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宮部みゆきさんの『模倣犯』映画も観てませんし、原作本も読んでいませんが 、あらすじはだいたい分かります。ラストでタイトルが『模倣犯』という意味が分かるらしいのですが… そのうち本を読みたいとは思っていますが、気になるので教えて下さい。

A 回答 (1件)

あの作品が、なぜ「模倣犯」なのかは、私も分かりません。


ただ、あの作品の中に、自分の犯行ではないのにテレビに登場して自分の犯行のように吹聴する人間や真犯人である人物すらも偽犯人に嫉妬を抱くような、「目立ちたがり家」が犯行を侵すという今の状況を「模倣犯」というタイトルで表現したかったのではないかと思います。
最近は「劇場型」犯罪といういうものが多いですから、「模倣犯」というのも現代を象徴した犯罪でしょう。そうした現代的な犯罪をテーマにした作品だと思います。

あっ、そうだ。
ネタバレになるので、この後は今は読まない方がいいかも知れません














小説の最後に「ピース」と呼ばれる真犯人が、被害者の父親から「あの犯行は、小説からの真似であって、何のオリジナリティもない」といわれ、犯人が自尊心を傷つけられ「あれは俺の考えたことで真似などではない」と思わず自白してしまうという場面がありました。だから「模倣犯」ではないんですよね。
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この回答へのお礼

回答有り難う御座います。最後ネタバレ部分読みましたが、大変参考になりました。 なんだか気になってきたので早めに本を読んで自分なりに考えてみたいと思います。

お礼日時:2009/11/15 09:03

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