、叙述トリックを駆使した作品を期待していたので、失望しました。
しかし緊迫のサバイバルで、“そういう意味では”面白かったです。
他には「13階段」を読んだことがあります。
審査員満場一致で受賞決定、名実共に文句なしの面白さで大満足でした。
と言う風に、受賞作も癖が非常にありますね。いろんな意味で。
>小説というと私はミステリーしか読まないので
自分の価値観とは真反対ですね。
だからこそ人は面白いと言えます。
言うまでもなく、自分も含めて。
小説が好きなのではなく、ミステリーが好きで読んでいるのだという人もいても全くおかしくありませんし。
自分は、小説を中心に、全てのフィクションが好きなので、なかなか進みません。
シリーズが苦手な理由ですね。
いかなる作品にも、そのジャンルや作品にしか“ない”テーマや価値があるのが好きなので、純文学から漫画っぽいアキバ系っぽいものまで好きだったりします。はい、変わり者です。
難しく考えないで、楽しんだもの勝ち、ですね。
スナーク狩りも、検討しておきます。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
「夏の闇」「流亡記」「ロマネコンティ・一九三五年」「玉、砕ける」開高健
「月山」森敦「年の残り」丸谷才一
「檸檬」梶井基次郎「鮨」岡本かの子「「山月記」中島敦
「銀の匙」中勘助「ユリシーズ」ジェイムズ・ジョイス
「失われた時を求めて」マルセル・プルースト
「外套」ゴーゴリ「朗読者」ベルンハルト・シュリンク
「停電の夜に」ジュンパ・ラヒリ。
ベタベタですが、とりあえず一級品ばかりです。
紹介してくださった中の3作品は読んだことがあります。
たしかに一級品ですね。
他の作品はよく分かりませんが、エンターテイメント色よりも重厚な面白みといったところかと思いました。
それでは参考にしますので、ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
『こころ』(夏目漱石):やはりこれが一番かと…。
『星々の悲しみ』(宮本輝):この作品ほど生と死について考えさせられた作品はありません。
>こころ
自分もこれが一番だと思いました。
自分の頭でどこまで理解できたか、かなりあやしいですが、おおまかな粗筋を思い起こしただけでも考えさせられます。
先生はどういう気持ちで、妻と共に過ごしてきたのだろう、妻を見るたびに過去の後悔や懺悔に襲われるだろうに。
それが、それも罪滅ぼしの一つだったのでは、と言う風に考えてみたり。
緊張感のある透明で流れるような文体も素晴らしいですね。
「恋は罪悪ですよ、よござんすか。そうして神聖なものですよ」
などなど、格言がありますし、現代にも言える事柄が興味深いし。
さすがは、千円札の顔ですね(←いつの話だ
>星々の悲しみ
これも読んだことがあります。
でもよく覚えていません、すいません。
古本で買ったし、嗚呼、再読までしないと記憶にも印象にも残らない自分の浅ましさよ。
No.5
- 回答日時:
最近のものを中心に単純に面白かったなあと思ったものを紹介します。
ただ私は乱読派なので、参考程度によろしくお願いします。『魔王』(伊坂幸太郎著)『楠の実の熟すまで』(諸田玲子著←すみません、まだハードカバーでした)『GO』『対話篇』(金城一紀著)『誰か』(宮部みゆき著)『深川黄表紙掛取り帖』(山本一力著)『非道、行ずべからず』『家、家にあらず』(松井今朝子) など
また、『優駿』(宮本輝著)、『泥流地帯』『続泥流地帯』(三浦綾子著)も最新ではないですが。
乱読というのは回答の列を見てすぐに分かりました(笑?
