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先輩方教えてください。
菌糸はヒラタケ菌糸ビンとカワラ茸菌糸ビンがあるようですが、これまで何も考えずにヒラタケ(オオヒラ茸)の菌糸ビンを使って着ました。
どちらでも良いのでしょうか?オオクワはカワラ茸菌糸ビンは不可?
あと一つ、レイシ材と言うものはどの様に使用するのでしょうか?

A 回答 (1件)

>どちらでも良いのでしょうか?オオクワはカワラ茸菌糸ビンは不可?


カワラタケでもヒラタケ(オオヒラタケ)のどちらでも、オオクワガタは育ちます。
しかし、菌糸の性格上、ビンの扱いはオオヒラタケのほうが楽なので、わざわざ入手が難しく、2倍くらい高価なカワラタケを使う意味はないと思います。

もともと、自然界では、ニクウスバタケのついた枯れ木に、好んでオオクワガタが産卵することが発見され、人口飼育でもニクウスバタケによって腐朽した産卵木を使い多産させ、材飼育(大型の産卵木の中で一頭飼いする)にも、ニクウスバタケの腐朽木を使い大型成虫を得ていたのです。その後、朽木でなく、オガに菌糸を増殖させる方法(材ではなかなか菌糸がはびこらないが、オガだと簡単に菌糸が回る)が発明され、人口飼育下で扱いやすいキノコの種類が選ばれ、そのなかでもクワガタの種類に対する汎用性が高く、商品の品質も安定して出荷でき、消費期限の長い「オオヒラタケ」が一般的になったのです。この「オオヒラタケの菌糸ビン」の発明のお陰で、だれでも手軽に大型のオオクワガタ羽化にチャンレンジする楽しみを得られるようになったと言えます。

レイシタケ(霊芝-)は、マンネンタケとも言い、天然の場合、ニクウスバタケと同じくオオクワガタが好んで産卵しますが、キノコが扱いにくい性質なので、商品としてもあまり流通していません。扱いにくいというのは、成長力が強すぎて、たちまちビンのオガの栄養をとりつくして、劣化が始まる。温度管理をシビアにしないとすぐキノコが出てくるなどで、商品として扱いにくいのです。現在菌糸ビンの生産はほとんど中国で行われており、管理運搬などの行程の中で、あまりにも増殖力が強い、劣化が早い、キノコが出るというのでは、商品にならないので、クワガタのためにはおそらくより良いであろうと思われるタケであっても流通させられないという現状です。タケの性質、汎用性、価格などを考えた場合、オオヒラタケがベストというべきだと思います。
自然界にあってオオクワガタがより好むだろうと思われるようなタケの材や菌糸は、マニアックな専門店でしか手に入りません。特に一本の材への産卵個数は、その材を朽ちさせたキノコの種類によってかなり変わると言われています。

>あと一つ、レイシ材と言うものはどの様に使用するのでしょうか?
しかし、どうしても、レイシタケやカワラタケでないと育たない種類もあり、そのようなクワガタの飼育にチャレンジする人にとってはそれらの菌糸ビンもなくてはならないものです。
たとえば、近年流行の、「オウゴンオニ」「タランドスオオツヤ」などは、レイシタケによる腐朽産卵木(レイシ材)でないと産卵しません。また、幼虫はカワラタケの菌糸ビンを使わないと育ちません。レイシやカワラはこのような特殊なクワガタ愛好家のために作られたもので、オオクワガタ飼育のための用品ではないと思えば間違いがありません。
オオツヤやオニはヒラタケ系の菌糸が嫌いとされています。
レイシ材はレイシタケにより腐朽した産卵木のことですが、この使い方としては、材にドリルで直径20ミリくらいの穴を50ミリの深さで掘り、そこにオウゴンオニなどのメスを入れます。メスはその中を自力でさらに掘り進み、気に入った場所に卵を産み付けます。
割り出し後は、カワラタケの菌糸ビンに入れて飼育します。

また、ヒラタ系のクワガタなどは、カワラタケ菌糸ビン飼育のほうが大きく育つと言われています。また、ヒラタケの親?は食用として、スーパーで売っています。
その他のキノコとしては、シハイタケ、ツリガネタケ、サルノコシカケなどの腐朽木も天然ではオオクワガタが好みます。サルノコシカケ腐朽木は、インドネシアではオニクワガタ系、ツヤクワガタ系のクワガタが好んで産卵します。
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この回答へのお礼

いつもながら詳細な説明ありがとうございました。
よく理解できました。

お礼日時:2009/12/11 07:55

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