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今、貫井徳郎の『修羅の終わり』を読んでいるんですが、意味が分からない台詞があるんです。

場面としては記憶喪失になっている主人公に女の子があなたの前世知ってるという根拠を話している場面です。
女の子は同じ夢(葬式)を何回も見ていましたが、ある日本物の葬式に出たらデジャヴュのように夢と同じで、やっと夢の内容は前世の記憶だったんだということを説明してる台詞です。



「同時にあたしは、夢がずっと昔の光景であることもわかった。よく見ると、葬儀場のそこここが、夢の中の記憶よりずっと古ぼけているのよ。つまり夢の中の葬儀場の方が新しいの。だからあたしは、少なくともこれは最近のことじゃないなと思った。あたしが生まれる前の光景じゃないかって、なんとなくわかってきた」

という台詞なんですが、読めば読むほど意味が分かりません(笑);

夢の中の葬式が前世の記憶なら夢の方が古いはずなのに台詞の中では

「葬儀場のそこここが、夢の中の記憶よりずっと古ぼけているのよ。つまり夢の中の葬儀場の方が新しいの。」

となっています。これ逆だと思うのですが気のせいですかね?(笑)


率直に読んでみての解説をお願いいたします。

A 回答 (1件)

その小説を読んだわけではありませんが、タイムパラドックスの典型の話では?



たとえば、1500年前の西暦500年ころなら、法隆寺はまだ建ったばかりで真新しいですよね。朱塗りもまだ残った赤い塔でしょう。
でも、今は、古ぼけた色褪せた古寺の古い塔ですよね。

同じモノを見る場合は、昔に見た方が、建物は新しいですよね。
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この回答へのお礼

なるほど!だから女の子は昔の記憶だけど風景は新しかったって表現をしたんですね。勉強になりました!ありがとうございます!

お礼日時:2010/02/10 02:37

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