いろんな作品があるんですね。
乱読でも、しっかり作品名や作者名を明記できるのはすごいことだと思います。
知らないタイトルばかりですが、聞いたことのある作者がちらほらですね。
やはり有名な作者は、良作を作り出すものなんですね。
ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
こだわる方には、こだわりで返すのが礼儀でしょうか。
読書家には、極北を目指す立派な方が多いので、《南》にこだわっている若い作家(と言っても30代ですが)の作品をお奨めします。
1、池上永一 出身地の、沖縄、石垣島にこだわってる作家 から2冊
昨年の『テンペスト』(角川書店)は、様々な書評欄で取り上げられた。
『バガージマヌバナス』 バガー=我が ジマヌ=島の バナス=話
1994年 第6回日本ファンタジーノベル大賞受賞
『風車祭』 1998年 直木賞候補作品
2、石井光太 欧米と東アジアしか知らない日本人たちが、もしかしたら一生触れることの無い、東南アジアからアフリカの人々の生活ルポを、精力的に書いている作家。ルポと言うには、あまりにも完成度が高い。辺見庸「ものくう人々」依頼の傑作です。最近『絶対貧困』(光文社)が話題になりました。
『物乞う仏陀』 2005年
アジアの路上で出会う子供のもの乞いや障害者の背後にある現実を描く。アジアの暗部を描きながら、清々しい読後感を与える稀有の書。(石井氏のHPより)
3冊とも、文春文庫です。
南は、考えたこともありませんでしたし、読んだこともありませんでした。
面白いコンセプトですね。
しかし、ノンフィクションや2冊セットの作品は入れることができないので、そういう風に検討します。
ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
こんにちは。
私のお薦め作品です。
「未来のイブ」ヴィリエ・ド・リラダン
・ヴィーナスのように人間離れした美しさを備えながら、卑俗な魂を持つ恋人。破滅的なまでに堕落したその魂を嫌い、別れを望みながらも彼女の容貌に強く惹かれ、苦悩する青年貴族。自殺しようとする彼を助けるため、友人の科学者は美貌の恋人そっくりの人造人間ハダリーを作ったが…。
繰り返し読めば読むほど面白い作品だと思います。
特にラストはショックを受けました。(作者がどういう方かを【解説】でお読みになれば、納得できるラストといえますが)
よろしければ、どうぞ。
No.8
- 回答日時:
◇リルケ『マルテの手記』
「人々は生きるためにこの都会へあつまって来るらしい。しかし、僕はむしろ、ここではみんなが死んでゆくとしか思えないのだ。」(大山定一訳)
書き出しです。この「都会」とはパリのこと。パリとは異邦人が住みつくについて、そういうことを感じさせる一面を持っているそうです。つまり実感から出た言葉でもあるんですが、この小説全体はやはり、漠然たる内面の不安感の形象化、詩人の直感が書かせた小説だと思っています。
人はある特定の場所から「ここ」という別の特定の場所へやってくる。「ここ」ではこの場所と密接に結びついた出来事が起こる、ちょうどそれぞれの古里において古里にふさわしい出来事が起こっていたように。そうした取るに足りないものごとの集まりはみな「死」を胚胎している。実はそれはリリシズムの本質なのであり繊細な経験なのだということに今あらためて気づかされています。
たしかに、詩は小説みたいで良いですね。
詩はリリカル、叙情的なものが好きです。
参考にします。
分かりやすい書き出しありがとうございました。
No.10
- 回答日時:
こんにちは
機本伸司 神様のパズル
理学部物理学科の学部4年生のゼミの話です。
ゼミのテーマ「宇宙は作れるか」ということについて学生たちが真剣に議論する姿が描かれています。
この本の特徴は、議論の内容にお茶を濁してないところです。難解な物理学用語が多数出てきますが、それを作者がうまくまとめていて、小説としてはとても読み応えのあるものになっています。
おお!
自分は読書スピードがかなり遅いのですが、その作品はたまたま読んだことがあり、愛蔵の小説に入れたものであります。
続編(読売新聞の小さい広告欄に表記されていた)は、読みませんが、「神様のパズル」はとても面白かったです。
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