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- 回答日時:
>ガス抜きが必要と聞きました。
これはどの様にすればいいのでしょうか?>また何故必要なのでしょうか
諸説ありますが、簡単な作業なので、ガス抜きはするほうが安全だと思います。
余計なガスがビンの中に残っていると、息苦しくなった幼虫が、ビンの上に出てきます。
菌糸ビンの中に発生するガスは2種類があると言われています。
一つは、アルコールガスで、超硬詰めにすると空気が回らず、菌糸の回りも悪くなり、オガの水分がアルコール化してアルコールガスが出ます。この場合はニオイで分かります。正常であれば、生シイタケのようなキノコのニオイがしますが、アルコール発酵しているとお酒のようなニオイがします。
アルコールガスは比重が0.8くらいなので、ビンを普通においておくと自然にビンの上にたまり、フィルターから自然に、あるいはフタをとったときに逃げて生きます。(アルコール発酵するほど硬く詰めることは良くありません。菌糸が回るのにとても時間がかかります。超硬詰めは幼い幼虫には使えません。)
もう一つは、炭酸ガスです。こちらの方は比重が空気の1.5倍もありビンの底に溜まります。
そのためビンの上下を逆にしてフタに溜め、ビンの天地を逆にしたままフタを取るか、天地を戻してフタを取り、強く息を吹きかけて飛ばす方法で除去します。
私は、菌糸が半分ほど回ったらビンの天地を逆にして、菌糸の回りと同時に炭酸ガスを落として行く方法を推奨しています。
最初から逆にすると、詰めたオガがくずれてしまい、あるていど菌糸が回って崩れないときを見計らって逆さにします。またすっかり出来上がってから返す人もいますが、肩口に被膜が出来てからだと、逆にしてもオガの中のガスが落ちにくいことが想像されます。
完成してから逆さまにして一昼夜置くとの記述を見ますが、すっかり菌糸の被膜が硬く覆いつくしている状態では、効果が薄いと思われます。
私は、菌糸の回り始めでは、ビンを立てて軽いアルコールガスを逃がし、中盤で天地を返して重い炭酸ガスを抜いていくのが理にかなっていると考えています。同じ手間を掛けるのであれば、中盤のほうが効果的だと思います。
>店舗で売られているものはガス抜き後のものなのでしょうか?
少なくとも大手メーカーさん一社が製造販売しているものは、ガス抜き済みです。
私の推奨する「天地返し法」で作られています(実は、私はその話を聞いて実行させてもらっています。菌糸も均等に回りやすく一石二鳥です)。
大手メーカーさんは、ユーザーの評価として「○○会社の菌糸ビンを使うと、幼虫が上に出てくる・・・」などの噂がでると会社の存続にかかわるので、知識の乏しいアマチュア愛好家がスグに使っても大丈夫なように、オガの詰め具合や菌糸の回し具合、雑菌・雑虫の除去、ガス抜きを徹底して行っています。
しかし、菌床の中央に穴のある菌糸ビンは、知識のない人が、「親切にあけられた、幼虫を入れるための穴」と思って、いきなり幼虫を入れて死なせてしまったという苦情があるそうです。穴の底は厚くて硬い膜に覆われ、ガス溜まりになるので恐ろしい場所です。
ちょっと見ると、「親切な穴」に見えるので、なんとかしないといけませんね。
それから、幼虫を入れたてのビンは、ティッシュと輪ゴムで仮にフタをするか、もぐった幼虫が再び出てこないかを観察します。これはガスが発生していないかを念のために見ているのです。幼虫が出てきたら、フタを取って息を吹きかけてガスを飛ばして天地を返します。
人間の吐く息には、雑菌が含まれているので息を吹きかけずに、うちわ状のものであおぐ方が良いという人もいます。
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